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142話「微弱筋力児」

数時間後


紫竜「お、翔平‼‼‼‼‼‼」

翔平「紫竜‼‼‼‼‼‼」

ケイ「全員いるな?」

エミ「うん」

ミナト「んじゃ、脱出するぞ」

シオン「船の位置は聞いてる、ミナトに運転頼むわ」

ミナト「任せな」













翔平「お前らが来てくれるとは思わなかったよ」

ミナト「威加槌にやられて意気消沈してる上に陸軍との戦闘じゃ精神面が心配だったんでな」

竜「お前かなり安全運転なんだな」

ミナト「怪我人が乗ってるからさ」

エミ「なるほどね、この後はどうするの?」

ミナト「しばらくは港に停泊だな、回復し次第支部へ向かう」

エミ「いいの?地元の賞金稼ぎに情報行ってるかもしれないし」

ミナト「大丈夫だろ、陸軍は賞金稼ぎを嫌ってる、情報漏洩なんてことにはならんよ」

翔平「なるほど、ちゃんと考えてんだな」

エミ「そんなわけないじゃん、適当に言ってるだけよ」

ミナト「ハハハ、バレちゃったか」



















ミナト「どうなってんだこれ・・・」

紫竜「船が・・・襲われたのか?もともとこんなにボロい船じゃないよな」

竜「あぁ、どうしたんだろうか」

部下「あ、申し訳ない、嵐に襲われまして、何せ一人なものですから」

ミナト「あ、そういえばこの後任務があったな」

エミ「だからこの後の予定聞いたんじゃん・・・」

翔平「行ってくれて構わんぞ、俺らなら大丈夫だ」

ケイ「せっかく救援にきたが悪いな、終わり次第また戻るから」

竜「おう、ありがとな」

部下「私が運転いたします」











数時間後


レナ「あの・・・おはよう」

エレン「よう、夏希はまだ寝てんのか?」

クロ「悪いレナ、そこにある水とってくれ」

レナ「みんな動けないの?」

翔平「ちゃんと動けんのは竜くらいだ、お前もか」

レナ「まあね、あんたは?」

翔平「足を痛めちゃってな」

エレン「とりあえず船直そうぜ、俺動けないけど」

レナ「じゃあ竜、買い出しに行こう」

竜「分かった、俺は木材を見てくるからお前ロープとか接着剤買ってこいよ」

レナ「はいよ、じゃあちょっと出てくるね」

翔平「よろしくな」











夏希「あの・・・・・・」

エレン「おう、もういいのか?」

夏希「はい・・・色々と・・・すいませんでした」

翔平「何を謝るんだよ」

夏希「いえ・・・その・・・」

クロ「まぁそう問い詰めるなよ、とりあえず治療頼めるか?」

夏希「もちろんです、じゃあ一番酷そうなクロさんから失礼します」

クロ「悪いな」

夏希「・・・・・・どうしてこの傷で・・・意識あるんですか・・・」

翔平「うわー、お前やらかしてんなぁ」

エレン「俺のダイナマイト持って敵に突っ込んだからな」

夏希「クロさんはしばらく動いちゃダメです、いわゆる絶対安静です」

クロ「はいよ・・・ただ飯くらいは」

夏希「ダメです‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

クロ「あ、はい」

夏希「しばらくは私が作るので勘弁してもらえませんか?」

翔平「もちろんいいぜ」

エレン「お前の飯もうまいもんな」

夏希「じゃあエレンさん、失礼します」

エレン「あぁ、よろしく」

夏希「上半身は特に異常ないですね、足が結構ひどいです」

翔平「お前・・・上半身異常無いのになんでダイナマイト投げれなかったんだよ」

エレン「あぁ、その事か・・・」

夏希「・・・」

クロ「どういうことだ?」

エレン「微弱筋力児っつってな、生まれつき体の一部の筋力がほとんどない子供が稀にいるんだ」

翔平「お前は・・・手に力が入らないってことか?」

エレン「そういうことだな、俺は今までその状態で生きてきた」

