アットウィキロゴ
※なんとも、ネタその2 混ぜるな危険
 のっとチャット そして のっとSS。前回よりは結構短め


「選抜……ですか?」
 夕食の途中、お爺様が切り出してきたのは唐突な誘いだった。
 選抜、と聞こえた。
 煮物に運んだ箸が止まる。
 私の勘違いでなければ、大会での良成績者しか出場できない、あの
「そうだ。今日の昼に藤田プロから電話が掛かってきてな、選抜選手候補にお前が入ってるそうだ数絵」
 聞き間違いでも勘違いでもなかったらしい。
「それで、今度ウチに出向いて一局打たせて欲しい、だとよ。……ったく、あの娘は」
「私で、よろしいんでしょうか」
「ああ。個人戦での活躍を見込んでの事だそうだ、もちろん、他の選手にも声をかけて回ってるらしいがな」
 千曲東のにまでしっかり目を通してるから、自信を持っていい。
 お爺様はそう言って話を締めた。
 …………
 嬉しい。
 プロを目指す身としては、全国での活躍が最も重要なステップになる。
 今年は実力不足が身にしみ、半ば諦めて―(秋の選抜除く)―いたのだが
 こんな形で絶好の機会が訪れるとは。
「お爺様っ、私、頑張ります!!」
「その意気だ……それとな」
「はい?」
「……煮物にまで意気込まんでくれ、里芋が崩れてきとるぞ」
「あぁっ!?」
 哀れ、里芋は私の箸で押し潰されてしまっていた。


namber:と、言う訳で全国への夢が繋がりましたっ!


 嬉しさのあまり、食事の片づけが終わり次第、いつもの長野女子部屋に繋いでいた。
 こう身勝手なのだが、おめでとう、って言って欲しかった


紫炎姫:
のどっち:
ステルスモモ:


 しかして言葉どころか、反応からしてなかったりする。
 ……けれども、少し冷静になって考えてみると当然なのかもしれない。
 ここにいる人達も同じ高校生で、全国を目指して日々頑張っている人たちなのだ。
 そんな中、その夢を他の人が掴む機会が与えられたというのは――


namber:……あの、みなさんn
紫炎姫:…………アイツが、お前の家に、行くだと?
のどっち:ロリコン……守備範囲上げたのか
ステルスモモ:でも南場さん、ピュアっすから。そういった意味ではどストライクなんじゃ
namber:へ?
紫炎姫:…………ちょっと、やらせるわけにはいかないよな
のどっち:個人的にはアイツ叩き潰せるんなら、良い機会だと思う
ステルスモモ:南場さん、大丈夫っすよ。しっかり話はつけとくっすから


 ……謝ろうとしたら、それよりも先になにか始まってしまった。
 ……少しばかりついていけない。
 と、言うか叩き潰すとか剣呑な言葉が出てる気がする


namber:え、とよくわかりませんが、お爺様も交えての対局だそうでして


 取り敢えず軌道修正を試みてみる。
 これで、少しは――


紫炎姫:あぁ、何だ。それなら――
のどっち:………いや、これでもまだ3マーだよな。後一人は?
namber:あ、はい。藤田プロと懇意のあるプロの方が来られるそうでして
ステルスモモ:誰っすかね
のどっち:待てお前ら!奴の息が掛かった奴だぞ!!そいつが爺さんの動きを止めてる間に
紫炎姫:―-どうにかして潰さなきゃな


 良くなりませんでした。寧ろ余計悪化したみたいです。


紫炎姫:あー、まぁ、それはそうと


 これは、一体どうしたものか――


紫炎姫:おめでとう、南場


 どうでも、よくなったかもしれない。
 言ってもらいたかった言葉を貰えたから、それで満足。
 自分事ながら、単純だと思う。
 だけど、胸の奥から、お爺様に知らせて貰った時以上の喜びが、
 溢れて、


namber:はい、ありがとうございます!


