一週間後、船
レナ「あ・・・あの船は‼‼‼」
夏希「ブラックフェザー・・・」
レナ「とりあえず、反対側に船を回しましょう・・・この船が見つかったら元も子もない」
カチャ
クロ「そりゃそうだな・・・」
竜「そういやこの数日、エレンを見ないが・・・どうしたんだ?」
レナ「あいつらが来た時の為に・・・色々準備してくれてるみたい」
翔平「どういう事だ?」
レナ「あなた達には戦わなきゃいけない人がいるんでしょ?」
竜「そうだな」
クロ「あぁ」
レナ「それ以外の船員を処理する準備をしてるらしいよ」
翔平「さて、行くか」
レナ「待って待って、エレンから明日の朝まで待ってって言われてるの」
竜「何でだよ」
レナ「準備が終わって無いんだってさ」
クロ「今晩ゆっくり休めって事だな」
翔平「そーすっか・・・あれ、夏希寝ないの?」
夏希「私はまだいいです・・・」
レナ「そう・・・先に寝ちゃうよ」
夏希「はい」
ザッ
エレン「よー、お疲れ」
クロ「準備出来たなら行くぞ」
エレン「さっき雨降ったろ、今は火薬使えないんで結局明朝まで待たなきゃいけない」
竜「そうか・・・向こうは?」
エレン「ブラックフェザーは船の上で宴会中だ」
翔平「ご苦労だったなエレン、寝よーぜ」
エレン「おぅ」
四時間後
夏希「・・・ありがとう・・・」
バッ
森の中
夏希(こんな私に・・・よくしてくれたあの人たちを・・・巻き込むわけには・・・)
ザッ
夏希「・・・・・・どうして・・・」
翔平「何してんだよ・・・こんなトコで」
夏希「・・・散歩です」
翔平「随分船から離れたとこまで歩いたな・・・先に言っておくが、俺はそこまで鈍く無い」
夏希「・・・分かっているなら・・・何で止めるんですか・・・あいつらの狙いは私なんです」
夏希「私が行けば全てが解決するんです・・・みなさんは傷付かないんですよ‼‼‼」
翔平「お前が本当に行きたいなら止めねえよ・・・お前の目は・・・そんな風には見えないな」
夏希「どういう・・・」
翔平「お前が本当は行きたくないなら・・・俺は止める」
夏希「どいて下さい‼‼‼」
翔平「どかないよ・・・どうしてもこの先に進みたいなら・・・相手してやる、来い」
夏希「・・・仕方ない・・・」
バッ
翔平「・・・」
ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
翔平「痛ってー‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
夏希「体の鼓動を見れば、体の歪みが分かる・・・私はそこを突くんです」
夏希「でも・・・どうして止めないんですか?」
翔平「お前の・・・実力を・・・見たかったんだ」
夏希「では失礼します」
ガシッ
翔平「誰が・・・行かせるって言った?」
夏希「まだやりますか・・・」
バシッ
翔平「三つも歳下で・・・女の子なんだ・・・腕力じゃ足使いの俺にも勝てない」
夏希「く・・・」
翔平「分かったろ・・・俺には勝てない」
夏希「うぅ・・・なんで・・・なんでそこまで・・・」
ギュッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
夏希「‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
翔平「今まで・・・どんな人生だったんだよ・・・その歳で色々抱え過ぎだ」
夏希「・・・色んな人に・・・機関に・・・狙われて来たんです・・・」
夏希「一目で敵の弱点を知れる医者・・・そんな便利な人は・・・いないからだと思います・・・」
夏希「その機関で・・・奴隷の様に扱われて・・・・・・」
翔平「分かった、もういいよ・・・でも1つ気になるな・・・何で俺らを庇うような事をしたんだ?」
夏希「・・・皆さんは・・・こんな私の為に・・・戦ってくれて・・・色々な策を練ってくれて・・・」
夏希「今まで・・・人に・・・こんなに優しくされた事なんて・・・無かったから・・・」
