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66話「黒綱」

2階、モニタールーム


モック「悪いね」

進也「いいけど・・・どうしたの?」

赤羽「つまらない話なら帰るよ」

モック「UB側から珍しくちゃんとしたVTRが届いたんで一応ね」

刃「珍しく?」

モック「実は君達との争奪戦闘直後、9代目は処分も出来ないけど放置も出来ないって事で一度解雇した後再雇用しようと考えた」

モック「そして解雇した瞬間、彼らは雇用時に条件をだして来たんだ」

坂城「さすが・・・ただでは起きないってわけだな」

モック「その条件が住む城を提供する事、そこには誰も入らず、一切の通信をしない事、用がある場合は外から呼ぶ事」

レイン「それでラルクの行方が分かって無い訳だ」

モック「さすがに週一でVTRを送るって条件で9代目も承諾してたんだ、最初は普通だったんだけど途中からおかしくなってね」

モック「レーブが冴島やミヤをいじるコントとかが送られて来るようになったんだ」

坂城「・・・相変わらず変わった奴らだな・・・」

刃「んで、今日どんなのが来たんだ?」

モック「映すぞ」


冴島(10年後)「よぉ、元気だろうな若月」

レーブ(10年後)「はーい♪」


刃「鶴丘に通信して来た時と変わんねえな」


冴島「報告だ、俺が今からそっちへ向かう」

レーブ「俺も行きたいんだけど隊長以外は残党狩りで忙しいからそっちにはいかねえよ」

冴島「って訳だ、まあテメェらがこれ見る頃には着いてると思うがな‼‼じゃあな‼‼‼‼‼‼‼」

プツッ


赤羽「まあ確かに、いつもに比べればだいぶマシだね」

モック「って訳で彼が来るみたいだから」

ガチャ


刃「え・・・ウソだろ・・・」

坂城「マジで来やがった・・・」

モック「どうやって・・・警備システムを・・・」

冴島(10年後)「セキュリティがザルなんだよ・・・」


進也「さ・・・冴島‼‼‼‼‼‼」

赤羽「棺桶・・・何入ってんの?」

冴島「・・・うちの幹部だ」

ガチャ


?「ふぁ~~~~・・・っ疲れたーーーーーー‼‼‼‼」

レイン「は・・・疾風‼‼‼‼」

赤羽「Vセッテの・・・瀬戸疾風か」

疾風「あんたが赤羽レンか・・・俺一回会ってみたかったんだよなぁ」

赤羽「僕もさ・・・でも3年前にティールに捕まって死んだって聞いたけど?」

疾風「あぁ、確かにね・・・たまたま潜入してたUBの兵に助けられて、その足でボスの幹部になったわけさ」

冴島「んで・・・若月、テメェ刀はどうした?」

刃「折れちゃった」

冴島「はぁ?・・・仕方ねえなぁ・・・」

刃「あ、そーいやモッ君、俺のリングにこんな紙が巻きついてたんだけど・・・どうかな?」

モック「地図だね・・・この基地の地下だな・・・行ってみたら?」

刃「あぁ、ちょっと行って来るわ」

冴島「俺も行くぞ、しばらくテメェの面倒を見てやる」

坂城「んで・・・俺はどうしたらいいんだ?」

レイン「お前の部屋あさってみたらどうだ、何か見つかるかもしれないぞ」

坂城「なるほど・・・じゃーそうしてみます」










地下


冴島「ふぅん・・・地図はこの壁の奥だな」

刃「じゃー行けねえな」

冴島「いや、このリングが初代チームからのメッセージだとしたら是が非でも取りに行くべきだ、どいてろ」

V炎覇斬‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


刃「おいおい・・・」

ガラガラガラ・・・


冴島「ん・・・やっぱ隠し部屋があったな」