 頭で思うよりも早く、タイピングしていた。


のどっち:ま、普通におめでとうだわな
ステルスモモ:南場さんおめでとうっす
namber:はい、皆さんありがとうございます


 それからしばらく、選抜についての話になった。
 さっきまでの剣呑な話はひとまず保留らしい。
 ……取り合えず、私の家に来るまでまだ日があるからだとか何とか。


のどっち:しかし、選抜ってどういう形式なんだろうな
紫炎姫:県予選と一緒。個人戦と団体戦でのトーナメント
ステルスモモ:団体戦、ってどうなるんすかね?
紫炎姫:大体は5人1チーム。だけど枠が取れれば2チーム
namber:東京はいつも複数枠とってますよね
ステルスモモ:それに東東京やら西東京やら、やたら多いっすからね
のどっち:……ま、その内の半分以上白糸台と臨海で埋まってるんだろうがな


 去年の個人全国優勝者輩出高にして団体全国優勝高校、白糸台。
 それに、国際大会上位成績者の引き抜きで構成されている異色高校、臨海
 確かにどちらも、まぎれもない強力高。
 一体、どのような面子が――


九月愛:本気出した私等の前に敵居ないから、正直他の奴等邪魔なんだけどな
namber:
紫炎姫:
のどっち:
ステルスモモ:
ハオハオ:それは聞き捨てならない、今年は我々が全て頂いてく予定なのでね
namber:
紫炎姫:
のどっち
ステルスモモ:
ネオ緑茶:………まぁ、かませ臭がぷんぷんしてるんだけどな

 てる☆てるさんが入室しました

てる☆てる:みんな、久しぶりっ!混~ぜ~t

 てる☆てるさんが退室しました

九月愛:あ、逃げたぞっ!!
ネオ緑茶:追えっ!!
ハオハオ:逃がすかっ、日本MVP!!

 九月愛さんが退室しました
 ネオ緑茶さんが退室しました
 ハオハオさんが退室しました

namber:
紫炎姫:
のどっち:
ステルスモモ:


 ………………全国区って、一体。


~閑話休題~

のどっち:お、悪い。ウチの部長から緊急メール入った、落ちるわ
紫炎姫:緊急?珍しいな
のどっち:おー、電話して来いとか書いてある。じゃぁな
ステルスモモ:お疲れさまっす、っと、私も落ちるっす。先輩から電話っす
namber:あ、はい。お疲れ様でした
紫炎姫:使えない子ノシ

 のどっちさんが退室しました
 ステルスモモさんが退室しました


 お二方とも、立て続けにオチていってしまった。
 モモさんの先輩はいつもの事だけど、のどっちさんの部長は珍しい。
 少しばかり気になるけど、それよりも――


紫炎姫:まさか、二人も緊急でオチるなんてな
namber:そ、そうですね


 紫炎姫さんと二人っきり、である。
 そういえばこの間の徹夜の時以来かもしれない。
 いや、あの時は確か九月愛さんやネオ緑茶さんが潜んでたりしてたけど
 その二人(+1)もさっき出て行って、


紫炎姫:さて、どうするかな……
namber:ど、どうしましょうねっ


 間違いなく、今度こそ二人っきり、である。
 動悸がする。
 いや、落ち着け私。
 二人っきりといっても、いわゆるパソコンゲームの中だ。
 別に本当に二人っきりというわけでなく、現実では私が一人いるだけで、
 だから、そんなに緊張することはないし、
「それに、紫炎姫さんは、ホラ、いつもどおりだし……」
 自分に言い聞かせる。
 私がどうしてこんなに混乱してるかはわからないけど、私だけで


紫炎姫:………本当に、どうするかな
namber:ど、どうとはっ!?
紫炎姫:……こんな事言うと、あれなんだが、
namber:は、はいっ!
柴炎姫:……照れ臭く、なってきた
namber:


