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103話「二度目の奇襲」

翔平「あいつ、年上だよな?」

エミ「2つね、でも幼馴染だから・・・」

ケイ「なんか悪い事したかな」

エミ「私から頼んだんだもん・・・あんた達は何も悪くない」

ミナト「さて・・・これで誤解も解けたんだ、しばらくこの民宿を借りるとしよう」

エミ「船なら私の使ってる買い出し船でよければ、それで行こうよ」

柴竜「お前、マジで俺らについて来れるのか?」

エミ「何とか頑張るよ」

翔平「よかったじゃんか」

ミナト「まぁな・・・よろしくエミ」

エミ「よろしくー」

柴竜「教えてくれよ・・・一年前の奇襲について」

エミ「別に特に教える様な事無いよ・・・結構大きい海賊船がいきなり襲って来たんだ」

エミ「この島あんま戦闘的じゃないからさ・・・大人はほとんど死亡か戦闘不能、生き残った人も手足が動かない人が多かったの」

エミ「だからこのままじゃ簡単に占拠されちゃうと思って、航海術の学校を作って知識を増やしたってわけ」

翔平「その理屈、俺にはあんま分かんねー」

エミ「まぁとにかく・・・今は土地の整備もだいぶ終わったし、私達も大砲やトラップについて学んで、多少戦えるようになった」

柴竜「どうだかな」

エミ「・・・何よ」

ミナト「どうした?」

柴竜「知っているのと出来るのは違う・・・俺はそう思うがな」

ケイ「・・・」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


ミナト「‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

翔平「何事だ‼‼‼‼?」

エミ「今のは・・・北側の大砲の音・・・」

緊急連絡、一年前の海賊船と思われる物が接近中


柴竜「一年前・・・例の奇襲の話か」

ケイ「前回はどんな感じで海賊を追いだしたんだ?」

エミ「突然現れた星川っていう幻術士が・・・追い払ってくれたの」

翔平「へぇ・・・1人で?」

エミ「ええ、私達全員でも歯がたたなかったのに・・・」

柴竜「なるほど・・・じゃあ行くぞ」

ケイ「だな」

エミ「ちょっと待って‼‼‼‼どこに行くの‼‼‼‼‼‼」

ミナト「決まってんだろ・・・北の海賊船のトコだ」

翔平「ま、それしかねーな」

エミ「レナだって相当強いのよ・・・あんた達何人がかりで倒したのか知らないけど、彼女の強さは分かってるでしょ‼‼‼‼?」

柴竜「俺と1vs1でやった・・・これで俺らが強いって信じてくれるか?」

エミ「ウソ・・・」

ケイ「黙って見てな・・・少なくとも、名前も知らない男が1人で追い返せる海賊なら、俺らでも大丈夫だ」

翔平「一理あるな」

ミナト「ま、新たな仲間が出来た祝いだ・・・パーッと行こうぜ‼‼‼‼‼」

エミ「普通こういう時って・・・「何で俺らがいるタイミングで・・・」ってなるんじゃないの?」

柴竜「俺らは普通じゃねえからな・・・刀が血を吸いたいらしいぜ」

ケイ「うずうずして来た・・・先行っていいか?」

翔平「ダメだ、お前が独り占めするかもしれねえだろ」

エミ「・・・マジで普通じゃない・・・」


















途中の道


レナ「何事‼‼‼‼?」

住民「まずいぞ、あん時の海賊だ‼‼‼」

レナ「く・・・次から次へと・・・」

パシッ


レナ「‼‼‼‼」

翔平「待てよ」

レナ「今・・・忙しいんだけど」

翔平「重々承知してる、それでも止めてんだ」

レナ「・・・何?」

翔平「一年前・・・お前より強い大人なんてたくさんいたよな」

レナ「・・・まぁ・・・いたけど」

翔平「その大人が束になっても敵わなかったんだぞ・・・一年でそれ以上お前は強くなったとでも言う気か?」

レナ「いや・・・それは・・・」

翔平「交渉しようぜ」

レナ「・・・何?」

翔平「お前、俺の船に乗れよ」

レナ「それは・・・断ったでしょ‼‼‼‼‼」

