時は少々遡り1年前・・・ここはオーストラリア北・・・SEAS本部
?「・・・なんだよ」
部下「報告だ・・・本郷翔平」
翔平「・・・報告・・・なんだよ」
部下「天野ミナト様が・・・次期ボスに決定した」
翔平「・・・確か天野ミナトって・・・あぁ、あいつか」
部下「内密にな・・・本郷、お前もそろそろ海で活動しろ」
翔平「次のボスがミナトだろ、俺は関係無いじゃん」
部下「同い年のお前には1つの部隊として活動して欲しいとの御達しだ」
翔平「そうか・・・俺一人なのか?」
部下「しばらくは次期ボスチームの研修もかねて同行してもらう」
翔平「つまり・・・しばらくはミナト達と一緒に行動ってわけか」
カチャ
ミナト「そーいうこと、噂には聞いてるぜ・・・うちの候補者にとんでも無いのがいるって」
翔平「あんたか・・・天野ミナト」
ミナト「会いたかったぜ・・・本郷翔平」
翔平「おぉ・・・」
ミナト「お前の実力を知りたいんだ・・・ちょっと来てくれ」
翔平「分かった」
鍛練場
?「・・・そいつか」
ミナト「よろしくお願いしやす♪」
翔平「だれ?」
ミナト「現ボスの秘書の方だ、一分間彼の攻撃から耐えきってみてくれ」
翔平「ふぅん・・・まぁいいや・・・やろーぜ」
?「どういう実力か分からない以上、俺も加減が出来んぞ」
ミナト「その辺は適当に・・・」
翔平「何言ってんだ」
?「・・・なんだ」
翔平「手加減するの、俺だから」
?「・・・このふざけたガキは誰だ」
ミナト「俺も同い年だ・・・次期ボス候補の1人だったやつだよ」
?「なるほど・・・自分に自信を持っちゃってるパターンか・・・いいだろう、現実を教えてやる」
翔平「やってみ」
ヒュッ
?「なかなか機敏なやつだな」
翔平「一分間か・・・いいぞ」
ヒュッ
?「ち・・・すばしっこいやつ」
ミナト「へぇ・・・やるなぁ」
翔平「ち・・・一分も持たねえな」
?「やっと気付いたな若造」
ミナト「・・・こりゃまずい‼‼‼」
コオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
?「何の音だ・・・」
翔平「ガキだからって舐めんな」
インパクト・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
?「ぐ・・・あ・・・」
ミナト「インパクト・・・」
翔平「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・無理だ・・・俺は1分も自分を抑えられねえ」
?「く・・・う・・・」
ミナト「お前・・・これほどの蹴りの術を持っていたか」
翔平「ハァ・・・ハァ・・・まぁな」
カチャ
ミナト「どうだった?」
翔平「ミナト、あいつは誰だ?」
ミナト「俺のチームだよ、ブロード・ケイ」
翔平「ブロード・・・・・・」
ケイ「見事な蹴りだな、俺も一度手合わせしてみたいよ」
柴竜「どーだか・・・俺にはしょぼく見えたけど」
翔平「へぇ・・・あんた喧嘩売ってる?」
柴竜「いいぞ・・・」
ミナト「待て待て、こいつには俺らの代では有力な部隊になるんだぞ」
翔平「お前ら3人が次期ボスチームか?」
ミナト「そーだ、あと常任幹部をあと2人、非常任幹部をあと1人集める必要があるんだ」
翔平「常任?」
ミナト「常任幹部は全部で4人、非常任幹部は2人必要なんだ、非常任も1人は決まってるからそういうこと」
翔平「俺が入ればいいじゃねえか」
ミナト「今のボスのおっさんにそれはダメって言われてる」
翔平「ふぅん・・・まあいいや」
ミナト「常任のあと二人は遠隔攻撃が得意な人、航海士が出来ればあとは自由でいいってさ」
ケイ「まあ俺と柴竜で医術と料理は出来る、最低限の生活はできそうだしな」
柴竜「結局10代目候補になったとはいえ、やる事は変わんねーんだな」
ケイ「まだ例の事件から1年でよく次期ボスに選ばれたよな」
翔平「例の・・・事件?」
ミナト「このブレスレットにまつわる話さ・・・今俺は力をかなり制限されてる」
翔平「・・・本当によくそんな状況で次期ボスに選ばれたな」
ミナト「今のこの辺りの社会状況が関係してるらしいぜ」
ケイ「どういうことだ?」
