坂城「大丈夫なのかよシン・・・」
刃「ま、こうなっちゃ止められねえっしょ」
華凛「赤羽レンさん、ちょっと話があるんだけど・・・」
赤羽「いいよ、聞いてあげる・・・ただ戦闘の中では嫌だな・・・場所を変えようか」
華凛「うん・・・」
カチャ
レイン「・・・さて・・・これで月光って奴の実力も分かるってもんだ」
パシ・・・
月光「・・・この時代のシン君とは相当手合わせをしたけど、まだまだ未熟だな」
進也「く・・・生光無しで片手でだと・・・」
坂城「マジかよ・・・シンは生光も炎もフル投入だってのに・・・」
刃「生光を感じないどころか重心がブレてガードしてる・・・完全に舐められてんな」
月光「ミナトの口癖だった事を伝えておこうか・・・どんな才能や能力を持っていようが、使いこなさなければ意味がない」
進也「俺が・・・物にしていないというのか・・・」
月光「・・・違うか?」
進也「く・・・」
フレイム・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼
月光「そんな体勢で片腕を掴まれている状況で不安定なキックなんて・・・避ける事も守る事も必要無い」
グイッ
進也「んな・・・」
ドサ
刃「掴んでいた腕を引っ張って蹴りの方向をずらしたのか・・・柔道や空手とは思えねえ動きだけどな」
月光「まだまだ未熟だってスカウト直後にミナトに言われて、あいつに色々教えて貰ったからな・・・」
坂城「激強じゃねえか・・・こいつ」
進也「く・・・あれ・・・そんなに痛くない・・・」
月光「俺が面倒みてんのに怪我でもされたらエージェントさんに申し訳ないからな」
進也「じゃあ・・・」
月光「俺が面倒みてやるよ、ただし夕食後な」
進也「は・・・はぁ・・・」
月光「それまでは自由」
廊下
華凛「私に・・・憑依してたの?」
赤羽「そうだね」
華凛「この時代の玲斗様は・・・何か言ってたのかなって・・・」
赤羽「気になるかい?」
華凛「うん・・・」
赤羽「そもそも君の事がまだ僕は信用出来ないんだ・・・玲斗の駒としか思えなくてね」
華凛「この時代の私が何をやってたかは知らないけど・・・私は玲斗様の為に何でもしたい・・・」
赤羽「・・・君の過去を詳しく話して欲しいな、知りたいわけじゃないけど、少々
BLOODの現状の核心を突く内容だからね」
華凛「過去?」
赤羽「10年前・・・君がUBとの争奪戦闘に来たそれ以前の事を・・・誰も知らないからね」
華凛「私は精神世界に行ける事以外は・・・普通だと思う・・・でもそっちにのめり込んじゃって・・・」
華凛「ずっといじめられてたの・・・精神世界で相談した時・・・自殺を勧められて・・・しようとしたの」
華凛「天心中の屋上からね・・・その日来た転校生に・・・止められたの」
赤羽「転校生・・・星川玲斗だね」
華凛「・・・それ以降はあなた方の知っている通り・・・あの人の命で争奪戦闘に参加したり・・・」
赤羽「今まで君に・・・玲斗の事を知りたいと言われた事は無かったな・・・どういう風の吹き回しかな?」
華凛「私も今まで憑依されている時の事を知りたいと思った事無かったけど・・・今は知りたい」
ヴォオオオオオオオオオオオオオ
華凛「なに・・・これ」
?「おや・・・聞いていた話と違いますね・・・」
華凛「どういうこと・・・?」
?「10代目とそのチームは初代とそっくりだと聞いていたが・・・女の子ですか・・・」
華凛「もしかして・・・初代特殊幹部?」
?「Kと申します、あなたも幻術師ですか」
華凛「うん・・・でも・・・玲斗様に雰囲気は凄い似てるかも・・・」
K「玲斗・・・もしかしてその男が本当の特殊幹部?」
華凛「私は星川玲斗様の代理なの・・・」
K「星川玲斗・・・確か精神世界で会いましたね・・・面白い」
華凛「・・・?」
K「いいでしょう、今までの特殊幹部の中で最も私の興味を引く男だ・・・継承を認める」
華凛「継承・・・そういえばみんなもそんな事言ってた・・・」
K「せいぜい私を楽しませて下さい・・・あなたのリングの中から楽しんでますよ・・・」
ヒューーーーーーーーーー・・・
赤羽「・・・大丈夫かい・・・黒い幕みたいなのあったけど・・・」
華凛「K・・・」
赤羽「混色のBLOODリング・・・噂の継承ってやつか・・・」
華凛「あれ・・・そういえばBLOODアクセサリーは?」
赤羽「僕は無くても強いからね・・・教えてあげるよ、玲斗の話」
翌朝、5階、和室
進也「ふぁ~~・・・よくよく考えたら昨日ここに着いたのも夕方過ぎてたし、寝たのも0時過ぎてたから眠いや」
刃「だなー、でも何でここに?」
坂城「すぐ分かる」
進也「あの・・・すいませーーーん」
豪「あ・・・神崎さん、お久しぶりです」
進也「平和維持の豪さん‼‼‼」
坂城「あぁ・・・お前まだ赤羽と一緒だったのかよ」
刃「相変わらず仲良いのな♪」
豪「この和室は
