アットウィキロゴ

80話「坂城の考え」

レイン「あ・・・雪希、悪いんだけど醤油買って来てくれるか?」

雪希「分かった」

坂城「ん、俺行きましょうか?」

レイン「雪希も少しは外の空気吸った方がいいだろ」

進也「ホントにいいの・・・フラフラだけど」

雪希「うん・・・大丈夫」

ガチャ








坂城「・・・やっべ、財布忘れて来た」

進也「え・・・ホントに?」

坂城「あぁ、ちょっと取って来るわ」

レイン「お、ちょうどいいな・・・行って来い・・・シン、その間宿題だ」

進也「え・・・あ・・・そういうことか・・・」

坂城「悪ぃな」







プルルルルルルルルル


坂城「・・・もしもし?雪希か」



?「残念」



坂城「誰だテメェ・・・・・・その声、聞いたことあるな」



?「よくお前にボコられてるからな・・・1人で鶴丘第三倉庫に来な」



坂城「いつも俺がお前らとやってる場所か・・・分かったよ」









鶴丘第三倉庫


坂城「・・・どこだ」

?「ここだよ・・・」

坂城「・・・やっぱテメェだったか・・・目元のアザがよく似合ってるぜ」

?「黙れ・・・今からそんな口聞けない様にしてやるよ」

部下「見な」

雪希「ごめん・・・」

坂城「ナイフか・・・しかも俺に三人、雪希に三人の計六人体制・・・・・・んで、どーしたら帰してくれるんだ?」

?「一時間付き合え・・・その後この契約書にサイン出来たら解放してやるよ」

坂城「俺が仕返し出来ない様にする契約書か・・・なるほどね」

?「やるのか・・・やらないのか?」

坂城「ち・・・おい雪希」

雪希「なに?」

坂城「・・・目伏せてろ」

ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


坂城「痛っ」

?「へぇ・・・割と素直なんだな」

雪希「うそ・・・」

坂城「いくらでも殴ってみろよ・・・効かねえんだぞ、テメェらのパンチなんか」

ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


雪希「坂城君‼‼‼‼」

坂城「・・・俺はいつもお前らにもっと強いパンチしてたと思うが?」

?「ち、やれ」

ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


雪希「やり返せばいいじゃん‼‼‼‼」

坂城「そーはいかねえよ・・・お前の首、胸、頭にナイフが向けられてるからな」

雪希「何でみんなは私をそんなに守ってくれるの‼‼‼‼?」

坂城「そりゃ・・・チームだからな」

ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


坂城「ガハッ・・・・・・ハァ・・・ハァ・・・もう終わりかよ」

?「なかなかタフなやつだな・・・まあそれくらいじゃないと困るが」

雪希「全員束になっても勝てるのに・・・こいつらに負けるどころか一発も貰った事ないのに・・・何でやり返さないわけ‼‼‼」

坂城「俺は刃みてえにダチとか言うつもりはねえが・・・お前もチームだ」

坂城「だいたい・・・女の子も守れねえんじゃ・・・裏社会のボスを守れるわけ・・・ねえだろ」

ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


?「美しいねぇ・・・あと何分持つかな・・・」

ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


坂城「ぐ・・・」













1時間後


?「ハァ・・・ハァ・・・どんだけタフなんだよ」

部下「こいつ・・・おかしいっすよ」

坂城「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・へへ」

雪希「そんなに・・・ボロボロになって・・・」

?「ち・・・もういい、こいつに名前書けば終わってやるよ」

坂城「あ・・・そうか・・・」

?「・・・・・・・・・じゃあな」

バッ


雪希「坂城君‼‼‼」

坂城「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・な♪」

