翌朝、地下四階、病室
雪希「・・・‼‼」
華凛「大丈夫?・・・魘されてたけど・・・」
雪希「うん・・・外は・・・また雨・・・」
華凛「よく分かるね・・・整備員さんに聞いたんだけど、無理矢理練習してたんだって?」
雪希「だって私・・・このままじゃただの荷物だし」
華凛「そんな事無いって・・・あの人たちは言うんじゃない?」
雪希「どういう事?」
華凛「私もあなたの数時間前に同じ事してたの、私はボス達本人に止められたけど・・・」
雪希「・・・何で・・・だって華凛さんは・・・強いじゃん」
華凛「強くないよ、玲斗様の代わりだもん、この程度じゃ・・・」
カチャ
テイル「もう少し寝かせて欲しかったわよ、明日から無断外出したらどうなるか・・・分かったね?」
雪希「うん・・・ごめん」
テイル「あんた達、自分で思ってるほど弱くないわよ、雪希、この時代の戦い方は私がある程度教えてあげるわ」
雪希「ありがとう・・・」
華凛「私、ユウさんのところに行って来るね」
地下五階、トレーニングルーム
鮫島「よし、闇入ったな」
進也「・・・・・・」
カチャ‼‼
進也「・・・?」
鮫島「手筈通りだな」
刃「こんなシン・・・初めて見たぜ」
坂城「んで、俺らは何をしたらいいんだよ」
鮫島「今からシンのテストを行う、お前らは普通にしてくれればいい」
ビュッ
刃「うぉ‼何すんだよシン‼‼」
坂城「ち」
シャイン・バースト‼‼‼‼‼‼‼‼‼
進也「・・・・・・」
鮫島「最終段階まで来たな、味方へ攻撃しだした・・・いいよなレイン」
レイン「任せる」
鮫島「じゃあモック、頼む」
モック「了解」
ビュッ
進也「壁から・・・?」
坂城「黒い・・・光線?」
刃「シンを包んじまったぞ、中見えねえけど・・・何してんだ?」
鮫島「見せて貰おうじゃねえか・・・あいつの覚悟がどれほどのもんか」
レイン「なるほど・・・あいつの意志確認か」
黒い幕内
進也「今俺・・・闇状態だったんだ・・・真っ暗だけど・・・ここ何処だろう・・・」
ヴォン・・・
進也「何か・・・映った・・・戦争?」
?「この映像は・・・
BLOODと他の組との・・・戦争の歴史だ」
進也「だ・・・誰‼‼?」
?「BLOOD後継者だな・・・」
進也「どう・・・いう・・・こと?」
?「俺の名はロート・・・BLOODの創始者だ」
進也「え・・・つまり・・・ブレイク・カウンターを作った初代BLOOD‼‼?何でここに‼‼‼?」
初代「詳しい事は後で調べるがいい・・・それより分かっているのか・・・BLOODを継ぐという事がどういう事か」
進也「俺継ぐとなんか言ってませんけど‼‼‼‼‼‼‼」
初代「言ってはいないが・・・大切な友達にBLOODの伝統品を付けさせている時点でそういう意味となる」
初代「継ぐという事は・・・恨みを受け継ぐという事・・・代々BLOODに向けられて来た魔の感情に向きあうという事だ」
初代「貴様にその覚悟があるか?」
進也「そんなこと・・・俺は知らない‼‼‼‼」
初代「・・・ではどうする、そのグローブを付けている限りこの問題からは逃れられないぞ」
進也「俺は恨みと戦う為にこのグローブをしている訳じゃ無い・・・みんなを守る為に・・・」
進也「みんなと笑う為に戦うんだ・・・もし恨みと戦うようなら・・・BLOODのせいでみんなが傷付くようなら・・・」
進也「俺がBLOODを壊滅させて、新しいBLOODを作ってやる‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
初代「いい覚悟だ・・・俺はその意志を聞けただけで充分・・・」
進也「ハァ・・・ハァ・・・へ?」
初代「そのマヌケ面、俺とそっくりだ」
進也「・・・?」
初代「神崎進也・・・貴様が10代目BLOODになる事を承認し・・・かつ、任命する」
進也「ちょ・・・勝手に任命とかされても・・・」
初代「BLOODボスには俺から9代目までで9名いたが・・・俺とここまで似た奴は初めてだ・・・こんなに嬉しい事は無い」
進也「え・・・」
初代「俺以外のボス共は全員ブレイク・カウンターを使いこなせず闇にのまれた為使わなかったんだ」
初代「闇を克服した君に・・・少々早いかも知れんが・・・俺の力の一部を君に授けよう・・・」
黒い幕外
坂城「・・・大丈夫なのかよ」
鮫島「終わったな・・・モック、開けていいぞ」
モック「ん・・・その必要は無さそうだな」
刃「どういう事?」
コオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォ
レイン「ほぉ・・・」
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
鮫島「いったか」
刃「あれ・・・BLOODリング一個しかねえぞ」
レイン「継承承認の証だ、二つが一つになったんだろう」
鮫島「さて、あとは俺がやる、感謝するぞ」
坂城「何はともあれ上手くいってよかったぜ」
進也「・・・リングだけじゃない・・・グローブも・・・新しくなった気がする」
レイン「さて・・・坂城、俺らもやるぞ」
