962 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/08/05(日) 12:01:00

私はふと聞かなきゃなんねー事を思い出した。士郎がおんにゃのこになった事である。
私以外のメンバーがその事に対応出来ている事からして、どーやら私が臨死ってる間に変身して
言峰神父辺りが理由を説明して皆が納得したんだろうけど、これは私も聞いておかねば。

「バゼットさん、士郎がおんにゃ」「それで氷室さんはどうなったんですか?」
「いや、バゼットさんその前に士郎が」「氷室さんの話の続きお願いします」
「バゼット」「氷室さんはこの後どうなったんですか?」「バ」「氷室さんの話の続きを」
「ットさんちょっと」「氷室さんの話が聞きたいです」

だめだー!バゼットちゃん止まんねー!ええい、こうなったら氷室さんの物語をさっさと済ませるしか
なさそうね。


『氷室/stay night-vol.2伝説の戦い・名探偵氷室vs葛木総一郎』

「さあ―」

バットを電柱に対し、

「―正体を現すカネ!」

斜めに振り下ろす。
ボグッと柔らかい物を叩いた音がした。明らかに電柱を叩いて出る音ではない。
正体見たりとほくそ笑み氷室はさらに殴打を続ける。
何度目かで電柱の表面が剥がれ中身が飛び出した。だがそれは人の形をしていなかった。
電柱の中身、それは数千枚にも及ぶ緑色の紙切れだった。

「こ、これは一体?」

予想外の展開に氷室の思考が停止する。その顔の前を男の手が横切った。男の手は緑色の
紙切れを掴み取り引き寄せる。

「酢こんぶウマー」
「そういう貴方は葛木教諭カネ」

倫理教師葛木のおかげで一つの謎が解決した。穂群原の校門前の電柱の正体は酢こんぶ
だったのだ。道理でどちらもカレイドルビーに似ていると言われるわけである。

しかし、これで今日の調査は終了とするほど氷室鐘は甘くない。目の前にいる存在は
電柱と酢こんぶがシロと分かった現在、間桐桜と並んでもっともカレイドルビーだと
思われている存在なのである。

「葛木教諭、すまないが貴方の正体を確かめさせて頂きたいのだがね」
「ふむ、お前も私の過去を嗅ぎまわろうとするか」

バットを構える氷室、地面に伏せる様に低い体勢で構えをとる葛木、伝説の戦いが
今始まった。

先手を取ったのは氷室、彼女のバットが低い位置にある葛木の頭へと向かう。

「甘いな」

葛木は体勢をさらに低くして横なぎの一撃をかわした。そしてそのまま地面にうつ伏せに
なる。一見葛木にとっては不利な体勢、だがこの状態から相手を一撃で倒しうる技が彼
には存在した。

「蛇の―脱皮」
「んなっ、な、何をやっているカネ、葛木総一郎ー!!」

冷静沈着な氷室ですら取り乱す状況、いやこの動きを見て初見で冷静に対処できる女子が
この世に存在するだろうか?

「脱皮!脱皮!脱皮!」

葛木はうつ伏せの状態で腰を振り股間を地面に擦り合わせ続けていた。

vol.3に続く

【選択肢】氷室達三人娘の設定は公式準拠です。
シモンちゃん:んじゃ話がきりのいいところまで言ったので質問タイムっと。
準にゃん:しかしバゼットちゃんは続きを要求したのである。

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最終更新:2007年08月06日 01:54