雪希「な♪じゃないよ‼‼‼‼やろうと思えばやられる前に撃てたでしょ‼‼‼‼‼途中からでも撃てたはずなのに・・・」

坂城「お前に多少危害が及ぶと思ったんだ・・・元はと言えば俺があいつらをボコってたのが原因だし」

雪希「でも・・・」

坂城「そういえばお前なんであいつらに・・・」

雪希「裏路地で足元に敷かれてたトラップに掛かっちゃって・・・」

坂城「そうか・・・まあ無事でよかったよ」

雪希「坂城君が無事じゃないじゃん・・・病院行こうよ」

坂城「あぁ・・・悪いな」







虎丸「あれ・・・坂城琉衣じゃんか」

坂城「お前ら高郷の・・・」

瞬「よ♪久しぶり」

雪希「どうも」

虎丸「何かボロボロじゃんか、肩貸そうか?」

坂城「いやいや、そこまでは・・・」

瞬「あ、そーだ・・・今俺達さぁ、天心のことをBLOODに報告する立場なんだ、あんたと一緒」

雪希「そうなんだ・・・」

虎丸「んでまあ天心に転校してるわけなんだけど・・・・・・華凛見てねえか?」

坂城「いや・・・俺は見てないけど」

雪希「私も見て無い」

瞬「そっかぁ・・・全員で一緒に生活してんだけど、風呂をコウがぶっ壊しちゃってな・・・」

虎丸「毎晩全員で銭湯へ行くんだ、昨日は華凛が出て来なくてさ・・・放っておいても帰って来ると思ってたんだけど・・・」

坂城「んー・・・どうしたんだろうな」

瞬「まあ他の人にも当たってみるか・・・」

あれ・・・この間夢で見た顔だな


坂城「この時代の・・・月光白兎‼‼‼」

月光「坂城琉衣に玉森雪希だな・・・」

瞬「こいつら何も知らねえらしい」

月光「そうか・・・じゃあまたな」

雪希「あ・・・はい」

虎丸「怪我してるトコ悪かったな」











鶴丘病院


医者「まあ・・・そんなに時間はかからないでしょう」

坂城「そりゃよかった」

医者「ただし安静にするべきだ」

坂城「どうも」

カチャ


雪希「・・・どうだった?」

坂城「そんなに大した事ないらしいぜ」

レイン「お・・・坂城と雪希・・・お前ら電話に出ず何してたんだよ」

坂城「レインさん‼‼‼‼‼」

雪希「いや・・・それには・・・わけが・・・」

坂城「レインさんは・・・どうしてここに・・・」

レイン「そうだ、こんなトコで油売ってる場合じゃ無かったぜ」

雪希「どうかしたんですか?」

レイン「今、磯谷とシンが集中治療室だ」

坂城「は・・・?」

雪希「どういう・・・こと?」

レイン「正確にはその待合室だ・・・刃がやられた」

坂城「ウソ・・・だろ・・・」

レイン「ウソじゃない、少なくとも右目と左足、内臓のいくつかはやられてる・・・」

雪希「・・・どうして・・・誰に・・・?」

レイン「さぁな・・・第一発見者に話を聞こうか」








集中治療待合室


磯谷「お・・・来たか」

坂城「悪いな、ちょっと色々あって電話に出れなかった」

進也「・・・・・・・・・」

雪希「ボス・・・大丈夫?」

進也「・・・うん」

レイン「磯谷、もう一度話してくれ」

磯谷「タライ買いに行った帰りに路地裏で血だらけの刃君を見つけたんだ、まー偶然だよ」

磯谷「んでその後全員に連絡して病院へ呼んだんだ・・・既に息がちょー薄かった・・・」

坂城「・・・マジか」

レイン「他に何か分かっている事は無いのか」

磯谷「路地裏って事と・・・拳、剣など様々な傷があったってくらいかな」

雪希「よく事件にならなかったね」

レイン「俺がもみ消した、それが正解かどうかは分からんがな」

進也「俺のせいだ・・・俺が刃を巻き込んだから・・・」

坂城「そんな事言うなよ、だって・・・」

磯谷「シン君は悪くないっしょ、刃君が自分で入りたいって言って来たって聞いたし・・・自業自得じゃん」

坂城「テメェ・・・言い方ってもんが」

磯谷「じゃあ何て言ったらいいんだよ・・・だいたいお前は来るのが遅いんだよ・・・」

坂城「んだと‼‼‼」

レイン「坂城」

坂城「・・・すいません、取り乱してしまいました」

磯谷「現場行くか?」

レイン「あぁ、全員で行くぞ」

進也「誰も付いて無くていいの?」

レイン「付いてても今のお前みたいにメンタルやられるだろうが」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年05月12日 11:08