とおきもの たかきもの
けしてふれられることなく
あらきもの きよきもの
ふるえるかぜはあおきほこり
くらきもの ふかきもの
やみにはしるいかづちのかげ
はやきもの つよきもの
てんをのぼりだいちをゆるがす
こたえよ そはあらし
われらを**もの
――山村の伝承による――
|
+
|
ソルス=ベイ、サルトゥ神殿の蔵書より抜粋 |
かつて山岳に小神あり。
その姿気高き馬の様をして、空を操る。
民これを祀り、恵みをもって村を成す。
然るに、民恩を忘れ儀を怠る。神怒りて嵐やまず。
民これを畏れ贄を立て、娘山奥の社にて儀を行う。
嵐止み、民これを慶ぶも神の恵み還らず。
御姿再び見えることなく、民もまた神を忘れり。
|
|
+
|
オクード、学者の手記より抜粋 |
かつて山の頂には嵐を司る神が住むという古びた伝説があった。
この村が「悪しき者」に脅かされたとき、神に祈りを捧げ村が救われたという話だ。
しかしそれを示す証拠はなく、ジオ神のように奇跡を授かったものもいない。
そのため、伝説を信じている村人はおらず、他の土地でも見られるようにおそらくは魔王軍の侵攻と戦況の好転が土着の信仰に結び付いただけのものと考えられる。
だが、本当にそれだけだろうか……?
|
最終更新:2020年01月12日 14:08