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58話「奇襲」

三日後、地下二階、シンの部屋


進也「って訳で・・・現状報告会を設けさせて貰ったんだ」

刃「つまり、自分に自信が無いから回りの事聞いとこうと思ったわけだ♪」

坂城「テメェ‼‼仮にも自分の上に立ってる人間に事実とはいえ何でそんな事言うんだよ‼‼」

刃「あまりにも分かり易かったから・・・つい言っちゃった♪」

華凛「帰る」

進也「ちょっと待って‼‼‼‼こんな時じゃないと華凛の現状聞けないし・・・」

華凛「ユウさんに聞けばいいじゃん・・・頭の回らない人・・・」

コオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ


坂城「テメェも仮にもボスであるシンに向かって‼‼‼‼‼‼」

刃「落ち付け坂城‼‼‼‼こんなトコで生光ぶっ放すな」

進也「それやばいって‼‼‼‼」

華凛「・・・」

進也「あ・・・居てくれる気になった?」

華凛「いや、帰りたいけどドアが開かない」

坂城「一言多いんだよ・・・開かない?」

刃「んな訳ねえだろ・・・あれ、ホントだな・・・モッ君に連絡してみるか」

坂城「今は通じねえよ、俺らと地下四階の雪希以外は地下一階の通路で宴会やってんだぞ」

進也「そういえば室内で生光反応があると5時間中に閉じ込められるんだった‼‼‼‼」

坂城「何‼‼‼‼?マジかよ‼‼‼‼‼」

刃「マージで俺らと一夜を共にする事になっちまったな・・・華凛」

華凛「・・・うん」

進也「男臭くてごめんね・・・今片付けるから待ってて」

坂城「そういえば・・・あの時の初代BLOODの事・・・分かったのか?」

進也「うん・・・資料室で調べたんだ・・・」

刃「どういう事だったんだ?」

進也「初代は自らの命の生光をいう物をグローブに灯して」

進也「後のボス候補が出て来た時、自らを実体化する様にしていたんだ」

華凛「そんな事・・・出来るの?」

進也「理論上は不可能だと思うよ・・・でもそれをやったのが初代って考えたら・・・何か納得がいったんだ」

刃「お前がそう思うなら間違いねえな」

坂城「あぁ・・・確かにな」










地下一階、通路


レイン「何でわざわざ薄暗い通路で宴会するんだよ」

モック「全員でやるとなるとトレーニングルーム以外じゃここしかないんだ」

ユウ「悪ぃな、俺と華凛が壊しちまって・・・」

アイ「修業過程なんだからしゃーないじゃん」

鮫島「お前には加減ってもんが出来ねえのか?」

ユウ「だから悪かったって、幻術処理は慣れて無かったんだよ」

テイル「私も来てよかったの?雪希見て無くて」

モック「何かあれば俺のところに連絡が来る、心配いら・・・ん、地下二階、ボスの部屋がロックされてる」

レイン「はぁ?何でそんな事に・・・」

モック「中で生光反応があったんだ、まあ五時間で解除されるから心配いらないよ」

ユウ「そっか・・・じゃあ乾杯だ‼‼‼」









五時間後、シンの部屋


華凛「・・・・・・」

進也「・・・」

坂城「・・・」

刃「んん・・・」









地下一階、通路


ユウ「ふぁ~~~~~・・・楽しいなぁ」

鮫島「宴は良いぜ、やっぱ」

テイル「・・・・・・」

レイン「ったく、相変わらずテイルは酒弱いな・・・」

モック「アイ君も・・・弱いのかな」

アイ「・・・」

ユウ「アイはうちで一番酒弱いんだよね・・・」

鮫島「ったく・・・軟弱剣士が」

レイン「軟弱かどうかはあんま関係無いんじゃね?」

モック「まあ確かに・・・」


ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン



アイ「・・・何事だ‼‼‼‼」

鮫島「下だな、爆発だ」

うおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ


レイン「下から見慣れねえ連中が上がって来たな・・・どう見ても敵だ」

ユウ「どうすんだ、凄い数だぞ」

モック「レインさん、こっちへ」

レイン「何だ」

モック「この壁にあんたの生光を灯してくれ」

コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ


