754 名前: もしハサ ◆yfIvtTVRmA [sage] 投稿日: 2007/07/25(水) 18:38:57

パックを開け納豆の上に乗せてあるビニールを半分だけ持ち上げ、中身を小皿に移す。残りは食べずに晩に取っておく。
箸できっちり二百回かき混ぜてから一粒ずつ口へと運ぶ。これでもう満腹、箸を置き朝食を終える。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは超が付く程の健康不良児だった。

生まれた時から大魔術師として儀式の道具として育てられ、十年前の聖杯戦争で母は他界父は
自分とアインツベルン家を見捨ててわりとご近所に旅立ってしまう。
こんな環境で生きてきた19歳が肉体的にも精神的にもまともに育つはずがなかった。

朝食を終えた後彼女は祖父アハトに相談した。呼び出す英霊を変えてくれないかと。

今のイリヤは小聖杯としての役割を維持し続けるだけで精一杯だった。本来彼女はマスターとして
聖杯戦争に参加し、自らの持つ膨大な魔力により最強の英霊ヘラクレスを引き連れやってくる相手を
ことごとく打ち倒し優勝する――予定だったのだが、英霊召喚の儀式の度に途中でイリヤの体調が悪化し
延期され続けてきた為、本来召喚する予定だった日から一年が経過した今もいまだアインツベルンに英霊の姿はなかった。

その日の晩、アインツベルン城に住む全員による会議が開かれ、賛成多数で召喚対象の変更が決定された。
イリヤの為もあるが日数的にもこれ以上引き伸ばしては後手に回ってしまう事が変更に決め手となった。

急な変更、だが聖杯戦争には前準備なしでも召喚が可能で必要な魔力もごく僅かで済むクラスが一つだけある。

[選択肢]
イ.間桐桜が納豆をかき混ぜる話に飛ぶ
ロ.間桐慎二が納豆をかき混ぜる話に飛ぶ
ハ.ある魔術師が納豆をかき混ぜる話に飛ぶ
ニ.似たような話が続きそうなのでスキップする

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最終更新:2007年07月27日 23:21