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145話「修行①最速の拳と隠密部隊」

ポルトガル


エレン「これが古代ダイナマイトか・・・」

?「ちょっといいか?」

エレン「あぁ、いいけど・・・」

?「あんた、見る限り中学生みたいだが、一人か?」

エレン「んまあ・・・その・・・留学生だからな・・・」

?「なるほどね、それに目をつけるとはあんた中々見どころがあるな」

エレン「そりゃどうも」

?「少し俺に付き合わないか?」

エレン「そりゃいいけど・・・なんだ?」

?「さっきから気になっていることがあってな、俺と同じ苦労を知っていると思ってさ」

エレン「へ?」

















エレン「ここ、あんたの自宅?」

?「まーね、お前もなんだろ?」

エレン「俺もって・・・なにが?」

?「生まれつき腕に力が入らない、違うか?」

エレン「マジか・・・よくわかったな」

?「俺もそうだからさ・・・何を持つときも生光を発するのを見て、同じだと感じた」

エレン「ハッハッハ、そういうことだったのか・・・」

?「でも俺はある事で世界一になったんだぜ?」

エレン「そーなのか?」

?「俺の拳は世界で最速だ」

エレン「世界最速・・・すごいじゃんか」

?「お前は武力の生光で物を持つんだろうが、俺は速度の生光、ただでさえ筋力がなくて軽い腕だ、そりゃ速いだろ?」

エレン「そっか・・・でも速度の生光なら、物掴めなくて大変だろ?」

?「別に不便には感じねえよ」

エレン「世界最速の拳・・・お前、半年間俺に付き合ってくれないか?」

?「半年?別にいいけど・・・なんだ?」

エレン「俺は遠隔戦闘なんでな、近接戦闘は苦手で最近そこを突かれる・・・」

?「ま、だろうね」

エレン「お前の世界最速の拳で練習をしたい・・・お願いできないか?」

?「もちろんだ、さっきも言ったが腕には筋力がない、当たっても痛くないからそういう練習には最適かもな」

エレン「そっか、じゃあ早速頼めるか?」

?「おう、いいぜ」

ビュッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


エレン「は・・・速い・・・」

?「これに慣れれば他の人間のパンチなんて止まって見えるぜ」














?「少し休憩するか」

エレン「そういえばお前なんであそこにいたんだよ」

?「俺はあの博物館のオーナーをしているんだ」

エレン「ま、マジで?」

?「おう、あのダイナマイトの研究をしたいんだったら持ってくるぞ」

エレン「そりゃありがたい、パッと見た感じあれには現代のダイナマイトにはない物を使ってる」

エレン「それを知れれば更に凄いダイナマイトを作れるかもしれない・・・」

?「そっか、ところでお前戦闘をすると言ってたが・・・何者だ?」

エレン「あ、えーと・・・そうだなぁ・・・」

?「まあ言えないなら無理には聞かないよ」

エレン「気にならないのか?」

?「気にはなるが、誰にだって他人に知られたくないことの一つや二つはあるだろ?」

エレン「ま、確かにな」




















中国、某集落


クロ「失礼・・・」

?「私に何か用と見える・・・何かな?」

クロ「あんたの弟子になりたい、半年間」

?「条件は分かっているか?」

クロ「師範に攻撃を当てること・・・だろ?」

?「その通り、制限時間は3分だ」

クロ「オッケイ、やろうぜ」

?「では開始だ」

バッ


?「遅いな」

超瞬


クロ「早い・・・」

?「ほれ、ここだ」

覇掌‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


クロ「ぐ・・・痛っ」

?「ここまでか?トドメをさしてやろう」

覇掌‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


零式・超瞬


?「な・・・」

クロ「今、俺を舐めてたろ」

?「それでも私の方が速い‼‼‼‼」

零式・超瞬


?「確かに少々驚いたが、これで終わりだ」

覇掌‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


風化


クロ「勝負を急いだな、手が延びきってるぞ」

?「しまっ・・・」

斬蹴‼‼‼‼‼‼‼‼‼


風化


クロ「な・・・」

?「残念、私の方が上手だったな」

斬蹴‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


クロ「へっへへ・・・かかったな」

?「まさか・・・俺が間合いをつめて斬蹴をするのを待っていたのか・・・」

覇掌‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


?「ぐあ・・・」

クロ「ハァ・・・あんたの斬蹴を食らって足を掴めば確実に当たるだろ」

?「なる・・・ほどな・・・確かに君がダメージをくらってはいけないというルールはない」

クロ「前線から長く退いていた超人は少しの踏み込みにも反応速度が遅れたと思い過度な動きをとる、それ以外にもいくつか作戦を考えていたんだがな・・・」

?「君は頭で考えるタイプか・・・是非うちの部隊に入ってくれたまえ」

クロ「ありがとうございます・・・陳劉零師範」

?「その名を・・・どこで知った?」

クロ「まあそれはいいじゃないですか」

















陳「彼ら8人が私の部下たち、隠密部隊なんだよ」

クロ「よろしく」

?「そいつは何回目でお許しがでたんで?」

クロ「何回目?」

陳「彼らは8人全員が私を倒せず、数度目で私がスカウトしたんだ」

クロ「そうなのか・・・」

?「あの・・・師範?」

陳「聞いて驚くな、彼は私との勝負に一度目で勝ったぞ」

隊員達「え・・・」

クロ「まぁそんなわけで・・・よろしくな」

?「あぁ、そんなルーキーが入ってくれるなんて嬉しいよ」

陳「ところでなぜここに?」

クロ「あんたも零式の使い手だろ?何か習える事があると思ってさ」

陳「そうだった、彼は零式をも使うんだよ」

?「そうなのか!ますます楽しみだ」

クロ「五式でもまだまだ学べる事はあるはずだ、よろしくお願いします、師範」

陳「しばらくは隠密部隊での活動と私の個人授業を行う、いいな?」

クロ「無論です」














ヒュッ


クロ「速っ」

陳「これくらいはコツが分かればすぐできるようになるさ」

クロ「へぇ」

陳「ちなみに今日の隠密部隊の活動はどうだった?」

クロ「俺以外のみんなはあれだけ気配を消せるのに、なんだか足を引っ張った気分です」

陳「誰でも最初はそんなもんさ」

クロ「そういうものでしょうか」

陳「あいつらは最初は部隊にも入れなかったんだ、お前は圧倒的に優秀だよ」

クロ「ありがとうございます」

陳「おう、お前は全盛期の俺ほど反応速度が速い、見込みは十分だ」

クロ「どうも」

陳「コツは・・・そうだなぁ・・・見て学べ」

クロ「え・・・あ・・・はぁ」

陳「あまり口で説明するのは得意じゃないんだ」

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最終更新:2013年09月13日 10:27