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propositional logic。


■このページの目次


構成要素(語彙)

原子式

  • 文記号(命題変数)

論理演算子

意味 記号 別表現
否定
連言(論理積。かつ) ・, &
選言(論理和。または) (なし)
含意(ならば)
同値(双条件)
括弧 () [], {}
ゆえに

  • 否定
    • 「Aでない」→「Aである、ということはない」
  • 連言(conjunction, conjunctive)
  • 選言(disjunction, disjunctive)
    • 包括的な論理和を表す。「AかBの少なくとも一方」
    • 排他的な論理和「AかBのどちらか一方のみ」は、普通意味しない
  • 含意(implication)、条件法(condtional)
    • 「AであるのはBである時に限る」
      • 記号で表すとA⇒B
      • →「Bである時に限ってA」=「BでないならAでない」(対偶)
      • B⇒Aではない
    • 「Aの時のみBである」
      • 記号で表すとB⇒A
      • →「AでないならBでない」(対偶)
      • A⇒Bではない
  • 同値(equivalence)
    • 双条件(biconditional)とも
    • 「Pならば、そしてその時に限ってQ」という言い方もする。
  • ゆえに(従って)
    • 「├」という記号もある。Unicodeでは U+22A2 または U+22A6 (ここでは罫線文字で代用)
    • ネタ本(1)では「ゆえに」を語彙に含めていない

整論理式

wff(well-formed formula)。論理式とも。
  1. 任意の命題変数(原子論理式, 文記号)は整論理式
  2. φが整論理式ならば、その否定¬φは整論理式
  3. φとψが整論理式ならば、以下は整論理式
    • 連言(A∧B)
    • 選言(A∨B)
    • 含意(A⇒B)
    • 同値(A⇔B)
  4. 整論理式の一番外側の括弧は省略してよい(便宜上の規約)

原子式、その他の式

  1. 原子式(文記号)以外の論理式は分子式や複合式などとも呼ばれる。
  2. ある論理式の一部であり、それ自身論理式であるような式を部分式という。
  3. どの論理式もそれ自身の部分式である。

推論規則

  1. 否定除去(二重否定の消去)。¬¬PからPを導出できる。
  2. 連言導入(連言規則)。PとQからP∧Qを導出できる。
  3. 連言除去(単純化規則)。P∧QからPとQを導出できる。
  4. 選言導入(付加規則)。PからP∨QとQ∨Pを導出できる。
  5. 選言除去。P∨Q、P⇒x, Q⇒xからxを導出できる。
  6. 前件肯定(modus pones, MP)。PとP⇒QからQを導出できる。
  7. 同値導入(双条件法導入)。P⇒QとQ⇒PからP⇔Qを導出できる。
  8. 同値除去(双条件法除去)。P⇔QからP⇒Q、またはQ⇒Pを導出できる。
  9. 条件法導入(条件法証明)。Pを仮定してQが得られたらP⇒Qを導出できる。
  10. 否定導入(背理法)。Pを仮定してQと¬Qが得られたら¬Pを導出できる。(前提が矛盾しているということ)

下ふたつ(条件法導入と否定導入)は仮説(論証のために設定された仮定)を用いている点で他の規則と異なっている。

法則

■後件否定
  • P⇒Qと¬Qから¬Pを結論する。((P⇒Q)∧¬Q) ∴ ¬P

■ド・モルガンの法則
  • ¬(P∨Q) = (¬P)∧(¬Q)
  • ¬(P∧Q) = (¬P)∨(¬Q)

■分配法則
  • P∧(Q∨R) = (P∧Q)∨(P∧R)
  • P∨(Q∧R) = (P∨Q)∧(P∨R)

■含意は否定と選言だ
  • P⇒Q ⇔ ¬P∨Q
  • P⇒(Q∨R) ⇔ P∧¬Q ⇒ R

■P⇒Qに対して
  • 逆。Q⇒P
  • 裏。¬P⇒¬Q
  • 対偶。¬Q⇒¬P

■P⇒Qの時
  • PはQであるための十分条件
    • Pであるなら必ずQが成り立つ
  • QはPであるための必要条件
    • QでなかったらPではあり得ない(QであったとしてもPであるとは限らないが)

■選言三段論法
  • P∨Q, ¬P ∴ Q



最終更新:2012年01月30日 12:30