平和維持委員会所属の者か天心に属する人間以外は許可なしに入れない事になっています」
豪「何かご用件ですか?」
進也「あの・・・赤羽さんいるかなぁ・・・と」
豪「帰ってませんが・・・どうかなさいましたか?」
進也「あの・・・今晩から月光さんに修業して貰うんですけど・・・あの人について教えて欲しいなと・・・」
豪「昨晩話されたのでは・・・?」
進也「赤羽さんなら・・・もっと何か知ってそうな気がしたんで・・・」
豪「そうですね、私もよく立ち会っていたので何か話せる事もあるでしょう・・・どうぞこちらへ」
刃「幹部でも入れねえってのは凄いよな」
坂城「ま、とにかくそういうわけだから行くぞ」
豪「委員長と月光氏が出会ったのは丁度10年ほど前でした・・・お互いがお互いの強さに引かれてよく戦っていましたよ」
豪「なぜだが戦闘を行うのは決まって夜8時でしたね・・・委員長もその時間は毎日楽しそうに戦闘をしていました」
坂城「さすがだな・・・戦闘マニア」
進也「何で・・・夜なんだろう」
刃「月光について知ってる事他にある?」
豪「さあ・・・どうでしたかね・・・ただ委員長も月光氏もとても似ています」
豪「普段は心を開かず冷徹な方の様に見えますが、心を開いた方とは誰よりも強い絆がある様に思います・・・現に」
ガチャ
赤羽「豪・・・何勝手に話してんのさ」
豪「失礼致しました・・・どちらに?」
赤羽「新田華凛に付き合ってたんだ、そのまま風呂入ってマッサージチェアで寝て来た」
進也「赤羽さん‼‼」
赤羽「悪いけど、白兎の件で君らに話す様な事は無いよ、彼は人と親密になる事は好きじゃないと思うからね」
進也「いや・・・あの、月光さんは赤羽さんと玲斗と華凛だけ下の名前で呼ぶから・・・親密じゃないんですか?」
赤羽「・・・さっき豪が言ってたけど彼は心を開いた人間とは親密になれる・・・そういう人さ」
赤羽「分かったら帰ってくれる?平和維持の件で豪に話があるんだ」
進也「平和維持ってこの時代にもあるんだ・・・」
赤羽「10年前では鶴丘中学平和維持委員会だったけど、今は門外顧問平和維持機構だね、まあやってる事と人は変わらないけど」
刃「じゃ、帰るか」
坂城「あぁ、邪魔したな」
レイン「邪魔するぞ、刃」
刃「エージェントじゃん・・・どした?」
レイン「相変わらず軽いなお前は・・・さて、お前の体力を考えれば、そろそろ体を動かしたいんじゃないか?」
刃「あぁ、そうだな」
レイン「お前・・・ここでは坂城と修業してみないか?」
刃「んまあ俺は良いけど・・・坂城が嫌がるんじゃねーの?」
レイン「それが・・・これ提案して来たの坂城なんだよ、先にトレーニングルームへ行かせてある」
刃「そっか・・・まあ真意は俺が確認して来るわ」
地下、トレーニングルーム
坂城「待ってたぜ若月」
刃「お前からそんな事言って来るとなんか考えて無かったぜ・・・どした?」
坂城「覚えてるか・・・鶴丘アジトで戦ったの」
刃「あぁ・・・それがどーかした?」
坂城「今は冷静だが・・・勝負の決着はついてねえだろ?」
刃「ま、俺もそれは引っ掛かってたんだ・・・勝負に引き分けってねーもんな♪」
坂城「実弾や真剣で戦うのは気が引けるだろ?だからほれ」
刃「俺の刀・・・だけど刃が切れない・・・何だこれ」
坂城「この時代のお前がこの基地に残してた練習用の刀だ、俺もペイント弾使うからそれでいいな」
刃「あぁ・・・本気でやれそうだぜ」
夜8時
進也「あの・・・昼間はどこに・・・」
月光「・・・始めるぞ、時間が勿体ない」
ゴクンッ
進也「今日は・・・どうしたらいい?」
月光「昨日と一緒だ、とりあえず毎日俺に攻撃を当てられるまで進まんぞ」
進也「く・・・舐めやがって・・・」
ガッ
月光「攻撃が単調過ぎる・・・」
進也「ち・・・」
ス・・・
進也「そういうお前も・・・攻撃外したな」
月光「攻撃は最大の防御、避ける為にお前は次の攻撃に出れなかったわけだ」
進也「・・・」
月光「そうだなぁ・・・お前に足りないのは恐らく実践だろう、僕の前は鮫島隼人に見て貰ってたんだろ?」
進也「あぁ、ほとんど実践しかしなかった」
月光「それでもまだ足りないな、才能や技術、技は悪くない・・・圧倒的に足りないのは実践と知識」
シューーー・・・
月光「気力切れか・・・体力も足りて無いみたいだな」
進也「めっちゃ疲れた・・・ってか強ぇ・・・」
月光「ま、この辺にしとくか」
進也「え・・・でもまだ10分くらいしか・・・」
月光「10分でヘトヘトじゃねえか・・・それに・・・」
ズドーーーーーーーーーーン‼‼‼ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼‼‼‼
進也「何この爆発・・・」
月光「隣の部屋だ、恐らくお前の幹部達だと思うがな」
進也「え・・・」
最終更新:2013年04月12日 16:20