バトルイベント会話2

ナリュキVSシーグライド
ナリュキ
「何をしているのです。
 貴方はこちら側でしょう」

シーグライド
「!?」

ナリュキ
「祖父から聞いたのです。
 貴方は昔は魔族による
 統治を目指していた
 さぁ、いまや時はととのいました。
 共和国など捨ててください。
 人間の下などという
 屈辱的な位置に
 甘んじることはないのです。
 こちらへ来るのです」

シーグライド
「ふっ」

ナリュキ
「何がおかしいのです?」

シーグライド
「いや、……懐かしいものだ。
 私にもそのように
 考えていた時期があった」

ナリュキ
「……」

シーグライド
「人間は信用できぬ。愚かで小さい」

ナリュキ
「そのとおりです」

シーグライド
「しかし、
 だからといって魔族は偉大か?」

ナリュキ
「……」

シーグライド
「心というものは移り変わるものだ……
 空よりもたやすくな」

ナリュキ
「そうでしょうか。
 私には人間を許せるときが来るとは
 思いません。
 そして、人魔共存が正しいとは
 どうしても思えないのです。
 人は他種族を弾圧する…
 …弱いくせに強がる、
 そして意見をすぐ変える。
 群れて少数を攻撃する……」

シーグライド
「ふふ。面白い。
 何もかも昔の私の考えのままだ。」

ナリュキ
「ならば……!」

シーグライド
「……あくまで”昔”だ」

ナリュキ
「なんと……」

シーグライド
「心は変わるぞ。
 周りの環境に、人の言葉によって……
 お前が今そうとしか思えないのは
 それは狭い世界に、
 それが正しいと
 信じ込まされている世界にいるからだ」

ナリュキ
「何を……!!」

シーグライド
「そうして人間を憎む気持ち、
 そのまま人間も感じているということを
 知れ」

ナリュキ
「……」

シーグライド
「そしてまだ
 お前がそう思うなら
 お前の周りで戦は耐えぬ」

ナリュキ
「たわむれごとを……!」

シーグライド
「たわむれか……ふふ。
 お前に必要なのは時間だな。
 争うこと、
 それが無意味で
 愚かと知るだけの時間だ」

ナリュキ
「……」

シーグライド
「それに、人間……
 それよりも信じられぬのは、
 今の私自身なのだ」

ナリュキ
「何を……」

シーグライド
「この戦争、
 私が原因を作っていたとしたら
 どうする?」

ナリュキ
「!?」

シーグライド
「ふふ……
 私は自分の後始末を
 しなくてはならないのだ。
 いくぞ!」




シーグライドVSジェイダ
シーグライド
「貴公……」

ジェイダ
「お前は……ふふ、不思議なものだ」

シーグライド
「まだ人間を?」

ジェイダ
「いや、俺は今は違う……
 違うのだが。色々あってな」

シーグライド
「ふふ、何を言う。
 何もなかった者などいないわ」

ジェイダ
「……そうだな」

シーグライド
「はは、そうだ。そして。」

ジェイダ
「そうだ。ここで剣を交えるのもそのため」

シーグライド
「さぁ、行こうか。
 剣の腕、上がったか確認させてもらおう」

ジェイダ
「俺も久々に血が熱い……では、いざ!」

シーグライド
「参る!」




カリスト・ホーンVSナリュキ
カリスト・ホーン
「愚かなものだ……魔族の若き指導者よ」

ナリュキ
「……」

カリスト・ホーン
「自分が利用されていることに
 気付かぬか
 祭り上げられているだけということに
 気付かぬか?」

ナリュキ
「……くっ。利用されてなどいない!
 この戦いは魔族の未来のためなのだ!
 俺が指揮を執ることが魔族のためなのだ」

カリスト・ホーン
「傀儡となっている間に
 情勢を見る目を曇らせたか……
 よかろう。
 その目、私が覚まさせてやろう!」



ムトVSソフィエ
ムト
「私はもうすぐ死ぬのでしょうな。
 ああ、夕日がきれいだ。
 ソフィエ様。我らが逃げ出した日も
 このような空でしたな」

ソフィエ
「……
 ムト、
 私がそなたの思いに答えなかったことを
 恨んでいるか?」

ムト
「……
 ソフィエ様、私は気付いておったのです」

ソフィエ
「……」

ムト
「貴方様が私の気持ちに
 気付いていたことを
 知っておったのです」

ソフィエ
「ムト、もうよい。」

ムト
「しかし、それでも私は……
 私は満足だった。
 おかしいですか?ソフィエ様……」

ソフィエ
「ムト」

ムト
「……」

ソフィエ
「おかしくなどないさ。
 体を繋げるだけが愛ではない。
 私は……」

ムト
「ごほ、ごほっ」

ソフィエ
「ムト……」

ムト
「いいのです。
 もう私は老いてしまいました
 ソフィエ様は綺麗なままだというのに
 私たちはこれでよかったのです
 そうでしょう、ソフィエ様」

ソフィエ
「ああ、そうだ
 ムト。私は幸せだったぞ」

ムト
「ええ、私もです。ソフィエ様……」

ソフィエ
「ああ。」

ムト
「私は貴方の手で死ねるなら…
 それでいい」

ソフィエ
「……
 すまない。」

ムト
「何を謝るんです
 私はそのために謀反した
 ソフィエ様、話を聞かせてください
 昔の話を、そして未来の話を……」




シーグライドVSリンドバーグ
シーグライド
「約束を……違えましたな。
 共和国に反旗を翻すこと、公王陛下が
 意味を理解してらっしゃらないとは
 思えないのですが?」

