702 名前: Fateサスペンス劇場 ◆7hlrIIlK1U [sage] 投稿日: 2006/08/13(日) 22:22:38

一、「翡翠ちゃんのメイド服」がしまってあった

「おおっ! これは!」

 ぺかーっと光る小豆色のエプロンドレス。ヘッドドレスも抜かりなく完備。これぞ夢にまで見た本物のメイド服! どこぞの二人組のようにパチモンじゃない究極の逸品。遠坂に着てもらったら似合うだろうか。桜でも最高だ。イリヤというのもどうだろう。ルヴィアに着せてもギャップがいい。とにかくこれは夢じゃない! 夢じゃないんだねママン!



 まあ、ただの夢にゃのだが。

「……やっぱりなぁ」

 何がやっぱりなのか分からないが、酷く落胆して目が覚めた。我ながらどんな夢を見ていたのだろう。やたらと汗をかいてるあたり始末が悪い。とんでもない悪夢、という感触ではなかったのだが。

 と、その時―――。

「きゃーーーーーーっ!!」

 追い詰められた悲鳴が鳴り響いた。何があったのか。嫌な予感がする。膨張するサスペンス。底なしに不吉な、まるで悲劇の開幕を告げるベルのようなあの恐怖の叫びは、そう、確かに―――。

一、遠坂のものだ
二、桜のものだ
三、イリヤのものだ
四、ルヴィアのものだ

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最終更新:2006年09月04日 16:47