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158話「恐怖」

プルルルルルルルル


翔平「電話じゃーん」

エレン「出ていいのか?」

竜「内線って書いてあるだろ」

カチャ


翔平「はーい」



ミナト「その声は翔平か、久しぶりだな」



翔平「ミナト‼‼‼‼‼」



ミナト「お前らさぁ、この後予定あるの?」



翔平「いやー・・・特にないよな」

エレン「ま、そうだね」



ミナト「じゃあお前らさ、今からアイスランド来ない?」



翔平「アイスランド?」

クロ「アイスランドかぁ・・・なんで?」



ミナト「今俺たちは次の支部探しをしてるんだ、エジプトとロシアに行ったんだけど、次にアイスランドに行こうと思ってな」



翔平「そっかそっか、いいよな?」

クロ「もちろん」

エレン「決まりだな、レナー、ここからアイスランドまでどれくらい?」

レナ「うーん・・・5日もあれば着くかな」

翔平「だってさ」



ミナト「りょーかいした、じゃあ楽しみに待ってるよ」



カチャ


翔平「アイスランドか・・・楽しそうだな」

エレン「なー」













その夜、女部屋


レナ「・・・」

夏希「レナ‼‼‼‼大丈夫‼‼‼‼‼?」

レナ「うん・・・」

夏希「・・・いや、でも・・・」

レナ「怪我してる夏希に心配されてちゃ世話ないね」

夏希「・・・」

レナ「私は・・・大丈夫だから・・・」

夏希「話してよ・・・それで少しでも楽になるなら」

レナ「・・・怖いんだ・・・男が」

夏希「?」

レナ「別に油断してたわけじゃなかった・・・抵抗したのに・・・まるで子供扱い」

夏希「プロが連れ去ろうとすれば、誰が抵抗しても・・・」

レナ「クロも似たようなこと言ってたけど・・・そうは思えないの・・・竜やエレンなら、脱出できたって思う・・・」

夏希「・・・」

レナ「半年間感じてはいたの・・・でも今回のことで確信した・・・私は男には勝てない・・・」

夏希「そんなことないよ‼‼SEASに入るまでは男とも戦ってたんでしょ‼‼?」

レナ「そうだけど・・・あの時は相手も素人だったし・・・」

カチャ


竜「何時だと思ってんだ、夏希はいくらなんでも寝る時間だろ?」

夏希「はい・・・」

竜「早く寝ろよ、それとレナ・・・話がある」

レナ「なに?」

竜「刀持ってちょっと来い」

レナ「うん」

夏希「あの・・・竜さん・・・」

竜「心配すんな、俺は手荒な真似はしない、さっさと寝ろ」

夏希「はい・・・」













四日後


レナ「もう着きそう・・・いい波でよかったね」

翔平「だなー・・・‼‼‼‼」

クロ「・・・でかい気配だ」

エレン「でかい気配?ミナト達か?」

クロ「いや、一つだ・・・あの船だな」

竜「・・・こっちへ向かってくるぞ」

夏希「・・・どうするんですか?」

クロ「俺が先行する、お前ら後に・・・」

超瞬


竜「向こうから来たな‼」

翔平「お前・・・猛‼‼‼‼‼」

猛「久しぶりだなお前ら、元気してたか?」

クロ「お前どーしてこんなところに・・・」

猛「たまたま近くの海域にいて、ミナトに呼ばれたんだ」

ミナト「おーーーーーい‼‼‼‼‼お前らーーーーーーー‼‼‼‼‼‼‼‼‼」


翔平「ミナト‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

紫竜「おぉ、来たか」

ケイ「あれ・・・猛も一緒か」

エミ「そうだね」

シオン「よし、船をくっつけるぞ」

グラス・ホールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼


猛「お前らも久しぶりだな‼‼‼‼‼」

ミナト「おう、元気そうでよかったぜ」

紫竜「再会の感動もあるだろうが、今はそれどころじゃないだろ」

ミナト「そーだったそーだった、エミ、あとどれくらい?」

エミ「そうね・・・まだ五時間は大丈夫」

