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133話「本領」

翌朝


翔平「エジプト?」

竜「俺は賛成だ」

レナ「あれ、珍しいね」

竜「気分転換だ、詳しくは分からんがそこまでハードなレースだとは思えん」

エレン「だな、俺も賛成」

レナ「私も良いけど・・・」

クロ「どうだかな・・・今はゆっくり休んだ方がいいと思うけど」

翔平「まぁ・・・まだ痺れが残ってるしな」

夏希「すいません、あと2日ほどで治ると思うのですが・・・」

翔平「じゃーいいじゃん、楽しそうだし行こうぜ♪」

クロ「ったく・・・しょーがねーなー」

基地長「では準備致します」

翔平「何の準備?」

基地長「船はよくても、上陸後に現地まで移動する足が必要かと」

クロ「おー、さすがだな」

基地長「上陸地点に車を用意させます、すぐに出港しても構いません」

レナ「じゃあ行こうか」













船


基地長「では、お気を付けて」

翔平「あぁ、色々サンキュー」

クロ「そんなに遠くないもんな」

レナ「エジプトまで海があるからほとんどは水面移動よ、割と距離はある」

竜「へぇ・・・そうなのか」












クロ「おいお前ら‼‼‼飯出来たぞ‼‼‼‼」

エレン「やっほー‼‼‼‼‼‼」

翔平「んまそー‼‼‼‼‼」

夏希「こちらスープとサラダです」

レナ「上品♪」

クロ「あれ、剣士どこいった?」

翔平「竜‼‼‼‼‼‼‼‼‼飯できたぞ‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

竜「そうか・・・じゃあ頂くとしよう」

エレン「うめー‼‼‼‼‼‼‼」

レナ「スープおいしい」

翔平「波で揺れるのにスープってなかなか攻めたな」

クロ「だから大き目のカップ使ってこぼれないように出来てるだろ?」

夏希「おいしい・・・」

クロ「さーてメインディッシュだ、鶏の唐揚げお待ち」

エレン「っひょー‼‼‼‼‼」

翔平「早く食わねえとなくなっちゃうぞ‼‼‼‼‼」

クロ「さて・・・」

竜「おい、お前食わねえのか?」

クロ「この後デザート出すからな、その後食うよ」

夏希「いいんですか・・・みなさんで盛り上がられてますけど・・・」

クロ「料理人として最も嬉しいのは、俺の料理で盛り上がる客を見る事だ」

カチャ


レナ「・・・やるわね、あいつ」

竜「・・・あれが料理人魂ってやつか」

翔平「いやーうまかったなぁ・・・唐揚げ」

エレン「うまかったよなー、夏希」

夏希「はい」

カチャ


クロ「こちら新感覚デザート、干瓢ゼリー抹茶風でございます」

竜「何だ?これ」

クロ「干瓢ゼリー抹茶風って言ったろ、聞いとけ」

翔平「へー・・・いただきまーす」

ゴクッ


エレン「うんま‼‼‼‼‼」

夏希「・・・・・・感動です・・・こんなにおいしい物が・・・」

レナ「大丈夫?」

夏希「・・・はい」

翔平「うめー・・・・・・おかわり‼‼‼‼‼」

クロ「まだ固めてない、原液はあるから明日また固めといてやるよ」

翔平「やったぜー」

竜「ごちそうさまでした・・・・・・さて、筋トレして来るかな」

クロ「うん・・・今日も我ながら上出来だな」



















翔平「アブ・・・何とか島を出発してどれくらい経つ?」

レナ「もう二週間くらいね」

エレン「かかったぞ‼‼‼」

翔平「お、来たか‼‼‼‼手応えは‼‼‼‼‼‼?」

エレン「大物だと思うぜ・・・そーーーーーーれっ‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

クロ「ほぉ・・・シクロ鮫だな」

竜「シクロ鮫?」

クロ「脂は超乗ってるぞ、だいたい鮫の肉っつったら今はシクロ鮫だ」

カチャ


夏希「で・・・でか‼‼‼‼」

エレン「冷蔵庫入れとくぞー」

ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ


夏希「きゃっ」

翔平「ヘリ‼‼‼‼‼?」

クロ「ただのヘリじゃねえな」

竜「あぁ・・・空軍だ」

エレン「空軍‼‼‼‼‼?」

レナ「・・・・・・大丈夫・・・かな」

翔平「大丈夫だ、そこまで強い気は感じない」

ヒューーーーーーーーーーーーー・・・


レナ「爆弾‼‼‼‼‼?」

夏希「ま・・・まずい・・・」

エレン「爆発させんなよ、爆煙で見えなくなっちゃうし」

翔平「分かった」

ダッ


クロ「どうする気だ?」

翔平「掴んで海へ落とす‼‼‼‼‼」