翔平「条件として、SEASは既にこの島を管轄する事に決まった、これで安心できるだろ」

レナ「・・・勝手な・・・」

翔平「そうすれば、今回の奇襲も俺らがおさめるぞ」

レナ「・・・・・・・・・海賊に・・・島を預けろということか・・・」

翔平「そうだな、もし嫌なら行け、俺は手は出さない」

レナ「・・・・・・それでも・・・私は行く‼‼‼」

翔平「そうか、それは残念だ」














北の海岸


ミナト「あれか・・・でかいガレオン船だな」

柴竜「中にいるのは・・・少なく見て150人ってトコか」

エミ「本気・・・なの?」

ケイ「お、かわいい剣士ちゃん来たってことは・・・」

レナ「交渉は決裂だ・・・私がやる」

ミナト「関係無いだろ」

レナ「・・・は?」

柴竜「確かにあいつは手を出さないという話だろうが、俺たちは手を出すぞ」

エミ「こいつら相当狂ってるよ」

レナ「どういう・・・」

翔平「俺は手を出さないよ・・・約束だからな・・・でも「俺達」とは一言も言って無い」

ケイ「ってわけだ・・・まぁ俺ら三人でもまともに戦えば負けるよな」

柴竜「どうだか・・・さっさとやらせろ」

ケイ「じゃ・・・柴竜、甲板のこっちから見て右側にでかい斬撃入れてくれ」

エミ「何する気?」

ケイ「まあいいから、やれ」

柴竜「仕方ねえなぁ・・・偉大な空の王の爪は・・・全てを斬り裂く‼‼‼」

豪鷹爪‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


船員「な・・・何事だ‼‼‼‼?」

ミナト「誰も切れてねえぞ」

ケイ「今船員は状況を確認する為に右側へ寄ってる・・・ミナト、右側に横転させてくれ」

エミ「んなこと出来んの‼‼‼‼?」

ミナト「横転くらいなら・・・なんとかなるかな」

グラビティ・フィールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


翔平「おぉ・・・倒れたな」

レナ「何てメチャクチャな力だ・・・」

ミナト「ふぅ・・・ちょっと疲れたな」

ケイ「でも、おかげでだいぶ減ったぞ」

柴竜「さて・・・いよいよ戦闘だ」

船長「小癪なことをしてくれたもんだな・・・ガキ共‼‼‼‼‼」

ミナト「翔平とレナちゃんは手出すなよ」

翔平「あぁ、約束だからな」

エミ「私も戦闘出来ないんで見てまーす」

レナ「しかし・・・」

柴竜「翔平、頼んだぞ」

翔平「分かってるよ・・・どうしても行くなら・・・俺を倒して行け」

レナ「そんな事を言っている場合か‼‼‼‼‼?」

翔平「敵はざっと100人弱・・・あいつらなら余裕だろ」

エミ「その絶対的な自信はどこから・・・」

翔平「1人は次期ボス、もう1人は俺をしょぼいと言った男、もう1人は俺と同じ足技使いだ・・・問題ない」

レナ「最後のは問題ないと言ってもいいのだろうか・・・」

ミナト「・・・あの船主より左は俺が貰う」

柴竜「じゃ、俺は右だ」

ケイ「仕方ねえ、じゃあ俺は船の中の連中片して来るよ」

ミナト「とはいえ・・・一瞬だがな」

グラビティ・フィールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


船員「ぐ・・・あ・・・」

エミ「船員達が・・・上から押さえつけられてる感じ・・・」

ミナト「殺すほどの力はないんで・・・あとはこうしよう」

グラビティ・ノック‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


エミ「・・・?」

柴竜「マジかよ・・・全員伏せろ‼‼‼‼‼」

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


エミ「衝撃波が・・・広がってく・・・」

ミナト「重力の応用だ・・・ちょっとした衝撃でも、充分伝わる様に出来てる」

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最終更新:2013年06月22日 22:26