刃「これは・・・ケース?」

冴島「鍵がかかってるな、鍵は見当たらないか?」

刃「あぁ・・・無理矢理開けてみるか」

冴島「やめとけ、壊れたら元も子もない」

坂城「お、やっぱこの鍵必要だよな」

冴島「・・・何でお前そんなの持ってんだ」

坂城「10年後の俺の部屋の奥にあった」

カチャ


刃「・・・なんじゃこりゃ」

坂城「スイッチ・・・か?」

刃「英語じゃん、俺読めねえよ」

冴島「選ばれし幹部よ・・・そのボタンを押し、力を受け取るがいい」

ピッ


坂城「アホかテメェ‼‼‼」

刃「だって良い事しか書いてねえっぽいし」

冴島「・・・何も・・・起こらないな」

ピピ・・・基地内の全員に告ぐ、至急モニタールームに集まって欲しい、緊急だ


冴島「さっき行ったばかりだが・・・」

坂城「至急か・・・」

刃「んじゃ向かうか」








モニタールーム


進也「あ・・・来たよ‼‼‼」

レイン「何だ・・・ったく・・・・・・ち」

あぁ、大丈夫だよ・・・外気には触れて無いから♪


レイン「そうか・・・」

カチャ


坂城「ん・・・誰かいるな」

刃「誰だあいつ」

冴島「・・・黒綱」

疾風「敵側のボスが来てくれるなんて・・・ありがたいな♪」

黒綱「ま、君達に報告しに来てあげたわけよ♪」

冴島「俺らがこの基地に入った時、疾風が妙は気配がするって言ってたが・・・なるほど」

黒綱「僕に気が付くとはさすがVセッテ・・・」

疾風「3年前あんたに捕まってブレスレット外された時は生きた心地がしなかったぜ」

黒綱「逃げた君を血眼になって探したんだけど中々見つからないと思ったら・・・UBにいたんだね」

レイン「んで何しに来たんだよ、とうとう本格戦闘に突入か?」

黒綱「バレてたか・・・鶴丘奇襲とイギリス主力戦が・・・余興だって」

進也「・・・余興?」

黒綱「全てはこの状況を作る為の・・・やっとあえたね、神崎進也クン♪」

進也「お・・・俺?」

黒綱「まーね、正確には君の持ってるアクセサリーもなんだけど」

坂城「んで・・・今日はどんな用だ」

黒綱「まず君らに現状を説明してあげようか、君らが僕らに攻撃を仕掛けられない理由を」

冴島「戦力差、財力差が大きいから・・・違うか?」

黒綱「そうだね、あと一つ・・・君らの指揮は誰がとってるのかな?」

レイン「・・・俺だが?」

黒綱「僕の手元には・・・君の大事な人がいるからってのも大きい要因の一つなんだよ」

レイン「ち・・・」

進也「レ・・・レイン・・・?」

レイン「貴様‼‼‼‼」

バッ


黒綱「ダメダメ、君の体質じゃ外気に少しでも触れれば力の2割も出せないんだからさ」

レイン「ち・・・外道が・・・」

疾風「お前一人で突っ走るな、レイン・・・お前も貴重な戦力だっつーの♪」

黒綱「その事を君に伝える事が第一の目的・・・」

疾風「でもさぁ・・・そんなにうまくいく?」

黒綱「へぇ・・・何が言いたいのかな?」

疾風「あんたは鶴丘基地とイギリス主力戦で4つの羽シリーズと幹部を失ってる・・・そう簡単に事が運ぶのかなぁ・・・」

黒綱「うぅん・・・もしそれが本物ならやばかったかな♪」

坂城「って事はあれは・・・」

刃「偽物ってことかよ」

黒綱「あれも超有名な装飾品なんだけどさ・・・本物のHOLDERはもっと特別なの♪」

進也「ホールダー?」

黒綱「BLOOD、WING、Vそれぞれ6つずつの計18個の事さ」

刃「幹部四人失ってて大丈夫なもんなの?」

黒綱「勿論さ、今日来たもう一つの目的は、君らに僕の護衛団を紹介する為なんだよ」

進也「護衛団・・・幹部とは別なんだ」