クロ「入国時間規制してんのか?」

ミナト「いや、当初と目的が変わったんだ、アイスランド視察で猛呼ばないだろ」

レナ「確かに・・・」

シオン「ちょっと面倒なことになっちまってな・・・」

ミナト「まあ単刀直入に言えば、五時間後以降にこの近海を通る海軍の巡視船を撃つことになった」

竜「ほぉ」

エレン「急だな」

クロ「上の命令か?」

ミナト「いや、でも許可はとってるからな」

翔平「まあ何でもいいや、面白そうじゃん」

紫竜「見ての通りこの辺は流氷が多いから戦いやすいだろ、一応」

ミナト「そういえば竜、お前国際連合を潰したいって言ってたよな?」

竜「・・・そーだったか?」

翔平「俺も聞いた気がする」

竜「覚えてないなあ・・・」

ケイ「お嬢ちゃん医者だろ、どう見る?」

夏希「どういう状況だったか覚えてますか?」

ミナト「んー、確か会ってすぐだったよ」

翔平「じゃあ竜が牢屋に入ってた時か、そーだった気がする」

夏希「竜さん、国連を潰したいんですか?」

竜「いや、考えたことないな」

夏希「恐らく本能的に牢屋から出るにはそれくらいバカげた大きい事を言わなきゃいけないと感じたんだと思います」

レナ「本能的にか・・・こいつにはピッタリね」

ケイ「俺もそう思う」

竜「悪かったな、ウソなんてついちまって」

ミナト「気にすんなよ、こういう推理楽しいし♪」

エレン「悪い、俺混乱してんだけど・・・話戻してもいい?」

クロ「色々言いたいことはあるが、言ってもムダだよな、こいつ同様」

翔平「ん?」

ケイ「理解が早くて助かるよ、US海賊団の知将さん」

紫竜「頭の回る人間が一人いてよかったぜ」

エミ「偉そうに言うあんたらの脳ミソもかなりヤバイけどね・・・」

クロ「そっちで作戦とか考えられるやついるか?」

ミナト「頭脳ならエミかシオン、あと猛だな」

クロ「じゃあ4人で作戦をたてよう、ちょっと来てくれ」

竜「ここで話せばいいだろ」

クロ「お前らのいるトコじゃ主張が強すぎて話が纏まらないだろ」

ミナト「俺らのこと分かってるじゃん」

竜「紫竜、ちょっと来いよ」

紫竜「ん?」












レナ「紫竜・・・頼みがあるんだけど」

パシパシッ


紫竜「竹刀?」

レナ「一回でいい、私と勝負してくれる?」

紫竜「なんでだよ」

レナ「お願い・・・」

紫竜「竜から聞いてるか分からないが、俺はあいつみたいに加減できるような出来た人間じゃない、それでもいいか?」

レナ「勿論」

紫竜「分かった、やろう」

竜「珍しく乗りがいいな」

紫竜「レナの目は本気だ、それは断れない」














クロ「相手のことはわかってんのか?」

エミ「ミナトが調べてたけど分からないみたい」

猛「ミナトの情報網でダメとは、大物の可能性高いな」

シオン「だな、どーする?」

クロ「今回は12人、まあ3人×4組か4人×3組にするかだろうな」

シオン「そこまで細かく決めても、あいつらがその通りに動くとは到底思えないけどな」

猛「確かに・・・」

エミ「でも何もなく突っ込むよりはよくない?」

クロ「俺もそう思う」

シオン「じゃ、一応決めておくか・・・」

クロ「ひとまず3人×3組を作ろうか」

エミ「ミナト、翔平で先陣ね」

猛「まぁ・・・あとクロか?」

クロ「ミナトと翔平ともう一人なら俺が適任だろう」

シオン「だな、中距離支援は剣士チームにお任せかな」

エミ「竜と紫竜、あとレナね」

シオン「俺とエレン、エミが後援だな」

猛「残った俺とケイとUS海賊団の女の子はどうする?」

クロ「そこは状況に合わせて三人組なり、三つの組に入るなり臨機応変にな」

シオン「頭いいなぁ、確かにそれなら状況に合わせて動ける」

クロ「ま、これだけ考えて何割想定通りに動くか・・・」

エミ「そうね・・・」

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最終更新:2013年11月10日 18:58