一週間後
翔平「おー、島が見えたぞー」
レナ「一週間で完治するあんたら何なのよ・・・」
エレン「何か・・・何も無いジャングルみたいな島だな」
竜「つまらん」
クロ「自然の幸の料理を出来るとは・・・非常に光栄だ」
レナ「この島は船番必要無さそうね」
夏希「・・・」
竜「さて、俺も上陸すっかな」
エレン「何だかんだ言って行くんじゃん」
竜「まぁな」
クロ「おい筋肉剣士・・・ちょっと話がある」
竜「あ?・・・なんだよ」
クロ「ちょっと来い・・・お前ら上陸していいぞ」
カチャ
エレン「・・・何じゃありゃ・・・」
翔平「珍しいな・・・あいつら」
レナ「まぁ・・・そうね」
夏希「大丈夫なんですか・・・あの・・・私この船にいて」
エレン「言ったろ、あいつらにはデマ情報を流してある、俺らは別の島で療養中って事になってんだ」
レナ「あいつらを迎え撃つ為にも、時間を稼いでるんだから大丈夫よ・・・短くても一週間は持つ」
夏希「あの・・・そうじゃなくて」
翔平「心配無い・・・俺らはもう負けねえから」
ピカッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
レナ「く・・・何‼‼‼‼?」
エレン「さぁな・・・物凄い光ったぞ」
翔平「この光・・・」
フレイ「よお翔平、また会ったな」
翔平「やっぱお前か」
フレイ「ちょっと来い、渡したい物がある」
翔平「ここじゃまずいのか?」
フレイ「まぁな・・・」
翔平「じゃあ俺はフレイと一緒にいるわ」
エレン「了解」
レナ「私達はどうする?」
エレン「レナのシナリオ通りなら、俺は大量のダイナマイトを用意しなきゃならない」
エレン「だから俺はその制作にあたる・・・お前は体休めとけよ」
レナ「でも・・・それだけってわけには・・・」
エレン「じゃあ、あの子が勝手な事しない様に相手しといてくれよ・・・」
タッ
レナ「船で作るんじゃないの?」
エレン「何やらお取り込み中だろ、どーせ木の皮とか必要だし」
夏希「あの・・・勝手な事って・・・」
レナ「さぁね・・・でも船の中は取り込んでるから、散歩でもしよっか」
竜「何だよ・・・俺に話って」
クロ「いやぁ・・・その・・・・・・・・・・・・・・・頼みが・・・あってな」
竜「言い辛そうだな」
クロ「そりゃそうだ・・・男に・・・しかもお前に頼みなんて言い辛いに決まってる」
竜「・・・頼まれる前から既に断る気満々だぞ」
クロ「いや、別に面倒な事じゃない・・・いやぁ、俺はほら、筋トレ馬鹿じゃねえからさぁ」
竜「ったく・・・そんで?」
クロ「だから筋トレの仕方とか・・・分かんないんだわ・・・教えて欲しいなぁと思って」
竜「なるほどね、お前今さら筋トレすんの?」
クロ「あぁ・・・この間の戦闘で確信した・・・俺の技術に・・・体が追い付いて無い」
竜「なるほど、技術には絶対の自信があるわけか」
クロ「ま、否定しないけどな・・・頼む・・・俺に筋トレ教えてくれ」
竜「・・・悪いが、俺のやり方でやって貰う以上、本気でやって貰う・・・フライパン握れなくなるくらいやってやるよ」
クロ「恩に着るよ・・・」
竜「ただし、その小奇麗な格好じゃ運動は出来ねえな・・・ジャージ持ってねえの?」
クロ「まぁ・・・俺が持ってると思うか?」
竜「いや、思わないな・・・Tシャツくらいあんだろ、下だけなら貸してやるよ」
クロ「どうも」
フレイ「お前と会ったのが懐かしくてさ、衝動的に師匠に会いに行ったんだ」
翔平「あの山に入ったのか・・・凄いな」
フレイ「そんでさ、会ったんだけど・・・これ預かって来た」
翔平「ノート・・・なんだこれ」
フレイ「さぁ、中身は見るなって言われたから見て無いが、師匠から伝言もあるぞ」
翔平「なに?」
フレイ「お前ならもしかしたら・・・これが出来るかも・・・いや、既に出来ているかもしれない」
翔平「何だそりゃ」
