• 千葉の「学校であった怖い噂」のメールの内容3 (29~途中)
 ※文章は簡略化しているため文体がおかしいところが多々あります。
 ※カッコ内は怖い話以外の内容。顔文字などは除きますが出来るだけそのままの文章で書いています)

富沢木里 自分の高校の話
時計台は真夜中の12時になると、ぐるぐる時計の針が回る時がある。
で、そのぐるぐる回る時計をずっと見てると違う世界にいけるって話。
(まあ、おとぎ話だよね、ほとんど)
でも、その時計台で、前に首を吊って自殺した子とかいて、その幽霊が出てくるというのもある。

田丸直樹 自分が高校の時の話 恐怖体験
よく学校に銅像があるが、自分の学校には銅像の他にもトーテムポールがあった。卒業生が作ったものらしい。
ある日学校で用事があって帰りが遅くなった時があった。辺りは暗くて周りに人影もない。
早く帰ろうと思ってそのトーテムポールの前を通ったらトーテムポールの上で、バサバサって音がした。
気になって音がしたほうを見上げた時に、暗くて良く見えなかったが、手が翼になってる鳥人間のようなものが自分をジーッと見てるのが見えた。
びっくりして尻餅をついたままその鳥人間を見ているだけしか出来なかった。
そしたら鳥人間は「クエックエッ!」と不気味な声を発して、そのまま羽ばたいてどこかに飛んでいった。
(嘘じゃないぞ。俺は、確かに見たんだ。でも子供たちにこの話を話しても、笑うだけで、信じてくれないんだよな。)

倉崎亮太 自分の小学校の話
トイレのどこからか、変なおばあさんの声が聞こえてくる。
トイレに入っていると「赤い紙ほしいかぁ~、青い紙ほしいかぁ~」と聞こえてきて、赤い紙ほしいって答えると、血まみれになって死ぬ。
青い紙ほしいって答えると身体中の血を抜かれて真っ青になって死ぬ。
だからその質問に答えると必ず死ぬと言う事。
でも助かる方法がある。黄色い紙って答える事。でもその場合助かるけれど体中真っ黄色になる。
どうして真っ黄色になるかは言わせるな。そりゃあもう、身体中臭くて臭くて一ヶ月は臭いが取れないらしい。
死んだ方がいいくらい恥ずかしい。

重沢勝平 自分の小学校の話
美術室に人間の手首の石膏が置いてある。パーの形の石膏。でも、この石膏、時々動く。
この石膏がちょうど中指をつきたててオラオラの形をしているのを見てしまったらその人は死ぬ。必ず死ぬ。
(早くあの石膏片付けてくれたらいいのに。そうだ、今度わざと壊しちゃおうかな。でも呪われたらいやだから、亮太に頼んでみようかな。駄目だ、亮太が呪われたら悲しいからな。お兄さん、よければ今度俺の小学校に忍び込んで呪われた石膏を壊してください)

浅生深美 自分が高校2年の時の話
高校時代美術部に所属していた。結構県内でも有名で、県の作品展とかにもよく入賞してたのね。
高校2年生のとき、県の美術コンクール用の作品を描く事になって、自分は風景画を描いた。
家族旅行で行った北海道の牧場の絵。
家族旅行なんて小さい時に一回行っただけだったが、その時に行った牧場の風景が忘れられなかった。
澄み切った青空と地平線まで広がる草原の緑のコントラスト。世の中にこんな綺麗な所があったんだ!と子供ながらに感動したのを覚えている。
絵も完成し、コンクールに出展する日、絵を見たら草原に何故か女の子の絵が描かれていた。自分は描いた覚えはない。
でもその女の子は絵はまるで初めからそこにいたかのような存在感があった。誰かのいたずらとも思ったけど、時間もなかったしそのままコンクールに出展した。
そうしたら金賞をとって自分でもビックリした。
金賞を取った絵は市役所に一定期間置かれ、恥ずかしかったが一応見ておいたほうが良いので見に行った。
すると出展したときにはいたはずの女の子の絵がなくなっていた。

春日井千春 小学校の頃の体験話
小学校の頃、体が弱くて保健室に行く事が多かった。
夏休みが始まる少し前、体育の時間は外でドッジボールをしてた。
ただでさえ暑い夏の日に外で体育なんてやりたくないのに、おまけにドッジボールって当たったら痛いから凄くやりたくないと思ってたら丁度気分も悪くなってきて保健室に行った。
先生に気持ち悪いんですと言い、ベッドに寝かせてもらった。
先生は自分をベッドに寝かせたら用事があるからとどこかへ行っちゃったが、煙草吸いに行ったと自分は思う。
入った時煙ってたのを覚えてる。
それで一人でベッドに寝てたんだけど、保健室は2つあって、ベッドのカーテンで仕切られてあるもう1つのベッドで誰か座ってた。
ぼーって見てたら、その子が「なにしてんの?」と喋りかけてきた。男の子か女の子かはわからなかった。
「気持ち悪いから寝てるの」って言ったらその影が「嘘つき」って言ってきてむかついて「嘘じゃないよ!ホントに気持ち悪いんだもん」と言ったら、またその子が「嘘つき」と言った。
完全に頭にきて起き上がって文句言ってやろうとカーテンを勢いよく開けた。
するとベッドの上には誰も居なかった。気持ち悪いのもどこかに飛んでった。
びっくりしてたら先生が戻ってきて、唖然としてる自分を不思議そうに見てた。