ビュッ


竜「このままじゃ消耗戦だぞ」

エレン「まぁ落ち付けよ、遠隔攻撃なら狙撃士の俺の出番だろ?」

夏希「ど・・・どうするんですか‼‼‼‼‼すごいたくさん降ってきましたよ‼‼‼‼‼」

クロ「俺がどかす、何とか撃ちこめ‼‼‼‼‼」

エレン「船に当たりそうなのを避けてくれりゃいい」

翔平「・・・いいのか?」

エレン「あぁ、任せろ」

レナ「狙撃士の本領発揮ね」

カチッ


クロ「いつもよりも随分でかいな」

エレン「この程度の高度なら全く問題ないな」

CONTROL BOMB‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


夏希「一個ですか?」

エレン「ヘリなら、羽の一部を壊せば落ちるっしょ」

カチッカチッ


竜「ラジコンのコントローラーじゃねえか」

エレン「あぁ、あのダイナマイトにはラジコンと同じ様に噴射口と方向調整口があって操作出来る」

レナ「珍しくエレンがマジね」

エレン「そーだな、俺の本職だし」

クロ「おー・・・もう到達するぞ」

夏希「すごい・・・」

エレン「HIT‼‼‼‼‼」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


翔平「ふぅ・・・やるなエレン」

エレン「まーね♪」

クロ「うーん・・・機体が落ちてるのは間違えないな」

ザッパーーーーーーーーーーーーーン


エレン「どんなもんだい‼‼‼」

翔平「サンキュー、エレン」

エレン「飯~飯~」

クロ「・・・ハァ、分かったよ・・・ちょっと待ってろ」

レナ「‼‼‼‼」

竜「・・・どうかしたか?」

レナ「あの雲・・・まずいね」

翔平「何が?」

レナ「全員今すぐに帆をしまって‼‼‼外輪準備‼‼‼‼‼‼」

エレン「よし来た‼‼‼‼」

クロ「外輪いつでも動かせるぞ‼‼‼‼」

翔平「うぉ、いきなり風が吹いてきたぞ‼‼‼‼‼」

夏希「一度風が強くなると帆をしまうのは至難の技・・・さすがレナ」

レナ「褒めても何も出て来ないよ、外輪で進んで‼‼‼‼‼舵は私が・・・」

竜「お前の筋力じゃ無理だ、俺がやるから指示くれ」

レナ「またそうやって遠回しにバカにして・・・」

竜「どうすりゃいいんだ‼‼‼‼‼?」

レナ「八時の方角にしといて‼‼‼‼‼外輪でも少し角度調節手伝って‼‼‼‼‼」

クロ「了解」

エレン「じゃあそっち強く回してくれ」

クロ「だな」

翔平「前方からでかい岩石接近中‼‼‼‼今の雨で増水したのが原因かな?」

夏希「恐らく」

翔平「竜、切れ、邪魔」

竜「舵頼むぞ」

翔平「あぁ」

竜「じゃ、斬って来るか」

ダッ


レナ「・・・で・・・・でか‼‼‼‼‼」

エレン「船が当たっても問題無いくらいまで細かく頼むぞ‼‼‼‼‼」

竜「なら・・・これが最適だろうな」

津波‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


夏希「・・・・・・」

エレン「相変わらず・・・半端ないな」

クロ「当然だ」

翔平「ナイス竜‼‼‼‼‼」

竜「お安い御用だ・・・さて・・・ってお前‼‼‼‼舵頼んだろ‼‼‼‼‼‼?」

翔平「あぁ悪い悪い」

レナ「もう、これだからあんた達は・・・」

エレン「でも時化は終わったっぽいぞ」

夏希「突発的な物だったんですね」

翔平「みたいだな、よかったよかった」

夏希「あの・・・皆さんの診察をするには・・・カルテが必要なんです」

竜「?」

クロ「・・・んで?」

夏希「ほとんどの人は自分で持っているんですけど・・・みなさんは・・・」

レナ「こいつらが持ってるわけないでしょ、私はあるよ、はい」

夏希「どうも・・・では作るので、少し検査をお願いしたいんです」

クロ「まぁ大事な事だな」

エレン「やろーぜやろーぜ」

竜「・・・ま、仕方ないな」

翔平「おう、いいぞ」











エレン「・・・・・・さすがに医者の目はごまかせないみたいだな」

夏希「はい・・・あの・・・これは・・・どういう・・・・」

エレン「俺の持病だ・・・あいつらには黙っといてくれよ」

夏希「はい・・・でも・・・」

エレン「・・・・・・治るのか?」

夏希「・・・それは・・・やってみないと・・・」

エレン「じゃあいいや、今の状況でも俺は見ての通り生活出来てるし♪」

夏希「・・・はぁ・・・」

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最終更新:2013年08月05日 15:07