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152話「翔平と師匠」

キッチン


クロ「少し錆びてるかと思ったけど、案外そうでもないのな」

エレン「SEASの優秀な船大工が改造してくれてな、ついでに掃除してくれたんだろ」

クロ「そりゃありがたい・・・」

レナ「ごはん出来そう?」

クロ「あぁ、すぐな」













甲板


クロ「出来たぞー」

翔平「うひょー‼‼‼」

夏希「すごい・・・」

竜「料理の腕も上げたな」

クロ「お前に褒められても全然嬉しくねえ」

竜「素直に「どうも」って言えよ、素直じゃねえなぁ」

クロ「るせぇ」

レナ「はいはい、食べるよ」

エレン「よっしゃ‼‼‼」














クロ「テメェら食いすぎだ・・・」

翔平「いやー・・・うまかった」

エレン「やっぱ半年で食う量増えたな」

竜「島見えたぞー‼‼‼‼‼」

クロ「ちょうどいい、食材を買いに出てくる」

竜「俺も砥石が欲しいな」

レナ「夏希、服見に行かない?」

夏希「え、いや・・・」

レナ「かわいいの選んであげるから、行くよ♪」

夏希「分かった」

翔平「じゃあ久しぶりに卓球でもするか?」

エレン「半年間で腕落としてないだろうな?」

翔平「そっちこそ爆弾作りで腕が鈍ってるんじゃないか?」

エレン「言うねえ」

翔平「面白いじゃん、燃えてきた‼‼‼‼」

レナ「じゃあ船のこと頼むね、あと賞金首の3人は・・・」

クロ「絶対に見つかるな、だろ?」

エレン「お前派手なサングラス買ったな・・・」

翔平「ぶっちゃけ似合ってないぞ」

クロ「こっちから見やすいサングラスなんでな、デザインはまあ・・・我慢してくれ」

レナ「あんたの手配書は上から撮られてるから目と髪さえ隠せば分からないもんね」

夏希「お二人はそうはいかないんじゃないんですか?」

竜「刀を持ってなければバレないだろ、一応マスクはしていくけど」

翔平「俺は靴が靴だしな・・・って俺は今回出ないからいいのか」











翔平「ハァ・・・お前半年間どんなことしてたんだよ・・・反射神経めっちゃよくなったな」

エレン「まあ・・・世界最速の拳を見てきたからな・・・そういうお前は何してたのさ」

翔平「俺は師匠のところで・・・」

ダッ


レナ「ただいまー」

翔平「早かったな」

夏希「まあ・・・その・・・」

エレン「?」

レナ「子供服売ってる店の店員さんの対応にビックリしちゃったみたいで・・・」

翔平「そんなに変わってたのか?」

エレン「ま、確かに変わってるけど・・・お前知らないの?」

翔平「小さい頃から服は師匠のお下がりだったしな、さすがに今は違うけど」

レナ「そういえば、竜はUBにいた、私は護衛隊、エレンは狙撃の島育ち、クロは元海賊、夏希は機関を回ってた・・・」

レナ「でもあんたの昔話だけは聞いたことないかも・・・」

夏希「確かに・・・」

エレン「だな」

翔平「別に隠してきたつもりもないけどな」

エレン「なあ、教えてよ」

レナ「あんたの化け物じみた強さの理由が分かるかもしれないしね」

翔平「んー分かった、って言ってもお前らみたいに話として成立するかは分からんぞ」

レナ「始めから期待はしてない、ね?」

夏希「え?いや・・・」

エレン「ハハハ、じゃあ頼むよ」

翔平「俺の記憶で一番古いのは、師匠と二人で過ごしていた頃だ、多分5歳くらい」

翔平「後で知ったことだけど、光炎組のフレイもその頃から師匠の元に通ってたらしい」

翔平「当時は師匠の特訓にひたすら付いていくのに必死でそれ以外の記憶はほとんどないんだよね」

レナ「5歳の頃から・・・そりゃ強くはなると思うけど・・・師匠ってお父さんなの?」

翔平「いや、これも後で知ったんだけど、俺は戦争孤児で身寄りがないらしい、だから師匠が引き取ってたんだって」

エレン「その師匠も相当強いんだろうな、お前やフレイをあそこまで強くしたんだから」

翔平「あぁ、組手の時は今でも触れることすら出来ないよ」

夏希「え・・・」

レナ「どんだけ強いのよ・・・」

翔平「師匠はとにかく強いんだ、普段は優しいおじさんなんだけどな」

エレン「そうなんだ・・・そんで?」

翔平「まぁ1年前に俺も独立して海を放浪してたんだ」

レナ「へぇ」

翔平「で、たまたま地元のチンピラと戦ってた時にSEASにスカウトされたってわけ」

夏希「たまたまですか・・・」

エレン「ふぅん、でもその師匠って気になるな」

レナ「確かに・・・むかし名を上げた人?でもそれだけじゃないよね」

翔平「俺も詳しく知らないけど竜が戦った剣帝ってのと腐れ縁みたいだし、すごいんじゃね?」

夏希「え・・・」

レナ「剣帝といえば、全世界最強とも言われる剣士よ、私も実際に戦ったもん」

エレン「マジやばいじゃん‼‼‼‼‼」

レナ「表舞台に出てない剣帝が会いに行ったって事はよほど親密な関係なのかもね」

翔平「かもなー」

エレン「かもなーってお前、これ世間に知れたらめちゃくちゃヤバイことなんだぞ」

翔平「そーなのかー」

レナ「相変わらず緊張感無いわねーあんた」

夏希「昔死んだはずの伝説の剣士が生きていた・・・世間に知れたら大問題ですね」

翔平「そーかー、会ってみたかったなぁ・・・剣帝」

レナ「あいつの強さは尋常じゃないなんてもんじゃなかった、軽はずみにそういうこと言わない方がいいかもよ?」

翔平「でも戦ってみたいしなー」

エレン「本気かよお前・・・」

ドサッ


レナ「ん?」

ドサッ


夏希「なんか・・・音するけど・・・」

エレン「何か降ってきてるってわけじゃないだろうし・・・」

ドサッ


翔平「ん・・・この匂いは・・・」

カチャ


クロ「遅くなった、てめぇらの食欲のせいで買い出しがいつもの1.5倍だよ」

翔平「やっぱ飯の匂いだった‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

レナ「それが分かるあんたは異常なのよ、一応言っておくけど」

クロ「急いで作るからちょっと待っとけ」

エレン「やったー」

夏希「・・・そういえば・・・剣帝の話なんですけど・・・」

翔平「ん?」

夏希「確か剣帝が散ったとされていた戦争では、彼はタッグを組んでいたとか・・・」

レナ「よく知ってるね、海王でしょ」

夏希「翔平さんの師匠って・・・まさか・・・」

クロ「馬鹿も休み休みに言えよ、さっきから剣帝だとか海王だとか・・・とっくに死んだ奴らだろ?」

エレン「それが違ったんだよ」

クロ「へ?」

レナ「半年前、エジプトで剣帝に会ったの・・・」

クロ「・・・それ・・・マジ?」

レナ「うん・・・翔平の師匠の下にも来てたって言うし・・・」

翔平「俺の師匠は海王っていうのか・・・」

夏樹「決まりっていうわけじゃないけど・・・可能性あるかなと思いまして・・・」

クロ「確か海王と剣帝は当時の元帥と大将2人、さらに少将のほぼ全員と相打ちになったとか・・・そんなのが生きてたとしたら大問題だぞ」

レナ「ま、そもそも剣帝だけでも生きてたら大問題だけどね」

クロ「まぁな・・・」

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最終更新:2013年10月02日 11:42