三日後
ミナト「本当に三日で着いた・・・やるなエミ」
エミ「いやいや、普通だから」
ケイ「なんか物々しいよなぁ・・・鉄柵とかさ」
翔平「じゃーどう潜入するか決めようぜ」
柴竜「正面からも入れるが、芸が無いよな」
ケイ「船番も必要だよな」
エミ「私は船番がいいな、わざわざ監獄になんて行きたくないもん」
翔平「俺は直に勧誘したいし、行く」
柴竜「俺も剣士には興味がある、同行するぞ」
ケイ「俺は興味ねーな・・・船番希望」
ミナト「じゃあ・・・俺も行こうかな」
エミ「え・・・そんな簡単に決めていいの?」
ケイ「じゃー行って来い、通信である程度出る場所教えてくれよ」
柴竜「あぁ」
ミナト「じゃー行こうか」
グラビティ・フィールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼
エミ「ねぇ・・・ホントにこんな簡単に決めていいの?」
ケイ「・・・なんで?」
エミ「だって監獄へ入るって違法よ・・・捕まればあの中に入るわけだし・・・」
ケイ「こんなトコは本部からロクな兵来てねえんだ、俺らが捕まるわけがねえ」
エミ「でもさぁ・・・」
ケイ「俺が行ったって一緒だよ、どーせそのまま三人で帰るか、一人増えて四人で帰って来るかのどっちかだ」
エミ「本当に大丈夫なの?」
ケイ「大丈夫だろ、未だかつてキャプテンが負けてるのは見た事が無い」
ケイ「柴竜はザコだが、やる時はやる奴だ・・・翔平は分からねえが大丈夫だろ」
監獄島内
ミナト「・・・閑散としてんなぁ・・・」
柴竜「まぁ・・・監獄だしな」
翔平「お、地図あるぜ」
ミナト「一階は看守用の居住スペースみたいだな」
柴竜「あそこの建物の二階が囚人スペース、三階には懸賞金がつく程の極悪囚人の部屋らしいな」
翔平「つまり・・・今いる広場みてえな場所は看守のうろつく危険区域なわけか」
ミナト「そうみたいだな、赤岡竜も懸賞金ついてるのか?」
柴竜「多分な」
翔平「じゃあ各々で鍵があるであろう看守室と、そいつの牢屋を探そう」
ミナト「了解」
柴竜「いいぞ」
翔平「‼‼‼」
ヒュッ
翔平(あ・・・危ねえ・・・バレたかと思ったぜ)
看守「聞いたか?さっき西側の策からこの中へ誰か入ったらしいぜ」
看守「監獄に?どんな物好きだよ」
看守「さぁな、でも監視カメラには映ってたらしいぞ」
看守「マジかよ」
翔平(やっぱ・・・バレてんな・・・)
ミナト「こちらミナト、状況はどうだ?」
柴竜「こちら黒崎、迷子になってる」
翔平「こちら本郷、看守にバレてないものの、囲まれてるっぽくてうまく動けねえな」
ミナト「こちらミナト、俺は看守室で鍵を手に入れた、確かに赤岡竜って名前があるよ」
柴竜「ほぉ」
翔平「助かるぜ、じゃあ三階で会おう」
三階、奥の牢屋
翔平「お前か・・・赤岡竜」
竜「・・・お前・・・看守じゃねえな・・・何してる」
翔平「お前に興味があってな・・・俺は海賊だ」
竜「そうか・・・看守を引き連れて無いところを見ると・・・無断入所ってとこか」
翔平「あぁ、とりあえず俺と海賊をやろう、な」
竜「・・・俺を誘うってことは・・・他にも強靭な仲間がいるんだろうな」
翔平「今は別の海賊チームと一緒だからいるぞ、そのうち別行動することになる」
竜「・・・その時お前と一緒になるのは何人だ?」
翔平「お前と俺」
竜「・・・・・・マジで言ってんのか・・・」
翔平「あぁ」
竜「ハッハッハッハ・・・面白いじゃねえか」
翔平「そうか?」
待てーーーーーーーーーーー
竜「・・・お前に同行してる海賊じゃねえか?」
ミナト「すまん、見つかった‼‼」
翔平「じゃあ交渉だ・・・今ここでお前を出してやるから、一緒に海賊をやろう」
竜「俺の目的は
国際連合を潰す事、それに反する行動をお前がする場合は敵とみなすぞ」
翔平「どうせ裏稼業だ、国連とは仲が悪い」
竜「いいだろう、お前のチームに入ってやる・・・俺は使えるぜ」
カチャ
竜「おぉ・・・外れたぞ」
翔平「よし・・・ところでミナト」
ミナト「ん?」
翔平「あの看守片せよ、お前が引き連れて来たんだし・・・倒せるだろ」
ミナト「せっかくなら・・・新人の実力見たいじゃんか」
竜「なるほど、どうやら面白い連中のようだな・・・退屈しなさそうだ」
ミナト「じゃ、いっちょ頼むよ」
竜「俺は剣士だ、刀がなきゃ戦えない」
柴竜「よぉ」
竜「剣士さんだな・・・お、俺の刀持ってんじゃんか」
柴竜「ち、お前のだったか・・・せっかく看守室で良い刀拾ったのによ」
パシッ
竜「恩に着る・・・そういえば名前は?」
翔平「本郷翔平、あっちが天野ミナト、剣士が黒崎柴竜だ・・・じゃあ頼むぜ」
竜「お安いご用だ・・・悪を切り裂く数本の斬撃は・・・大いなる海の覇者の牙の如し・・・水華一刀流」
鬼鮫‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
