地下4階、病室
進也「あれ・・・華凛‼‼‼?」
坂城「ち、何してんだあいつ・・・全然返事しねえな」
刃「珍しい事もあるもんだな」
ユウ「何かあったのか・・・強行手段に出るか・・・許可をくれよ
BLOODのボス」
進也「え・・・あ・・・いいよ」
カチャ
ユウ「砂で鍵穴開けた、入れるぞ」
坂城「何でも出来るんだな・・・お前」
ユウ「まあね♪」
進也「あ・・・これ・・・」
刃「タイムワープしてたのか・・・爆睡してっけど・・・おい華凛、起きろ」
華凛(10年前)「・・・・・・?」
進也「起きた?・・・えっと・・・何から説明したら・・・」
ユウ「んま、こういう事だ」
華凛「誰?」
進也「10年後のユウ君だよ、タイムワープって言ったら分かる?」
華凛「10年後の世界に来ちゃってるのね・・・」
坂城「飲みこみ早いな・・・」
華凛「慣れてるから」
刃「雪希は・・・無事っぽいな・・・ってか無事も何もねえんだけど♪」
?「あら・・・随分とちっこい子達ね♪」
坂城「テメェは・・・テイル‼‼」
テイル(10年後)「どうも、レインに呼ばれて来ちゃった♪」
ユウ「あぁ、テイル姉さんか、ちーっす」
テイル「ユウも来てるのね・・・まあいいわ、レンは向こうなの?」
ユウ「あぁ、UBと一緒らしいぜ」
進也「テイル・・・さん・・・」
テイル「あら、ボスも随分かわいらしくなったわね・・・♡」
進也「ちょ‼‼」
ユウ「そんなんで赤くなるとは・・・まだまだガキだな、シン」
テイル「あんたもやって欲しい?」
ユウ「いやぁ・・・遠慮しとくわ・・・」
華凛「・・・この時代の?」
刃「今、色んな人がタイムワープしてて分かり辛いんでな」
ユウ「色々あって混乱してるだろうが、ひとまず手が空いてる俺がこの時代の事教えてやるよ、ついて来い」
華凛「ど・・・どうも・・・」
刃「さーて、俺は飯でも食うかなぁ」
坂城「俺もそうするか・・・シンも来いよ」
進也「うん、一緒に行く」
テイル「10年前の彼にも会って来なきゃ♪」
レイン「来たか・・・テイル」
テイル「どうも、レイン♪」
レイン「ご苦労、雪希の面倒見てくれるか?」
テイル「いいわよ、その為に呼ばれたんでしょ?」
レイン「まあ・・・そうだな」
進也「おいしい‼」
刃「プロ並みだな」
モック「そんな事言われると・・・照れる」
坂城「確かにな・・・絶品だ」
モック「キッチン作る仕事の時ついでに取ったんだ、免許」
ウィーーーーン
レイン「よぉ、いい匂いするな」
テイル「私も頂いてもいい?」
モック「いいよ」
レイン「シン、地下五階にいるユウが呼んでるぞ」
進也「俺?」
レイン「あぁ、ご指名だ」
刃「仕方ねえ、俺も行くか」
坂城「お前らだけじゃ不安だ・・・仕方ねえなぁ」
進也「華凛・・・どうかしたのかな」
地下五階
華凛「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
ユウ「なぁ、そろそろ切り上げねえか?俺もやり辛いんだが・・・」
華凛「でも・・・」
カチャ
進也「どうか・・・した?」
ユウ「悪いな呼びだして・・・十個以上年下のお前に頼るのもあれなんだが・・・」
坂城「なるほどね・・・意外に無茶する奴なんだな、なぁ新田」
華凛「あ・・・」
刃「初日から飛ばし過ぎじゃね?汗凄いし・・・息切れまくってるぞ」
進也「華凛・・・女の子なんだし・・・」
華凛「女って元々・・・男より・・・弱いから・・・その分・・・多くやらないと」
ユウ「ふむ・・・まあその問題はそっちで解決してくれ、また明日な」
カチャ
坂城「ほら、水」
華凛「ありがと」
華凛「ハァ・・・ハァ・・・」
進也「だいぶ・・・落ち付いた?」
華凛「うん、ごめん・・・もう大丈夫」
刃「まあ焦る気持ちは分からなくも無いけどな」
進也「そろそろ・・・聞かなきゃいけないと思ってたんだ」
華凛「何?」
進也「玲斗とは・・・どういう関係なの?」
華凛「玲斗様は命の恩人で・・・いつも私よりもっと上にいる人・・・かな」
