フェジテ内政部における、地上統治部門の若き幹部。
かつてはグラウンドの人間を快く思っておらず劣等種扱いしていたが、
グラウンドに遠征した際にイーヴルに襲われ深手を負ったところをグラウンドの村人に助けられた。
ジェラールがセラパーソン-「天使」-であり、その情報を売れば確実に村が潤うにも関わらず、
それを見ぬふりして一途に命を救ってくれたということで強い恩義を感じ、
以降は考えを改め内政部幹部では珍しいグラウンド共存派となっている。
だが、実際のところはグラウンドの彼らは必ずしも親切心からジェラールを救ったわけではなく、
ジェラールの持ち物を失敬した村人もおり、村には情報を売って儲けることを提案する勢力も生まれた。
ジェラールが去った後は村の中で血みどろの抗争が発生し、フェジテは村を隠蔽のため焼き払った。
デイジーら政府は、このことをジェラールにはあえて伝えていない。
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