緒方真菜
この間愛知県に旅行に行ったんだけれど着いたのが大分遅くなった。
駅から旅館までは歩いていったんだけどその途中学校があって、その前を通りかかった時、なにか校庭から音が聞こえてきた。
ザッザッザッって何かが歩くような音。
月明かりが眩しかったから夜でも結構見えた。
何かと思ってよく見てみると人形だった。それも桃太郎。桃太郎が校庭を走り回っている。
あまりの事にぎょっとした。なんで、校庭に桃太郎?
しかもさらによく見てみると、その人形を女の子が後ろから楽しそうに追いかけてた。
今思い出してもシュールな光景だった。

加賀美慶介
小学校によく二宮金次郎の銅像があるけど、あれは夜中になると校庭を走り回るんだって。
俺の友達の友達が実際見たって言ってた。
でも校庭を走り回るなんて奴も勉強ばかりでストレス溜まってたのかな

三橋優一 自分が高校2年のときの話
自分は幽霊とか妖怪を信じないが、高校の時に不思議な体験をした。
高2の時、同じクラスに時田さんという女の子がいた。彼女は内向的な性格で友達もいないらしく、いつも一人で席に座って本を読んでいるか窓の外を眺めていた。
文化祭の実行委員を決めた時、実行委員なんて面倒なもの誰もやりたがらないらしく一向に手が上がらず、クラスの女子が時田さんに押し付け、断れず引き受けた。
今度は面倒な上にパートナーが時田さんと言う事もあって誰も手をあげようとしなかった。
いい加減痺れを切らしてきた頃、友人の加賀美が手を上げた。
加賀美はサッカー部のキャプテンを務めるなどスポーツ万能で女子に人気があった。
彼が手を上げた途端、さっきまで嫌だ嫌だと言っていた女子たちがやっぱりやると言い出して、現金だなあと思った。
結局実行委員は時田さんと加賀美に。
後で加賀美に聞いたら「だれかがやらなきゃならない時、自分がやります!って颯爽と手を上げたらカッコイイだろ?」と笑いながら言っていた。
彼はクラスで浮いていた時田さんの事を別段気にすることなく普通に接していた。
最初は戸惑っていた時田さんも加賀美と接するうちにだんだんクラスに馴染んできたように見えた。
ただ、一つ気になったのは時田さんの影。
いつも遠巻きに2人を見ていたが、決まって加賀美と話している時に時田さんの影がぶれるような動きをした。
時田さん自身は下を向いたまま、少し上目がちに加賀美と話していたが、影はその姿勢のまま言葉に反応するように左右にぶれるように震えていた。
そんな事を度々見るようになった時、加賀美が自分に相談をしてきた。
なんでも家に帰るとカーテンに人の影が映ったり、壁に誰も立っていないはずなのに、時折影を見かける事があるという内容。
それを聞いて、時田さんの影ではないかと思ったが、いくらなんでもそんなの非科学的なので、気のせいだと気休めに声をかけるくらいだった。
2人が実行委員になって1ヶ月くらい経った時に事件はおきた。
加賀美の事を好きだと思われるクラスメイトの女子が時田さんを暗いだの加賀美君に迷惑掛けてるなどひどくなじった。
時田さんは下を向いたまま、ただ黙って耐えているようで、自分は止めようと彼女達の方に近づいた時、時田さんの影が陽炎のようにゆらゆらと激しく揺れているのを見た。
呆気に取られてみている自分の前で影はゆっくり罵倒している女子の方へ伸びていった。
なぜだかそれがとても危険なような気がして「だめだ!時田さん!」と叫んだ。すると>彼女はビクッと身体を震わせたかと思うとそのまま地面に崩れ落ちた。
周りが騒然としている中、加賀美が時田さんを見るなり抱きかかえて保健室まで連れていった。
この事件の後、加賀美と時田さんは付き合うようになったが、結局影については何だったのか良くわからない。
ただ、付き合いだしてからは、影が揺らぐのを見ておらず、加賀美の家にも人影が現れなくなった。
今思うとあれは時田さんの心が具現化したものかもしれない。何故自分が見れたのかはよくわからないが…。
2人は今も仲良く付き合ってるが、あの2人の間に前のように第三者が介入してきたら…
もしくは加賀美が彼女を裏切るような事をしたとしたら、そのとき彼女はどうなるのか…それが心配でならない。

