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『一般システム思考入門』(isbn:4-314-00254-9)から。



モデルの効用。

  1. 思考過程の改善。思考を方向づけ、質問を喚起する
  2. 特定のシステムの研究。実際の必要や目的に適用する
  3. 新しい法則の創造と古い法則の整備。モデルから新しい法則を見つける。合わなくなったものは仕立て直す

モデルとしての関数表示の効用。

  1. システムに関する(部分的な)知識を表現できる。
  2. 具体的な式と関数的依存関係との中間的知識を表現できる。
  3. 観測範囲を独立変数で明示できる。
  4. 当面重視しない項目(の関数的依存関係)も独立変数で明示できる。
  5. 関数を合成することで、より深い依存関係を明示できる。
  6. 要するに、うまく使えば、抽象と捨象をほどよく混合できる。



システムづくりの人間学』(共立出版、isbn:4-320-02281-5)


■「人的システム」へ
  • 目前の複雑さに立ち向かうには
    • 過去の類似の状況から学べ。
    • 人人がどのように考え、事実や先入観とどのように組み合わせて行動するかを学べ。

■一般システム思考とは(p.37-)
一般システム思考のテリトリーは、「問題を扱う手法の全体」である。

■一般システム思考信念(p.29)
  • 目前の問題を隅隅まで理解することの確実な代用品はない。
  • 全ての問題に適用できる手法はない。
  • 一つ以上の問題に有効な手法も沢山あるのだから、これまでにどんな手法がうまく行ったかを知ることは有益である。
  • 問題解決のコツは「やり方」にのみあるのではない。「潮時」も大切である。それを知ってこそ、解決方法を問題に、問題を解決方法に、合うように変換できる。
  • それでも、今までに知っていることだけでは手のつけられない問題、あるいは問題の誰も知らない側面は存在する。謙虚さが大切である。

■システム思考家とシステム問題(p.15)
  1. (人的)システム的な問題では、重要な次元は以下の要素から決定される。
    • システムに関与する人間、すなわちシステムに影響を及ぼす人間
    • システムから影響を受ける人間
  2. 影響を及ぼす要因と影響を受ける要因を確定することは、「システム家」の最初の、そして多分もっとも重要な仕事である。
  3. 与えられた情報を全部使おうとする人は、紙の山に溺れて何も達成できない。
  4. システム家とは、行動のための非常に具体的な計画を立てる人であり、しばしばそれらの計画の実施に立ち会って、それらを生きた現実に合わせるべく調整を行なう人である。

■特定システム思考(p.58)
  • 馬もテーブルも4本脚だが、馬はテーブルの代わりにはならないし、テーブルは馬ではない。
  • 一般システム思考も重要だが、特定システム思考も必要だ。

■観察者心得(p.69, p.82)
  • システムが観察者に対して公正であると期待してよい理由はない。
  • 訊ね方さえ知っていれば、情報の宝庫がその辺にごろごろしていることもある。
  • システムは、システム自体の目的を損なうかもしれない、という理由によって、情報を観察者の目から意図的に隠すことがある。
  • 観察したものが幻影か実像かよく考えること。
  • 特に欲望に観察が狂わされてはならない。

■システムの3B(プロセスとしてのシステム)
  • Being(在り方)。静的な構造、形態
  • Behaving(振舞い方)。可逆的な変化、状態
  • Becoming(成り方)。不可逆な変化、歴史
    • 過程。プロセス。メタプロセス

■おことば
  • 問題と解決は完全に精神的な存在である(p.13)
  • どんなシステムにせよ、生きて動いているシステムでは、人人はただそこにいる、というだけの理由によって他の人人を訓練する。(p.47)
  • アイデアを十分分析しないうちに試してはいけないが、十分よいアイデアがないうちに分析に時間を費やしてもいけない(p.125)



最終更新:2008年05月05日 14:42