252 :もしハサ ◆yfIvtTVRmA :2007/11/02(金) 15:31:21
(ここはベタに戦いを放映する原因になったマスター達の情報はどうでしょ?)
(いらん)
戦う気のなかった奴らなど私の脅威になりえない。よって情報など必要ない。
(んじゃ、単独でこっちに向かっていたマスターの情報とか、次の戦いが起きたときの
情報の提供の約束でどうでしょう?)
(いらん)
こちらに向かっていたマスターはおそらく扉が僅かに開いたままになっているバゼット
の逃げた先へと向かうだろう。ならば、次の戦いはほぼ間違いなくバゼットとその
マスターの組み合わせ。結果がある程度予測できるので単独行動中のマスターの情報と
次の戦いの情報も必要なし。
(マスターの魔力回復とかは?ハサン的に超オススメです)
(いらん)
(チッ)
マスターとサーヴァント間での魔力の移動、これは基本的には性行為によって行われる。
怪しいスキルの塊であるこいつと性行為をしようものなら洗脳されてしまったり、
廃人にされてしまってもおかしくはない。と、いうかそれ以前にこいつと性行為という
前提自体がありえない。
(あれもダメ、これもダメって・・・、じゃあマスターは私に一体何を望んでいるのですか?)
(そうだな、——————————————それじゃあギャルのパンティをもらおうか)
そのまま両者沈黙、納豆15回かき混ぜ分の時間が経った頃ようやくハサンからの念話が
再開された。
(マスター?えっと今何と)
(パンティだよパンティ。ただのパンティじゃないぞ、ギャルのパンティだ)
(はあ、ギャルのパンティですか。何で今その様なものを?)
(理由を言う必要はない。出せるのか、出せないのか?)
(一応出す事は出来ますけど)
そう言うと同時に壁の右側からピンク色の布きれを持った黒い手が生えてきた。
受け取って確認する。サイズはM、素材はシルク70%その他30%、匂えば石鹸の香り。
よし、間違いなくこれはギャルのパンティだ。
253 :もしハサ ◆yfIvtTVRmA :2007/11/02(金) 15:32:15
(よくやったハサン、手を引っ込めて念話を終わってもいいぞ)
(マスター、この状況で本当にそれが必要なのですか?)
(ああ、必要だとも。食欲・性欲・睡眠欲、人間はこの三大欲求によって動いている。
魔術師である私たちも同様だ。ゆえに、失った魔力を回復するのには三大欲求を満たす事
が効率がいい方法だ。ある魔術師は香を炊き、睡眠状態に近い脳波を出す事で効率を上げ、
あるカレーが好物の魔術師はカレー粉を持ち歩き、戦場で消耗する度にあらゆる食品に
カレー粉をぶっ掛け食べる事で回復する。お前も生前ハサン、すなわち麻薬を使用して
いた者なら私が言っている話が分かるだろう?つまりこういう事だ、私は魔力を回復
する為に、このギャルのパンティをっ!こうして頭にかぶるーっっっ!!
ハァハァハァー、キタキタキタキター!!ギャルパンティーパワーオーン!
この状態ならば、たとえ千発の弾丸を撃とうが疲れはしない!始まりの御三家だろうが
バゼットだろうが英霊だろうが何でもこいな最高の気分だ!)
(マスター、もう念話切りますねー。)
(教えてやろうハサン、今から140年前、魔術協会に一人の男がいた。その男は
悪魔憑きを退治する術の研究を専門分野とし、数多の戦場において成功を収め、論文の
提出や弟子の育成も怠らなかった。しかし、協会はその男を追放した。頭にギャルの
パンティをかぶったままの姿で戦う男を同士とは認められなかったからだ。協会を追い
出された男はその後故郷に帰り、彼の魔術は子孫に細々と伝えられていった。
その子孫の一人が私だ。私がこの聖杯戦争で勝利した暁には、おいハサン、聞いてるか?
ハ・サ・ン!・・・・聞いていないのか)
以上全て今作った作り話である。私や私の先祖はギャルのパンティで魔力を回復する
変態などではない。ハサンにこの様な願いをしたのは他に理由があったからだ。
手足を軽く屈伸させて体の調子を確認する、全快とは言えないが、こうして座っている
だけでも戦闘に足る分の魔力は十分に回復できた。そろそろ移動するとしよう。
この廊下を—、
最終更新:2007年11月17日 13:09