坂城「了解っす」
カチャ
アイ「若月、俺らもだ・・・ちょっと上に来い」
刃「え・・・ここでやるんじゃねーの?」
アイ「二組もやってたらやり辛いだろ、俺らは上だ」
鮫島「見せてみろ・・・その新しいグローブとリングの力を・・・」
フレイム・バースト‼‼‼‼‼‼‼‼‼
鮫島「ち」
バッ
進也「凄い火力だ・・・」
JETムーブ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
ガシッ
鮫島「体が流されてる・・・まだお前の体はその生光や炎に順応出来るほど強くないという事だ」
ボコッ
坂城「シン‼‼‼‼」
レイン「さすがだな鮫島」
鮫島「前より若干マシになったとはいえ、あれじゃ戦闘力にはならん・・・」
坂城「テメェ‼‼‼‼」
鮫島「まぁ・・・あのグローブとリングをモノにすれば・・・まあまあ戦えるんじゃないか?」
レイン「そうだな、あれでだいぶ強くなる筈だ」
鮫島「ふぁ~~~・・・寝るかな・・・」
坂城「早速寝るってテメェどういう神経してんだ‼‼」
レイン「まあこいつにはこいつのペースってもんがある、放っておけ」
坂城「大丈夫か・・・シン」
進也「うん・・・これ強いんだけど・・・まだ使いこなせない・・・」
坂城「あ、そうだ・・・渡しそびれてたんだけど・・・この手紙渡しとくわ」
進也「何・・・これ」
坂城「実はタイムワープする直前に俺はお前を探す過程でお前ん家に行ったんだ」
坂城「その途中に会ったCALMと名乗る奴に・・・お前に渡す様に頼まれてな」
レイン「ほぉ・・・中身は?」
進也「いずれ・・・会うだろう・・・って書いてあるだけ」
レイン「不気味だな、坂城経由でお前に渡させたのも気になるが・・・今考える事じゃ無い、そいつは10年前の人間だ」
進也「うん・・・ありがとう坂城君」
坂城「いや、別に」
進也「過去に帰ってから考える事にするよ・・・そういえば修業は?」
坂城「おいおい、冗談言うなよ・・・完了してなきゃこんなにゆっくりしてねえよ」
レイン「シン・・・坂城の修業は心配無い・・・自分の心配しろ」
カチャ
レイン「お・・・どうしたアイ」
アイ「あいつには筋トレして貰ってる・・・」
進也「筋トレ?」
アイ「剣道で基礎体力は出来てるんだが・・・何しろ体を酷使し過ぎて剣の修業は出来ないんだよ」
レイン「それ・・・大丈夫なのか?」
アイ「当然だ、あいつにはあいつのスタイルがある、俺から教えられる事は教えた、後はあいつが自分で見つける」
進也「凄いな・・・2人とももう完璧なんだ・・・」
アイ「そういうお前も武器は見つけたんだろ、モノにするだけじゃねえか」
進也「その方法が・・・全然思いつかなくて・・・」
レイン「馬鹿が頭で考えても無理に決まってんだろ、どういう感じなんだ?」
進也「生光も炎も凄い強くなったんだけど・・・それらに振り回されてる感じ・・・一度出ると制御出来ないんだ」
アイ「ま、俺は戻る」
カチャ
進也「うぅん・・・どうしよう」
坂城「何なら俺が相手になろうか、鮫島みてえに手荒な事しねえよ」
進也「でも・・・」
坂城「さっきも言った様に俺は完璧に修業終わった、思い切り殴ってくれて構わないぞ」
レイン「やってみろよ、鮫島じゃ相手が悪いだろ」
ゴクンッ
進也「坂城・・・恩に着る」
坂城「あぁ、来いよ」
JETムーブ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
進也「く・・・やはり流される・・・」
坂城「生光にのまれてるな・・・」
フレイム・バースト‼‼‼‼‼‼‼‼‼
シャイン・アロー‼‼‼‼‼‼‼‼‼
進也「‼‼‼‼」
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
進也「痛っ・・・」
坂城「後ろに飛んだ・・・?」
レイン「バーストの威力に体が流されたんだろう、芯がブレてるな」
進也「く・・・」
坂城「ひとまず技を使わずに生光をコントロールする事を考えたらどうだ?」
進也「そうする」
JETムーブ
進也「く、やはり体が流れる」
坂城「グローブから速度の生光・・・量は今までとは段違いだな」
レイン「生光に頼り過ぎだ‼‼お前は自分自身でも戦えるだろ‼」
進也「レイン・・・そうだな」
ガッ
坂城「攻撃する瞬間のみ・・・生光を使う・・・よく思いついたな」
進也「まあな」
レイン「そこまでだ、飯の時間」
坂城「だってよ」
シューーーーーーーーー・・・
進也「あぁ・・・めっちゃ疲れた・・・」
レイン「だろうな、しっかり回復しろよ」
モック「へぇ・・・相当疲れたんだね」
進也「うん・・・凄く」
カチャ
刃「悪ぃ悪ぃ、遅くなった」
アイ「ちんたらやってるからだ、俺まで遅れちまったじゃねえか」
坂城「遅いんだよテメェら」
刃「でも・・・完成したぜ・・・新しい戦い方が」
坂城「ったり前だ・・・俺より三時間遅い」
刃「あぁ・・・ごめんごめん♪」
坂城「謝る気無いだろ・・・」
三日後・・・事態は急変する
最終更新:2013年04月08日 18:26