坂城「その玲斗の命令でお前はシンの幹部になったと?」
華凛「正確には私は代理だから・・・出来る事をしたいって思ってる」
刃「でも面白いよな、玲斗と同じ技使うんだろ?」
進也「うん・・・精度は違うけど根本は全く同じ技だった・・・幻覚も格闘も」
華凛「そこは・・・言えない」
坂城「ま、言いたくねえ事を無理に言わせる必要は無いな」
刃「俺は気になるなぁ・・・」
坂城「おい若月」
刃「星川玲斗って男・・・俺は凄い気になる」
進也「珍しいね・・・刃」
刃「分かんない、冥知の何とかとは関係ねえよ・・・あいつ言動は冷たいけど・・・本当は温かい奴なんじゃないかと思うんだ」
坂城「正気か・・・あいつが今まで何をして来たかお前理解して無いのか?」
刃「それも・・・正当防衛みたいな・・・何か大事な理由がある気がするんだ」
華凛「私は、玲斗様とボスが戦った後に玲斗様と知り合ったの・・・だから貴族の件とかも知っている事はみんなと一緒」
華凛「事後報告だったから詳しい理由については知らない・・・」
坂城「どーだか、俺にはただの復讐者の様にしか見えねえがな」
進也「うん・・・玲斗ははっきり言ってよく分からない・・・探ろうとしても嘲笑われてるみたいな気がして・・・」
華凛「でも、あの人の事を悪くは言わないで・・・私の・・・恩人だから」
刃「別に悪く言うつもりはねえよ、まあお前が話してもいいって思うまで俺らは待ってっからさ♪」
坂城「若月、「俺ら」って勝手に一括りにしてんじゃねえよ、心外極まりねえ」
刃「まあそう言うなって♪」
華凛「どうして・・・私にそこまでしてくれるの?」
進也「どうしてって言われても・・・」
華凛「玲斗様はみんなに嫌われてると思ってたの・・・その代理の私にこんなによくしてくれるなんて・・・」
刃「別に玲斗の事嫌いじゃねーよ、変わってる奴だとは思うけどな」
坂城「嫌いってのは確かに違う、能天気馬鹿よりは話せる奴だと思うぜ、俺らを狙ったのは解せねえがな」
進也「華凛と玲斗は関係無いよ、華凛は仲間だと思ってるから」
カチャ
レイン「いい雰囲気のところ申し訳無いんだが、ガキ共は寝る時間だぞ」
進也「え・・・もうそんな時間?」
レイン「あぁ、明日も修業やるんだし寝ろ」
刃「おう、おやすみー」
坂城「じゃあまた明日な」
華凛「うん・・・」
レイン「お前もだ華凛、同い年だろ」
華凛「・・・はい」
数時間後、同じく地下五階トレーニングルーム
雪希「ハァ・・・ハァ・・・」
バシッ
雪希「ハァ・・・ハァ・・・」
カチャ
モック「何だ、雪希さんか」
雪希「だ・・・誰?」
モック「僕はこの基地の整備員みたいなもんだよ、この時代のあんたとは同期になる」
雪希「ハァ・・・ハァ・・・」
モック「はい、水・・・ちょっと落ち付いたら話するから」
雪希「すいません」
モック「一応言っておくけどこの壁僕が作ったんだ、生光込めたパンチならさすがに分かる」
雪希「・・・」
モック「この時代の雪希さんとは随分長い事一緒にいてね、しょっちゅうサポート頼まれて大変だったよ」
雪希「私の事・・・どこまで知ってるの?」
モック「むしろ知らない事は無いと思うよ、僕を苦手だと思っているのも、雨苦手なのもね」
雪希「そうなんだ・・・」
パシッ
雪希「ちょっ・・・いきなり・・・何を・・・」
モック「僕に掴まれただけでその反応じゃ・・・戦闘で役には立たないよ」
雪希「でも・・・あの人たちと一緒にいる為にはそれくらいしないと・・・」
モック「この時代のあんたはよく言ってたよ・・・自分に出来る事を精一杯する人が・・・一番輝いて見えるって」
モック「今のあんたに出来る事って戦闘なのかな・・・お、お迎えだよ」
カチャ
テイル「これだから子守りは嫌なのよ・・・あんた何してんの‼‼‼?」
雪希「す・・・すいません・・・」
テイル「あらモッ君、迷惑かけたわね」
モック「構わないよ・・・」
テイル「まったく・・・帰るよ」
雪希「うん・・・」
最終更新:2013年03月28日 16:28