 私だけじゃ、なかったらしい。
 その文字列を読んだだけで、私の動悸は跳ね上がって
 いや、その私はともかく、その、えと


namber:紫炎姫さんも、ですか
紫炎姫:ん……
namber:どうして、ですか
紫炎姫:…………この間の、
namber:そう、ですか
紫炎姫:ん……


 マズい。何がどうマズいかもわからないけど、とにかくマズい。
 いや、だって、


namber:紫炎姫さん、可愛いです


 そう、可愛くて仕方がないといいます、か
 ……………


紫炎姫:


 ………………………ひょっとして、やっちゃいましたでしょうか私。
 最近、頭を介さずに体が勝手に動いてる気がする。
 脳内ストッパー(主に理性とか)仕事してください。
 ちなみにログは消せない仕様。
 ……あー……無理を承知でやり直したい
 紫炎姫さんにだけは、変に思われたくはない


紫炎姫:………リアルの私見た事無いくせに
namber:え、と。その、あの
紫炎姫:…………可愛いのは、南場の方


 ……………


namber:いえ、その、そんな事は決しt
紫炎姫:……私は、予選で見たからわかる
namber:あぅ……
紫炎姫:……それに、仮にチャットだけでもわかる
namber:それでしたら、紫炎姫さんが可愛いのも間違ってないです
紫炎姫:それは間違い。私は可愛くなんかない
namber:紫炎姫さん、可愛いです
紫炎姫:……南場の方が可愛い
namber:……紫炎姫さんの方が可愛いです
紫炎姫:…南場の方
namber:…紫炎姫さんの方
紫炎姫:南場
namber:紫炎姫、さん。s

 龍門渕透華さんが入室しました

龍門渕透華:失礼、こちらにともきーなる沢村智紀はおりますかしらっ!?
namber:
紫炎姫:
龍門渕透華:いないようですわね
龍門渕透華:あぁ、もしともきーというのが来たら伝言していただけますかしら
namber:
紫炎姫:
龍門渕透華:『全国』への選抜合宿があるという事を!
龍門渕透華:えぇ、我らが龍門渕が全国に行くお話があるという事を!!
龍門渕透華:では、失礼致しましたわ。オーッホッホッホッホッホッホ

 龍門渕透華さんが退室しました

namber:
紫炎姫:


 何か、以前もこんなパターンがあったような気がする。
 色々と暴走していた頭が、幸か不幸かそれこそ冷や水かけられたが如く冷めていく。
 少しばかり、もう少しだけ、あのままでいたかった気もしないでもない。
 ………残念


紫炎姫:あー、あの二人はそう言う事だったのか
namber:紫炎姫さん?
紫炎姫:ん、今日の所はこれで私もオチるわ
namber:あ、は、はい!
紫炎姫:……お邪魔も入っちゃったし
namber:……そう、ですね
紫炎姫:………また、明日。使える子ノシ
namber:はい、また、明日です

 紫炎姫さんが退室しました


 いつも通りの、だけど少し違う挨拶で紫炎姫さんは退室していった。
 私もそろそろ、退室した方がいいかもしれない。
 さすがにこの時間帯からの入室は無いだろうし、されても対局をする時間も余り取れないだろうし
 そう思い、退室するにカーソルを運び


こまっきー:いやー初々しいしかったですね♪
ハッちゃん:……姫様はああ言うのが好きなんですかー?
namber:
こまっきー:そうですね、少し憧れたりもします
ハッちゃん:……だったら、幾らでもお手伝いするですよー
こまっきー:あらあら、ありがとうございます
namber:


 もう嫌だこの全国区達


ようやっとキャッキャウフフに一足踏み出したような話
うん、あんまりそうでもない気がしないでもないが
………何だかんだで全国区と戦ってるここの南場さんの経験地は高いと思ふ
……原作での強さはアニメ準拠なのかな。とにかく活躍して欲しいものだ。
飛ばされた個人戦の分まで、切実に

  • test -- 名無しさん (2009-12-01 18:43:26)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年02月28日 14:30