|
(古い字)(神代語)
ルミナス西部で風邪のような物が流行っていると聞いてしばらく、誰も何も向こうからやってこない。
何か大変な事態が起きているような気がして、僕は友人を連れて現地へ向かった。
吸血人には人の病気はおおよそ無縁だし、我々が行くのが一番だろう。補給の人には危ない目に遭わせる事になるが…最善を尽くすしか無い。
何だこれは。
『無事な村』から西へ向かった次の集落では悪魔が生活していた。
…正確には悪魔のような、人のような、不気味な生物だ。取り替え子、とかそのような次元の物ではない。
何も知らず彼らの村に立ち入った我々は極めて敵対的な目を向けられ、危険を感じ素早く立ち去った。
僕が想定しているより不味い事態が起きている…?
兎も角ここから先に進むには自給自足が前提になりそうだ。
西へ進むにつれ段階的に住民の『悪魔化』は進んだ状態に見えた。
ある地点から先は完全に集落が放棄されていたが、代わりに悪魔がまるで元々住んでいたかのように平然と群れてこの地上を闊歩している。
何処からか現れたのか、それとも『変わった』のか、何故こんな事が起きたのか、何もわからない。ただこの状況は世界にとって危険過ぎる。
何度か戦闘も経験したが、彼らの能力は明らかに人外のそれだ。
植物が妙に大きい気がする。この辺りでこんな馬鹿みたいな大きさに育つなんて有り得ない。これも事件の一部なのか?
補給隊の幾人かが体調不良を訴え始めた。症状としては風邪のような瑣末な物だが、コンコルディアで聞いた話を考えると極めて危険な気がする。
しかし個人的な考えとしてこの手の軽い不調を奇跡だので強引に治すのは好きじゃない。そもそも神官が居ない。対症処置だけを行う事にする。
間もなく撤収を余儀なくされるだろう。それまでに何か見つけられれば良いのだが…
女の子、見つけ た かえる
|