659 名前: もしハサ ◆KAE8wjakBY [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 12:59:12
慎二の頭の中で最初に思いついたのは強さの順。これなら凛が3なのがしっくりくる。
だが―、
(僕が6っていうのは違うだろ!衛宮に負けた僕より弱い奴がここにいるわけないじゃん!)
納豆かき混ぜ二回転分考えあっさりと否定した。
強さの順ではないなら何か。慎二は自分が6に当てはまる条件で考え直す。すると、ここに到着した順番の様に思えてきた。
ここに来るまでの状況を思い返してみる。
「慎二ぃ~、ワシにも説明しておくれ~」
「思い返す事二百年前、ハンサムなワシは第一回聖杯戦争で大活躍」
「ジャストアモーメントじゃ慎二、このパーカーを着ていけ。これさえあれば遠坂にも勝てるかもしれんゲン担ぎアイテムじゃ」
(うん、クソジジイのせいで見事に出遅れてるね僕)
そして自分から一瞬遅れてあの男が到着。そこから僅かな時間をへてアサシンの演説が始まった。
以上から自分とあの男が最後に到着したマスターと考えて間違いない。よってあの男は7。
残りの扉は1・2・4・5、士郎がまだ移動していないのならこのどれかが当たりだ。
「遠坂、桜がこの館に入ったのってお前より早かったか分かる?」
「えーっと、私が家を出る時にはまだ桜の靴は玄関にあったから多分桜の方が後だと思うけど」
「よし、――――――じゃあ行くか」
慎二は扉の内一つを選んで歩みだす。
「ちょ、ちょっと間桐君!あんたどれがどこに通じているか分かったの?」
「大体はね。扉に書かれている番号はここに到着した順番だと思う。今モニターに映っている男が
僕の後から入ったから7、遠坂より遅かった桜が4か5、ならこの扉の先が衛宮の部屋の確率は三分の一以上」
そう言い1の扉の奥の廊下へと一歩を踏み出す。
そして凛は慎二の横に立ち腕をつかんで言った。
[選択肢]
イ.「ならば善は急げ時は金なりよ!」慎二を引っ張り1の扉の廊下を全力疾走。
ロ.「私のカンではこっちよ!」慎二を2の扉の前まで引っ張る。
ハ.「アホかおのれはー!」慎二をふりむかせざまにモンゴリアンチョップ。
慎二とは逆に強さ順で推理していた凛にとって1と2の扉は鬼門だったのだ。
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最終更新:2007年10月22日 19:18