青山瞬 自分が小学生の頃の体験談
小学生の時、放課後学校でかくれんぼをしていた。
かくれんぼが得意な自分は保健室のベッドの下に隠れてたが誰も探しに来ない。
あたりもすっかり暗くなってしょうがないから保健室から出て帰ろうと思って中庭を通った時。
中庭にはいろいろ石像が置いてあって、ダビデ像もあるのだが、その石像に何か黒いものがはりついてモゾモゾ動いている。
こっそり近づいてみたら、担任の中村だった。
中村はすげーくらい奴で、笑ったところなんて見たことない奴だったが、そいつがダビデ像に張り付いて「へへへへ…」って笑い声上げながらダビデ像磨いてた。
見ちゃいけないものを見た気がして、見つからないように後ずさりして離れた。
人間が一番怖いって事で。

富沢火乃
合宿に行った時、みんなで食堂でご飯を食べた。炊き込みご飯が出た。
皆美味しいって食べていたが、ご飯を良く見たら炊き込んであるのは小さい虫だった。
小さい虫がびっしりご飯に入ってた。おばちゃんに文句を言ったら「これは、コクゾウムシっていう虫だから食べても大丈夫なのよ~」と。
いくら、大丈夫だからって虫入りご飯なんて普通出す?
そのおばちゃんの態度に恐怖だった。

富沢水貴 自分の体験談
ある日の小学校での事。
その日、水溜りをジャブジャブしながら帰ってたんだ。校庭は水溜りがいっぱいあって、自分はそれを一つずつ、ジャブジャブしてた。
ある水溜りを踏んだ時に、水溜りが「ギャア!」と叫んだ。びっくりして辺りを見ても誰もいない。
もしかして生きてる水溜りを踏んじゃったとか?

富沢金花 自分の高校1年の頃の体験談
体育の授業で、体育館で先生を皆で待っていたら、体育館の扉が風もないのに、カタカ>タ揺れ出して、最終的には大きく左右に振れはじめた。
皆、唖然としてその光景を見ていた。しばらくすると揺れは止み、先生が入ってきた。
その先生、療養中だった国語の先生が今しがた亡くなった事を聞かされたらしく、それで来るのが遅かったらしい。
あの揺れは、亡くなった先生が、最後に自分達に会いに来てくれたのか…どうなんだろう?

新堂誠 自分の高校の話
飴玉ばあさんという話がある。飴玉ばあさんというのは、昔よく生徒通用門の前で立ってたばあさんの事。
5,6年前まではいたらしい。自分も先輩に聞いた話で実際に見たわけではない。
なんでも、童話に出てくるような魔法使いのばあさんのような格好をして、手にはバスケットを下げている。
それで、気に入った子や、一人ぼっちでさびしそうな子を見つけては声をかけて、バスケットに詰まったゴルフボールくらいの大きさの飴をあげるらしい。
薄気味悪がって誰もそんなものは食べようとしなかった。でも物好きな奴もいるもので、飴を食った奴がいた。
なんでも、初めて飴を食べたのは自殺を考えていたほどのいじめられっ子の奴らしい。
毒でもいいやと思い口にした飴は口中がとろけそうになるほど旨く、この世にこんなに旨いものがあったのかと生きる勇気が沸いてきて、それからはいじめられても抵抗するようになり、見違えるほど明るくなったらしい。
今ではフランスの三ツ星レストランでシェフになったらしい。
そのばあさんは一度飴をあげた奴の前には現れず、どんなに探しても何故か人が多い時間には姿を見せなかったらしい。
舐めただけで、自分の人生がバラ色になる飴、舐めてみたいと思うか?普通はそんな飴あったら舐めてみたいと思うよな?
それで、クラスに佐久間って奴がいて、天邪鬼な奴で、飴玉ばあさんの話をする奴を馬鹿にする割には、内心雨が欲しくてたまらず、こっそりとばあさんを待っていた。
ある日遂に、ばあさんと会えたんだが、佐久間は会えて嬉しいくせに強がって「そんな飴いらねえ」と突っぱねた。
でもばあさんはそんな佐久間の本心を見透かしていて、佐久間に飴をやった。
佐久間は憎まれ口を叩きながらも飴を舐めた。噂通りの味で、佐久間はその味に酔いしれた。
でも、一つだけじゃ我慢できなくなり、隙を突いて、バスケットからいくつか飴を奪って逃げ出した。
飴は二つしか取れなかったが、普通は一つしか味わえない飴を三つも味わう事が出来た。
けどその夜、佐久間の部屋にばあさんが飴を取り返しにやってきた。でも飴は食っちまってもうない。
怯えて謝る佐久間から、ばあさんは代わりに二つの目玉をくりぬいて持って行った。それからばあさんは現れなくなった。
でも時々、生徒通用門前にサングラスを掛けた男が現れて言うんだ。
「僕の目玉を返しておくれよ……あれは飴玉じゃないんだよ。…ねえ、返しておくれよ」
ってか細い声で泣くんだそうだ。そいつには目がなく、真っ黒な穴が二つ、開いているだけなんだってよ。



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年12月03日 05:01