フレイ「さぁな、まぁ用はそれだけだ、邪魔したな」
翔平「そっか・・・ありがとなフレイ」
フレイ「おう、何だか知らねえが頑張れよ」
船
レナ「あれ、何してんの?」
竜「筋トレ中だ、あぁ・・・そういやコックから伝言だ」
夏希「・・・?」
竜「暇なら全員分の夕飯調達を頼みたいそうだ」
レナ「分かったけど・・・クロどこ行ったの?」
竜「中だ、ほら、釣り竿と餌」
夏希「ありがとう・・・ございます」
竜「・・・じゃあ俺も中にいるからな」
カチャ
レナ「さーてっと・・・釣ろうか」
夏希「はい」
船内
クロ「ハァ・・・ハァ・・・自分に筋肉が無いのが身にしみて分かるよ・・・」
竜「普段からやってねえからだ」
クロ「へっへへ・・・」
森
翔平「身体強化術・・・「豹真」か・・・」
エレン「あれ、フレイどーしたんだ?」
翔平「帰ったよ・・・これ置いて」
エレン「ノートだな・・・何かの戦闘書か?」
翔平「そんなトコだな・・・面白い事は書いてある・・・ちょっとやってみるか」
エレン「へぇ・・・どんなのを見せてくれんのかな」
翔平「ここに力を入れて・・・こうかな」
ドクンッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
翔平「う・・・」
エレン「おい・・・翔平?」
ドサ
エレン「おい翔平‼‼‼‼‼大丈夫か‼‼‼‼‼?」
夜、船
エレン「ふぅ・・・迷っちまったが・・・やっと着いた」
レナ「遅かったわね・・・あれ、背負ってるのって・・・翔平‼‼‼‼‼‼?」
竜「何かあったのか?」
エレン「翔平が急に新しい技試すって言うから見てたら倒れたんだ」
レナ「そう、ごくろうさま」
エレン「あれ・・・クロは?」
クロ「ここだ、夏希に飯は頼んだ」
エレン「・・・何で?」
クロ「腕に全く力が入らなくてな・・・」
竜「初日であのメニューをこなすとは、充分だ」
エレン「え、クロは竜の弟子になったのか?」
クロ「その言い方はやめろ‼‼‼‼‼」
レナ「でもそんな風に見えるわよ」
クロ「うっせ」
カチャ
夏希「出来ました・・・あの・・・」
レナ「ありがと、はいみんな、食べるよ」
竜「俺はいらない、さっき森へ入って猛獣食って来た」
クロ「ったく・・・」
レナ「ごめんね」
夏希「いや、私はいいんですけど・・・それより・・・船長さん診て来ます」
エレン「おう、頼むよ・・・いただきまーす」
夏希「足に凄い圧力がかかったみたいです・・・それが心臓まで伝って意識を失ったんだと思います」
クロ「んん・・・うまいな、さすが店で働いていただけの事はある」
エレン「んん・・・ん・・・そーだな・・・翔平は大丈夫なのか?」
夏希「はい、船長さんの体力でしたら、一晩寝れば完治すると思います」
レナ「そりゃよかった、夏希も食べましょ」
夏希「・・・はい」
翌朝
翔平「いやー・・・昨日はあのまま寝ちゃった」
エレン「ったく・・・いきなり倒れるからビビったよ」
翔平「悪い悪い、そのままやったんじゃダメか・・・」
竜「新たな戦闘法か?」
翔平「あぁ」
クロ「そーかい・・・じゃあ俺は今日の分やって来るよ」
翔平「俺は今日も森へ行く」
エレン「俺も同行するわ、また倒れられたらまずいしな」
レナ「私達は今日も釣りね」
夏希「・・・はい」
竜「さて・・・俺もやるか」
クロ「なぁ剣士」
竜「人を役職で呼ぶな・・・なんだよ」
クロ「スポーツ選手は、試合の前々日までは体をイジメ抜き、前日は体を休めるという」
クロ「ついた筋肉を程良くリラックスさせることで最も良好な状態で試合に臨めるらしい」
竜「それが?」
クロ「お前は今まで筋トレしかしてないんだからさ・・・一週間休んだら・・・どれほどの力になるんだろうな」
竜「へぇ・・・お前が俺に筋肉のアドバイスか?」
クロ「まぁな」
最終更新:2013年07月25日 12:26