柴竜「なんて強さの斬撃だ・・・しかもとても繊細で美しい・・・」
ミナト「やるじゃん・・・」
翔平「ひゅー・・・」
竜「俺はこの技中心で使って来て・・・いつしか技の名前で呼ばれるようになっちまった」
竜「・・・この剣術を見て・・・それでもまだ俺が欲しいか?」
翔平「もちろん」
竜「元懸賞金1500万円・・・鬼鮫、赤岡竜・・・本郷翔平の世話になるぞ」
翔平「おう、よろしく頼むぜ」
ミナト「いい剣士を味方につけたな、翔平」
翔平「あぁ・・・まだこいつの私情は何も分かっちゃいないが、俺は好きなタイプだ」
柴竜「ムダ話してる場合じゃないぜ、さっさと出ないと下から大量に看守が湧いてくるぞ」
ミナト「おいケイ、聞こえてるか?」
ケイ「おう、どの辺だ?」
柴竜「北側だ、急いで船回せ」
ケイ「オッケイ、今いるぞ」
ミナト「よっしゃ、じゃあまずこの壁崩してくれ」
柴竜「了解・・・二刀流」
獅王波‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
竜「おぉ・・・やるなぁ」
翔平「見えた、あれだ」
ミナト「お前ら適当に飛べ、俺が重力で誘導してやる」
柴竜「助かるぜ」
翔平「サンキュー」
竜「重力で・・・誘導?」
バッ
ミナト「よし、脱出完了だ」
グラビティ・フィールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼
竜「おぉ・・・浮いてるぞ・・・」
翔平「たっだいまー‼‼‼‼‼」
エミ「・・・ま・・・マジで帰って来た・・・」
ケイ「へぇ・・・あれが赤岡竜・・・」
ミナト「さーて・・・紹介しよう、俺達の新たな仲間、赤岡竜だ」
竜「なるほどな、こいつら二人もお前の仲間なのか」
ミナト「そーいうこと♪」
ケイ「ブロード・ケイだ、よろしくな」
竜「あぁ、よろしく」
グイッ
竜「んな・・・」
スライス・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼
ケイ「へへ」
竜「ち」
バッ
竜「何しやがる‼‼‼‼‼」
ケイ「力試し」
ブレード・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
竜「斬撃の蹴りか・・・敵を斬り裂く一本の槍は・・・大いなる海の覇者の突進の如し」
斬鮫‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
エミ「やっば・・・」
ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼
柴竜「物凄い歯こぼれだな・・・気を付けろよエミ」
エミ「あ・・・ども」
ケイ「ふむ・・・充分な実力を持ってるじゃねえか」
竜「いきなりしかけて来やがって・・・いくらなんでもビビるぜ」
翔平「お前・・・そんなに強いのになんで監獄に・・・」
竜「ちょっと前に国連海軍の中将チームに見つかってな・・・さすがに勝てなかった」
ミナト「・・・ちょっと失礼」
翔平「・・・・・・どうしたんだ?」
柴竜「さぁ・・・恐らく奴からの電話だろう」
竜「やつ?」
ケイ「ミナトには色んな知り合いがいるが、このタイミングでかかってくるとしたら・・・国連だな」
エミ「あいつ・・・国連にも知り合いがいるの‼‼‼?」
柴竜「あぁ、何の用かはだいたい想像つくが・・・」
ミナト「今国連の中では俺らの話題で持ち切りらしいぜ」
翔平「へぇ・・・」
柴竜「見ろよ・・・この画面」
ケイ「なんだこれ」
柴竜「BSNWっつってな、裏社会の公式サイトみたいな感じだ」
ミナト「おぉ、俺ら載ってんじゃん」
エミ「ホントだ・・・いま大注目の裏社会企業ってなってる」
翔平「仕事早いな、もう竜が脱獄して
SEASに入ってるって書いてるぞ」
ミナト「まぁそんなわけで、国連海軍の知り合いから手配書が出るかもっていう連絡だったぞ」
竜「お前ら・・・SEASだったのか・・・」
翔平「知らなかったのか?」
竜「あぁ・・・今さらだが、俺は
BLOODの暗躍機関にいたんだ、まあ辞めたが」
柴竜「へぇ・・・独立暗躍部隊UBか」
竜「そうだ」
ミナト「お、その話は是非聞きたいな」
竜「つい先日起こったイランとカザフスタンの戦争に、BLOODも参加していたんだ」
竜「そこでラルクは・・・8代目ボスとその息子を殺した・・・とは言ってもおっさんだが」
ケイ「へぇ・・・確かに8代目BLOODは死んだって聞いたな」
竜「そして今はラルクの父親が9代目になったと聞いている」
翔平「BLOODか・・・」
柴竜「いずれ・・・俺達と戦う日も来るだろうな」
竜「どうだろうな・・・SEASとBLOODは敵対関係だが・・・」
エミ「そんなの嫌なんだけど・・・」
最終更新:2013年06月25日 18:45