レイン「ぐ・・・そうか・・・今この基地は・・・外気に触れてる・・・」

鮫島「ち・・・まずいな」

モック「ありがとうレインさん、これで・・・この基地を動かせる、みなさん、少し持たせてくれ‼‼‼‼」

ユウ「言われなくてもそうするよ」

アイ「あぁ、勿論だ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


テイル「な・・・何?」

モック「これでもう下から兵は上がって来ないよ・・・そこにいる人たち片してくれる?」

アイ「了解」

ズバッ


レイン「今・・・どうなってるんだ・・・」

モック「今この基地の地下一階部分は飛んでいる」

ユウ「飛んでる‼‼‼‼?」

モック「地下一階には鶴丘基地の全てのPCがあってね、いくら君らでもあの数の兵は相手に出来ないだろうからさ」

鮫島「んで・・・どうする?」

レイン「つまりこのまま俺らはイギリスへ飛ぶか?」

アイ「10年前から来たあいつらはどうする‼‼‼あれだけの兵を相手に出来るのか?」

ユウ「だが現状、助けに行く事は無理っぽいぜ、ほら」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


レイン「下から敵兵が撃って来てる、もっと高度上げられねえのか?」

モック「この基地重いんだ、これ以上は上がらない」

アイ「仕方ねえな・・・ボスとテイル、腰にこの縄巻いて飛び降りるぞ、この基地が落ちたら終わりだ」

テイル「仕方ない」

ユウ「分かってるよ」

バッ


鮫島「すまんな・・・役に立たなくて」

レイン「悪い」

モック「あんたらには悪い環境だから仕方ない・・・それより謝るなら僕の方だ」

鮫島「?」

モック「僕の基地が・・・簡単に突破された・・・すまない」

レイン「とりあえずあいつら四人+雪希なら大丈夫だ・・・奴らは強い」

鮫島「あいつらが上に上がって来たその時こそ、晴れてイギリスへ向かうぞ」

モック「あぁ・・・そうだな」








地下二階


進也「何‼‼‼?」

坂城「扉の外を見てみろ・・・見た事ねえ連中が走り回ってる」

華凛「・・・穏やかじゃ無いね」

刃「まずいよな、地下四階には雪希がいるぜ」

坂城「仕方ねえなぁ・・・もう扉開くよな?」

進也「うん、5時間経ってるよ」

カチャ


坂城「それ」

ガシッ


敵兵「何を‼‼‼?」

敵兵「‼‼‼?」

華凛「・・・?」

坂城「こいつらの身ぐるみ剥して拘束しろ、急げ‼‼‼」

刃「お、おう‼‼‼」






進也「これで・・・いい?」

坂城「マスク忘れてるぞ」

刃「これって・・・コスプレ?」

華凛「せめて変装って言ってくれる?恥ずかしいから」

坂城「立派な『作戦』だ、こうでもしなきゃ一々敵と戦ってて時間食っちまうからな」

刃「なーるほどね、これ着てればバレねえよな」

進也「うまく・・・いくかな?」

坂城「やるしかないだろ、行くぞ」







地下四階


坂城「ぷっはー・・・息詰まるぜ」

刃「ま、ひとまず成功してよかったんじゃん?」

華凛「二度と誘わないでね」

坂城「テメェなぁ‼‼」

刃「せ・・・生光は出すなよ・・・また五時間閉じ込められちゃまずいだろ・・・」

進也「雪希・・・大丈夫?」

華凛「起こさない方がいいよ、まだ日も上がって無いんだから」

坂城「無事みたいで何よりだ・・・」

刃「華凛が背負った方がいいんじゃね?」

華凛「うん・・・分かった」

カチャ


敵兵「いたぞ‼‼‼」

進也「に、逃げるよ‼‼‼‼」

坂城「ああ‼‼‼」

刃「あんたらには悪いけど、目くらましさせて貰うぜ♪」

カチャ


坂城「大嵐だな」

刃「あぁ、急いで上に行くぞ、ひとまずエージェント達と合流するって方向で・・・って・・・」

華凛「敵多過ぎ・・・このままじゃ囲まれる・・・」

進也「俺が囮になるよ、走り回るからみんな先に上に行って‼‼‼」

坂城「でもよぉ・・・」

刃「囮するなら機動力がある方がいい、シンが適任じゃね?」

華凛「同意・・・この子を早くレインさんに見せた方がいい」

進也「じゃあ華凛、幻術で全員俺と一緒にいる様に見せておいてくれる?」

華凛「了解」

敵兵「全員下へ向かうぞ‼‼‼」

敵兵「追え‼‼‼」






地下五階、トレーニングルーム


進也「・・・かかったな」

カチャ