黒綱「紹介するよ、華麗な護衛団の指揮官、百合」

百合「ご紹介預かりました、百合と申します・・・お見知りおきを」

黒綱「相変わらず丁寧だね♪・・・次は沈黙の護衛団の戦闘隊長、ロット」

ロット「・・・フン」

黒綱「無愛想だけど機嫌悪い訳じゃないからね、次は情熱の護衛団の狙撃士、ダイ」

ダイ「ハッハハ、こんな奴ら俺一人で充分勝てるぜ♪」

黒綱「決してウソではないけどさ♪・・・最後にかわいい護衛団のアイドル、アミィ」

アミィ「ダイ、あんたじゃ無理でしょ」

ダイ「はぁ?偽アイドルスマイル野郎が・・・」

アミィ「誰が偽アイドルだこの野郎‼‼」

黒綱「はーい、そこまで・・・アミィはアイドルなんだから言葉使いは気を付けてね」

アミィ「だってぇ・・・」

黒綱「ダイも挑発しないの、ごめんねBLOODのみんな」

進也「完全に・・・漫才だね・・・これ」

冴島「テメェらふざけてんのか‼‼‼‼」

黒綱「あぁごめんごめん・・・彼らが僕のガーディアンさ・・・それでさ、僕らも君らを責め辛いんだ」

疾風「と・・・いうと?」

黒綱「僕の最終目的は君らや国際連合を含む全員を降伏させる事さ、だから君ら相手に犠牲は出したく無いわけ」

黒綱「だからさ、ゲームしないかい?・・・当然バミューダの名に懸けて」

進也「げーむ?ばみゅーだ?」

レイン「バミューダってのは数百年前まで荒れ放題だった裏社会を統一した奴の名だ」

レイン「そいつは国連でも英雄として称えられ、彼の名の元に行われる試合での不正は世界全員を敵に回すって意味だ」

疾風「つーまり、こいつらと正々堂々戦うならこれ以上無い機会ってわけ」

黒綱「もしそのゲームに僕らが勝てば君らの血シリーズは全て僕の物だ」

黒綱「君らが勝てば、僕らは大人しく降伏し、君らの言う事をすべて受け入れよう」

冴島「その言葉にウソはないんだろうな?」

黒綱「言ったろ?バミューダの名の元に行うと・・・二日後の午後3時に出場者はこのビルから出て来てね」

黒綱「それまで一切の接触は無しだ、僕らも攻撃しないよ」

百合「申し訳ございません、黒綱様」

黒綱「・・・どーした?」

百合「ここに来る途中BLOODの小人数部隊と戦闘を行ってしまいました」

黒綱「今決めた事だから、気にしなくていいよ♪」

レイン「小人数部隊?・・・そんなの繰り出して無いが・・・」

百合「まあ何でも構いません・・・楽しみにしていて下さい、この方のゲームはとても楽しいですから」

ロット「貴様らを潰す・・・それだけだ」

ダイ「そんなに意気込まなくても余裕っしょ♪」

アミィ「あれ?ここではやっちゃダメなの?」

黒綱「ダメだよ、楽しみは後に取っておこう」

ダイ「話ちゃんと聞いとけよな、最年少♪」

アミィ「ぶー‼‼玉森雪希より年上だもん‼‼‼」

ダイ「敵含めなんて言ってねえだろうが‼‼‼‼」

黒綱「はーいそこまで、じゃあまた会おう、BLOODのみんな♪」

バッ


冴島「おい、行かせていいのか?」

レイン「あぁ・・・この状況じゃ勝てん」

モック「・・・三番出口が開いてる・・・誰か侵入してるみたいだ」

刃「よし、俺が行って来る」

坂城「俺も・・・」

カチャ


レイン「お前・・・この時代の・・・影久‼‼‼?」

影久(10年後)「ハァ・・・あぁ、そうだ」

モック「治療室へ案内するが・・・1人か?」

影久「さっきそこで赤羽に会ってな・・・裕馬は先に治療室へ行かせた」

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最終更新:2013年04月16日 08:09