リンドバーグ
「シーグライド殿。
 しかし、貴方の言う共和国は現在国民に
 何をもたらしているのですか?
 何を施しているのですか?」

シーグライド
「……」

リンドバーグ
「政治は民を餓えさせ、
 殺すためにあるのですかな?」

シーグライド
「……今は確かに、
 そのような状況にある。
 しかし、国をもう一度纏め、
 統治する。
 そして、さらに管理を強化し、
 今度こそ共和国を、
 理想の国を作るのだ。
 そのために貴国が
 軍隊を持つことを許したのだ。
 さぁ、約束だ。
 我が国に強力していただこう。」

リンドバーグ
「なるほど。そうかもしれん。
 理想の国……それは甘美な響きだ」

シーグライド
「……」

リンドバーグ
「シーグライド殿。あえて尋ねる。
 今ここで貴公に帰順し、
 共和国を立て直すこと、
 それとも共和国に反旗を翻すこと。
 どちらが民のためか?」

シーグライド
「それは……」

リンドバーグ
「答えることはできないですかな。
 ならば、それが答え。
 シーグライド殿。残念ながら
 貴方は魔族の観点でしか
 物事をはかれないようだ」

シーグライド
「何!?」

リンドバーグ
「我々人間は、
 貴方が理想の国家を作るまで、
 あと何世代経たなければならない?」

シーグライド
「!!!」

リンドバーグ
「私が言いたいのはそういうこと。
 さぁ、剣を取れ」



キガラVSダブルエックス
キガラ
「久しいの」

ダブルエックス
「…
 ふむ?もう一度いってくれんかのう
 どちら様だったかな?」

キガラ
「ハッ。よく言うよ
 あんたの面は忘れたくても
 忘れられぬよ」

ダブルエックス
「……」

キガラ
「あの戦乱が
 まざまざと思い出されるよ」

ダブルエックス
「……
 今ではすっかり”村のオババ”に
 おさまったようじゃないか」

キガラ
「ああ。こんな時代だ
 過去を隠すのなんて簡単なのさ」

ダブルエックス
「……
 同感じゃ」

キガラ
「しかし不思議なものじゃのう
 こんなに年をとったのに
 昔なじみに再会すると
 昔の顔ばかりが思い浮かぶよ
 お主は
 精悍な面構えの
 いい男じゃったのう…」

ダブルエックス
「お前さんは
 ぎらぎらと血に飢えた
 獣のようじゃったのう」

キガラ
「ほっほ
 まだその気持ちは
 ここに残っているぞえ」

ダブルエックス
「ほっほ
 どれ…
 ならば…確認させてもらおう」


ラリVSラ・ホマロイ3世
ラ・ホマロイ3世
「少女よ」

ラリ
「……」

ラ・ホマロイ3世
「復讐は何を生むか?
 復讐はお前に何をもたらすか?」

ラリ
「そんなの……関係ない。
 アタイはあの日に全てを捨てたのさ
 姉さんの仇をとるんだ。
 復讐は成し遂げなければならない。
 そのための生だ」

ラ・ホマロイ3世
「姉はそれを望むか」

ラリ
「…!?
 当たり前だ!」

ラ・ホマロイ3世
「そうか……」

ラリ
「なぜ、そんな悲しそうな目をする……
 アタイが自分で選んだンだ、
 後悔はしていない!」

ラ・ホマロイ3世
「少女よ、一つ問う」

ラリ
「…なんだ」

ラ・ホマロイ3世
「復讐をなしたあと、何をする」

ラリ
「!」

ラ・ホマロイ3世
「その後、どのように生きていく?」

ラリ
「アタイ……アタイは……」

ラ・ホマロイ3世
「……もはや何も言わぬ。
 ただ、迷えるお前の魂を
 今ここでコリーア様の下へ
 送り届けよう。
 それがお前と姉のためだ」

ラリ
「姉さんの名を語るな!」



チューナーVSネオリス
チューナー
「ネ、ネオリスちゃん!」

ネオリス
「ん?あんたは……」

チューナー
「ネオリスちゃんファンクラブ
 会員番号1番のチューナーでっす!」

ネオリス
「えー!いつもお応援ありがとう!
 ところで、あなたはどうしてここに?」

チューナー
「戦場なら
 ネオリスちゃんに会えると思って……!
 その!」

ネオリス
「ええ~! 危ないですよ~!」

チューナー
「いいんだ!
 ネオリスちゃんに会えない人生なんて
 生きててもしょうがないんだ!!!
 そして、
 こうして会えたわけだし……はうっ!」

ネオリス
「キャ~!!失神しちゃったぁ~!
 だれか~!」

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最終更新:2013年10月09日 18:45
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