クロ「でもお前普段は普通に物を持てるよな」

エレン「武力の生光をうまく使うことで持ってるんだ」

夏希「恐らくそれは相当難しいことです、間違いなくエレンさんはこの中で一番上手く生光を使えます」

エレン「戦闘でダイナマイト投げるのに生光使うんで、戦闘後は何も持てないんだ、悪かったな」

翔平「こっちこそ安易に聞いちまってすまん」

クロ「さて、じゃあなんかするか?」

エレン「トランプしようぜ」

夏希「クロさんは絶対安静ですよ」

クロ「分かってるよ」

















上空


部下「どうしてウソをつかれたのですか?若」

ミナト「若なんてよせよ」

部下「しかし・・・そう呼ぶようにボスから・・・」

ミナト「んじゃ仕方ないな・・・」

部下「任務なんてありませんよね・・・ただ飛ぶのにも燃料はいるのですよ」

ミナト「あいつらにはあいつらだけの時間ってのも必要だと思ったまでさ」

エミ「あんた、意外にそういう事出来る人間なのね」

ミナト「心外だなぁ、何を見てそう思うのか・・・」

シオン「いつものずさんな生活だな」

ミナト「おい‼‼‼」

ケイ「ZZZ」

柴竜「うるせぇぞお前ら‼‼‼‼‼」

ミナト「あぁ・・・すんません」

柴竜「空の上で騒いでんじゃねえよ」
















アメリカのワシントン・・・「国連本部」


威加槌「エジプトの陸軍が・・・負けた?」

部下「その様で・・・」

威加槌「綾野とかいう新人もいたんだろ?」

部下「彼は無傷、意識不明で発見されました」

威加槌「どういう意味?」

部下「戦闘の決着がつく前に塔が崩れ、意識を失ったと考えられます」

威加槌「・・・確かあの件は中将が出陣すると聞いていた、何かあったか?」

部下「やられた様です・・・泉中将が」

威加槌「相手は?」

部下「・・・詳しくは本人に聞いてみなくれは分かりませんが、綾野の話ではSEASの様で・・・」

威加槌「・・・綾野の戦っていた相手ってのは・・・誰なんだ」

部下「分かっている限り、天野ミナトの一味ブロード・ケイ、US海賊団ルイン・クロ、他二名と・・・」

威加槌「間違いない・・・泉をやったのは赤足だな・・・」

部下「US海賊団はその・・・総司令官が強襲したアブドゥル島にもいたらしく・・・」

威加槌「・・・何が揺るぎなき圧倒的な正義だあの野郎・・・負けてんじゃねえか」

威加槌「とにかく、あのレースがうちの罠だって事は広まった、即回収しろ」

部下「はぁ・・・しかし、あれは陸軍の管轄、うちが手を出せるかは・・・」

威加槌「ま、あいつが動いてるとは思うぜ・・・陸軍総隊長・・・真愚魔」

カチャ


威加槌「ほれ来た」

?「・・・威加槌・・・頼みがあった来た」

威加槌「真愚魔・・・頼みってなんだ?」

真愚魔「今回の件、俺の手で処理させてほしいと思うてのお」

威加槌「ほぉ、敗軍の将が随分偉そうだな・・・お前じゃ処理出来ないから今回負けたんだろ」

真愚魔「何や・・・やる気か?」

威加槌「おいお前、ちょっと部屋から出てな」

部下「は‼‼‼失礼します‼‼‼‼」

ガチャ


真愚魔「遠慮せんぞ」

威加槌「挑発したのは悪かった、戦いに来たんじゃないだろ?」

真愚魔「お前既に手を回してるやろ・・・早く手を引け」

威加槌「分かった分かった、お前のドロドロマグマ食らうのだけはゴメンだ」

真愚魔「分かりゃええんじゃ・・・そういや瓢河の野郎が今度三人で飯でも食わんかと言うとったぞ」

威加槌「あいつ海軍総艦長だよな・・・・・・ってか分かってんだろ・・・俺らはそんなことしねぇって・・・お前固いからからかわれてんだよ」

真愚魔「ではまたな・・・」

威加槌「あぁ・・・」

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最終更新:2013年08月25日 16:00