敵兵「な・・・1人‼‼‼?」

ガタンッ


敵兵「扉が・・・閉まった‼‼‼?」

進也「悪いな」

フレイム・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼


?「10年若返った神崎進也か・・・」

進也「只者じゃ無いな・・・名乗れ」

?「ティールファミリー第一部隊副隊長のバスクだ」

進也「第一部隊・・・黒綱や幹部の次に強いという事か」

バスク「否・・・俺は2~6部隊の総隊長も務めている、実質ティールのNo,2だ‼‼‼‼」

進也「ティールの・・・No,2か・・・」

バスク「まあな」

ガッ


進也「悪いが時間は無い」

フレイム・ナックル‼‼‼‼‼‼‼‼‼


バスク「ち・・・」

進也「すぐに決めさせて貰う‼‼‼‼」

JETバーニング・アクセル‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


バスク「・・・」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


進也「ハァ・・・」

バスク「過去から来た人間にしては・・・やるようだな」

進也「間違えなく当たっていた筈・・・なぜ無傷なんだ‼‼‼?」

バスク「俺はティールの拳士だ、10年前から来た貴様の生温いパンチなど効かん」

進也「くそ・・・」

バスク「だが・・・貴様の強さは認める・・・よって、俺の最強装備で敬意を持って相手をしよう」

カチャカチャカチャカチャカチャ


進也「リトルボックスを5つも同時に‼‼‼?」

バスク「黒光シリーズだ、黒光大兜、黒光両拳、黒光上鎧、黒光下鎧、黒光足袋・・・硬度において最強の装備だ」

進也「5つのボックスを同時に開けていられるなど・・・」

バスク「これが俺の実力だ」

ガッ


進也「ぐ・・・」

バスク「これを開けてしまった以上、貴様に希望など与えない」

拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼


JETナックル‼‼‼‼‼‼‼‼‼


進也「馬鹿な・・・生光を使わないただの拳で・・・」

バスク「黒光シリーズには少ないながらも攻撃力がある、生光がなくても充分だ」

拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼


進也「が・・・」

バスク「その程度か」

拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼


進也「ぐ・・・」

フレイム・ナックル‼‼‼‼‼‼‼‼‼


進也「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼‼‼‼‼」

バスク「フフ」

拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼


バスク「貴様はうちでいう幹部並みの実力を持っていると言える」

バスク「ただし・・・俺は幹部をまとめる者だ・・・相手が悪かったな」

進也「くっそ・・・」

バスク「まあ無理だから、諦めな」

進也「そんなの無理だ・・・俺は・・・負けるわけには・・・いかない‼‼‼‼‼」

ゴオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォ


バスク「それがこの時代じゃ伝説とまで言われた・・・生光を元にした炎・・・」

進也「お前には・・・負けない」

JETムーブ


バスク「俺の鎧を・・・破ってみろ」

フレイム・ナックル‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


進也「まだまだ‼‼‼」

フレイム・ナックル・ラッシュ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


バスク「鎧は砕けんよ」

ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


進也「ぐ・・・あ・・・」

ドサ

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最終更新:2013年04月02日 11:49