部下「現在この辺りではとても治安が悪いのです」
翔平「治安が悪いからなんで選ばれんだよ」
部下「現ボスは力は使わずに支配しようとして失敗しています」
部下「だから手っ取り早く若いボスがいた方が、そんなに強くなくても圧力になるというわけです」
ミナト「・・・ぜーんぜん分かんねえ」
柴竜「お前はそんなこと分からなくてもいい」
翔平「ミナト、じゃあお前今強くないのか?」
ミナト「あぁ・・・」
柴竜「ウソつくな、さっき戦闘テストで相変わらず頭おかしい数値出してただろ」
ケイ「相変わらずキモい数値だったぜ」
翔平「マジかよ・・・」
部下「船の準備が出来たようです・・・どうぞこちらへ」
柴竜「てか俺らまだ中学生だぞ、大丈夫なのか?」
ケイ「まーな」
部下「あなた方は大人を簡単に倒せるほどの力を持っています、何の問題があるのですか?」
翔平「ま・・・そーだけど」
ミナト「なんとでもなるだろ」
柴竜「相変わらず楽観的なやつだ」
翔平「悪ぃ・・・ちょっと休ませろ」
ケイ「大丈夫なのか・・・汗すごいぞ」
翔平「今まだ俺は・・・生光の量が超少ないんだ・・・一発出すと切れる」
ミナト「不安だなぁ・・・つまりあの蹴りは一撃必殺なわけか」
翔平「ケイっつったな・・・お前兄貴いるだろ」
ケイ「いるが・・・なぜそれを・・・」
翔平「やっぱな・・・俺が少し前まで見て貰ってた師匠のとこではブロード・フレイってやつと二人だった」
ケイ「確かに・・・兄貴の名だな」
翔平「俺が入ってすぐ出ちゃったからそんなに長くはいなかったが、あいつの弟ってことはお前もやるんだろうな」
ケイ「そりゃ・・・一緒に旅してみりゃすぐ分かる」
部下「では参りましょう、船着き場までご案内いたします」
船着き場
ケイ「小さい船だな・・・」
柴竜「キッチンがついてねえじゃねえか・・・」
部下「申し訳無い、ほとんどの巨船は出てしまっていたので」
翔平「まーいいだろ・・・四人の中学生なんだ」
ミナト「確かにな」
翔平「ある程度、どこへ行くかの見当はついてんのか?」
柴竜「遠隔攻撃は無くても戦闘自体はなんとかなるが、航海士はいないと死ぬぞ」
ケイ「最初は航海士探しだな」
翔平「そんな簡単にいくか?」
ミナト「ここから3日くらいの場所に航海士学校があるらしいぜ」
ケイ「なーるほど、ひとまずそこか」
柴竜「じゃ、出港するか」
部下「いってらっしゃいませ」
5日後
柴竜「おい・・・いつになったら着くんだよ」
ミナト「さーな・・・ちゃんと方角通りに進んだんだけど・・・」
ケイ「どーだかな・・・」
翔平「飯に困らないのはラッキーだったぜ」
柴竜「ま、そうだが・・・さすがに食料持たねえぞ」
ミナト「そうだな・・・限界がある」
ケイ「どうすんだよ・・・海の上じゃ連絡も出来ねえぞ」
翔平「いわゆる遭難だな・・・困った」
ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・
ケイ「‼‼」
グラビティ・フィールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
翔平「重力の力・・・」
ミナト「俺の力だ・・・それより飛んで来たのは・・・大砲だな」
柴竜「何事だ?」
ケイ「お、三時の方向、岸が見えるぞ」
翔平「なるほど・・・そこから撃って来たわけか」
ミナト「ち・・・ただまあそこに上陸する以外無いよな」
柴竜「まさかこの砲撃の嵐に突っ込んでいくつもりか?」
ケイ「無謀もいいとこだ、海中にトラップがあるかもしれねえ、さすがにそれは防げねえぞ」
翔平「同感だ」
ミナト「じゃあ・・・あの岸見逃すか?」
柴竜「・・・ち、分かったよ」
ケイ「相変わらず俺らの意見をまったく聞かないよな」
ミナト「まーいいじゃんか、柴竜は一応付き合えよ」
翔平「・・・?」
ケイ「俺とお前で漕ぐんだ、蹴り技士二人に漕がせるとはな・・・」
柴竜「・・・何かでかい覇気を感じる・・・強いのがいるぞ」
ミナト「勝てるのか?」
柴竜「感じる限り俺よりは弱い・・・ただ実際戦ってるまでは分からん、感知できない強さを秘めている可能性もある」
最終更新:2013年06月20日 19:21