翔平「よし、今からあいつらを倒してお前を船医として迎える」
夏希「‼‼‼‼‼」
翔平「お前の涙はムダにしない・・・お前ら、何か文句あるか?」
エレン「いや、別にない」
クロ「いいぞ」
タッ
竜「・・・」
エレン「おい竜・・・」
クロ「どこ行くんだよ」
翔平「・・・どうだ?竜」
竜「島の反対側に行くんだろ・・・早くしないと置いて行くぞ」
夏希「・・・え・・・」
竜「悪かった・・・お前を疑って・・・・・・お前の覚悟は充分過ぎるほど伝わって来た」
クロ「素直じゃねえなぁ・・・」
エレン「じゃー行くか・・・お前は船に戻ってレナと寝とけよ」
夏希「でも・・・」
翔平「いいから行け、人手は充分足りてるんだ」
夏希「しかし・・・」
竜「お前はこれから仲間になるんだろ、なら覚えとけ」
夏希「?」
竜「こいつは一度言い出したら聞かないんだよ」
島の反対側
サリン「全員総出でここを探せ‼‼奴らを見つけたらここまで引きずって来い‼‼‼‼‼」
兵「はっ‼‼‼‼‼‼」
サリン「我らを欺くとは・・・許さん・・・・・・さっさと行・・・」
ズドーーーーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
サリン「ぐ・・・何事だ‼‼‼‼‼?」
兵「が・・・」
ドサ
サリン「・・・爆発・・・やはり貴様らか」
翔平「さて・・・再開だ・・・ブラックフェザー」
サリン「貴様・・・」
翔平「しかしさすがだなエレン・・・敵は全滅だな」
エレン「かかったのはせいぜいザコだ、生き残ったザコの処理は俺がやる」
翔平「よろしくな・・・あれ、あいつら二人どこ行った?」
エレン「さぁ、恐らくそれぞれ探しに行ったんじゃねえか?」
サリン「うちの兵士を・・・無差別に殺しやがって・・・許さん」
翔平「こっちのセリフだ‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
サリン「・・・?」
翔平「あんな小さい子を追いかけ回しやがって・・・趣味悪過ぎだ・・・」
サリン「やはりテメェのトコにいたか・・・」
翔平「お前には・・・関係ねえ‼‼‼‼‼」
ダッ
サリン「覚えてない様だな・・・俺にやられたのを」
シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼
サリン「フフ・・・」
ヒュッ・・・
翔平「ち」
サリン「食らえ」
衝け・・・
シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼
サリン「ぐ・・・何て速さだ・・・」
シュート・ラッシュ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
サリン「フフ」
鋼鎧‼‼‼‼‼‼‼‼‼
翔平「・・・やっぱ・・・そう簡単には行かねえか」
サリン「当たり前だ」
ブラックフェザー船内、地下
竜「・・・」
斬蹴‼‼‼‼‼‼‼‼‼
竜「ち」
ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼
釜生「ん・・・オックス島のガキじゃねえな」
竜「お前じゃ無くて右腕さんに会いたかったんだが・・・」
釜生「ち、サイの事か・・・俺じゃ不満か?」
竜「テメェの使う体技見飽きてんだよ・・・」
釜生「なるほど・・・しかし、さっきの爆発は恐らく貴様ら関連だろう・・・逃がすわけにはいかない」
竜「逃げないから安心しろ・・・俺は敵に背中は見せない」
甲板
クロ「‼‼‼‼‼」
ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼
サイ「・・・よお」
クロ「ち、お前じゃ無い奴とやりたかったな」
サイ「俺じゃ不満かね?・・・俺はボスの右腕、高野サイだ」
クロ「右腕か・・・面白い」
サイ「俺の相手は・・・お前でいいのか?」
クロ「いいぞ」
最終更新:2013年07月26日 12:04