自己紹介
始めまして。僕の名は
比留間慎也(ヒルマ シンヤ)だ。
普段はとある組織で“隕石に起因する超能力”の研究分析を行っている。
チェンジリング・デイから4年経った現在、
今夜はこの「ペフェ」、「バッフ」、「エグザ」などと俗に呼ばれている能力について、
僕の研究成果を少しだけ紹介しようと思う。
個人が持てる能力数について
まず、大原則として
- 1人の人間は昼にしか使えない「昼の能力」と夜にしか使えない「夜の能力」の2つの超能力を持つことができる。
という法則があることが、研究によってつきとめられている。
昼夜どちらかの能力しか持っていない人、あるいはまったく能力を持っていない人も沢山いるが、
そういう人はまだ自分の能力に気づいていないだけで、潜在的にはすべての人が超能力者だと考えることができる。
また、一見3つ以上の能力を持っているように見えても、そのうちのいくつかは他の能力を応用して使っているということになる。
まれに見掛け上昼夜問わず能力を発揮することができる人もいるけど、
そういう人は偶然似たような性質の能力を2つ持っている、と考えることができる。
そういった人たちの能力についてよく検証してみると、やはり昼と夜で能力の性質が明確に(あるいは微妙に)異なっていることが分かるはずだ。
では、「昼の能力」が使える時間帯と「夜の能力」が使える時間帯の境目はどこなのか、
あるいは、昼と夜を分ける基準は何か、といった疑問が浮かぶが、これについては諸説があるようだ。
その話をすると時間が長くなってしまうので、またの機会に回そうと思う。
今回は、そうだな──
僕が研究結果を纏める際に使っている、能力の分類法について話そう。
比留間慎也による能力の分類法(その1)
“能力”は、その効果が発揮される条件によって、大きく「意識性」と「無意識性」の2つのタイプに分類することができる。
- 「意識性」は、使用者が能力を行使しようと思うことで、初めて効果が発揮されるタイプ。
無論、昼の能力は昼の間だけしか使えないし、夜の能力は夜の間だけしか使えない。
もちろん、この他に特定の条件を満さなければ使えない場合もある。
- 「無意識性」は、本人の意思とは関係なく、常に効力が発揮されつづけるタイプの能力。
または、特定の条件下で、やはり本人の意思とは関係なく発動してしまうタイプの能力。
それぞれ日没や夜明けになると、自然に効力は消滅してしまうことは言うまでもない。
比留間慎也による能力の分類法(その2)
次に、能力はそれが影響を及ぼす範囲によって、4つに大別することができる。
身体能力の向上や変身能力など、自分に変化をもたらすタイプの能力。
サイコキネシスなど、主に指定した対象に影響を与えるタイプの能力。
物質や現象を無から生み出すタイプの能力。
一説には異世界から取り寄せたり召喚したりしているのではないかとも言われている。
宇宙の法則そのものを書き換える能力。
周囲の空間を支配して自分が有利になる領域を作り出す。(※
比留間慎也の考察(第3回)より、力場型に名称変更)
法則歪曲型についての補足
ちょっと注意してもらいたいのが、法則歪曲型能力についてだ。
基本的に書き換えられた法則は時間的、空間的に限られた範囲内にしか適用されないと思ってもらっていい。
(能力保持者は世界中に数えきれないほどいるんだから、そうでなければ宇宙は文字通り収拾がつかなくなってしまうだろう。)
限られた空間の中で法則を変えてしまうことから、「結界型」と名づけられているというわけだ。
ちなみに、地球全体とか、日本全土に作用するようなスケールの大きな能力は未だに報告されていない。
他者干渉型との違いは、範囲内なら無差別にその効果が適用されてしまうことにある。
(もっとも、範囲内の対象にのみその法則が適用されないようにできる能力も世の中にはあったりして、
そういうのは他者干渉と法則歪曲の両方の性質を併せ持っている事になる。)
もちろん、すべての能力が上に挙げた類型に当てはまる、というわけじゃない。
上の用語は、あくまでも僕の研究上で統計を取るために便宜上使っている言葉にすぎない。
しかし、一方で研究した能力をデータベース上に纏める上でこの分類法は非常に役立っているということもまた付け加えておきたい。
というわけで、今夜の講義はここまでだ。
また何か分からないことがあったら呼んでくれよ。
登場キャラクター
最終更新:2014年08月31日 23:17