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175話「作戦会議」

医務室


翔平「おお夏希‼‼‼もういいのか‼‼‼?」

夏希「いや・・・まだみたいです・・・すいません」

翔平「謝るなよー、お前のお陰で助かった奴もいるんだぞ」

夏希「はい・・・」

伝氏「今から2週間以内には戦闘をするってあいつら言ってたよな?」

翔平「ん?・・・確かそうだったな」

伝氏「クロの戦闘は普通は許可出来ないな」

翔平「マジで?」

伝氏「マジだ、でも恐らくあいつは無理矢理出るだろう」

翔平「だろーな」

伝氏「まあ、あいつはいいよ・・・問題は竜だな」

翔平「なんで?」

伝氏「彩から今聞いたんだけど、今回戦闘が出来ない奴は船で待機らしい」

翔平「じゃあ竜は参加出来ないのか?」

伝氏「問題はそこじゃないよ、竜ほどの気をもつ男が船にいるのがそもそも問題だ」

翔平「なんで?」

伝氏「夏希ちゃんは分かる?」

夏希「敵の幹部クラスの目が・・・船に向く可能性がある・・・」

伝氏「大正解♪」

翔平「そっか・・・」

伝氏「そこまで計算した上で俺らが攻めてきた時を狙って奇襲してきたとすると、敵は相当頭の切れる人間だ」

伝氏「実際竜一人が動けないだけでこっちは動きづらい、一人でも護衛を付けると考えたあいつらの勝ちだ」

翔平「もしそれが事実なら、あそこにいたサリンは時間稼ぎしてたのか?」

伝氏「そういうことになるな、そこの基地長そんなこと言ってなかったか?」

翔平「いや・・・だとしたら黒羽研志は・・・幹部を時間稼ぎに利用しやがったのか・・・許せねえな」

伝氏「はっきり言って俺にも理解不能だな」

夏希「・・・」

伝氏「何か言いたそうだね」

夏希「・・・いえ・・・」

翔平「お前の意見って聞いてみたいな」

夏希「でも・・・」

翔平「頼むよ」

夏希「私の感覚では・・・普通というか・・・裏社会ってそういうものかなって・・・」

翔平「ふぅん・・・そういうもんなのかぁ」

伝氏「夏希ちゃんは経験豊富なのかな?」

夏希「まぁ・・・その・・・」

集合‼‼‼‼‼‼


翔平「お、行くか♪」

伝氏「夏希ちゃんは大人しくしてるんだぞ♪」











デルタ「遅かったな」

翔平「悪い悪い」

伝氏「んで?」

クロ「作戦決行日が決まった、三日後にエレン含む第一部隊は出発、第二部隊はその四日後、つまり一週間後だ」

レナ「何で分けるの?」

彩香「最初の一掃作戦の下準備が必要なの、エレンは誰が一緒だと助かる?」

エレン「敵の位置を知れるクロともう一人、力仕事できる人が欲しいな」

クロ「バカでもいいのか?」

エレン「困るな」

翔平「俺の方見て言うな‼‼‼‼」

デルタ「俺でいいだろう、治療がある以上デンが行くわけにもいかないし」

エレン「だな」

レナ「私無しで航海できんの?」

彩香「私も同行する、最低限の知識はあるから大丈夫よ」

伝氏「ま、日本国内の移動だ、大きな潮の流れを横切るわけでもない」

エレン「じゃーそういうわけでクロとデルタと彩、よろしく♪」

デルタ「以上だ、解散」

伝氏「急だな、三日後か」

翔平「まだ時間あるんじゃなかったの?」

クロ「相手は機関そのものだ、一日や二日の戦闘では終わらない」

彩香「でも何日も戦うのってよくないから、こういう作戦立てたの」

デルタ「うまくいくんだろうな?」

エレン「時間はかかるが、その分確実だ・・・まー三日連続で雨でも降らない限りは大丈夫だろ」

翔平「それっていつかの爆弾作戦か?」

エレン「そーいうこと、でも今回はそれだけじゃないぜ、雑魚を全員確実に片づけるからな」

彩香「あんた達化け物チームは幹部とボスだけに集中してもらうよ」

伝氏「一応俺から言っておくが、クロは全力では戦えないし、竜は恐らく全く戦えない、その上でその作戦でいいんだな?」

クロ「分かってるよ、あの場所に幹部が全員いるかもしれないけど、まあ運次第だが確率はかなり低いと思うぜ」

翔平「ってかミナト達に来てもらえばいいんじゃねーの?」

クロ「一応聞いてみたが、さすがに無理そうだ」

翔平「なんで?」

クロ「一応この件はクインテットの問題だ、さすがにボスは動けないだろ」

レナ「私たちが協力するのだって本来異例なのよ?」

デルタ「申し訳ないな」














三日後


彩香「じゃあいこうか」

デルタ「さて、うまくいくといいんだが」

クロ「最善は尽くすさ、後ははっきり言って運しだいって感じかな」

エレン「意外にウケよくないのな、いい作戦だと思うけど」

クロ「何度も言うが作戦自体は・・・」

デルタ「いいから船を出すぞ、時間はそう多くないんだろ?」

彩香「そーね」

伝氏「じゃー頼んだぞーーーー」

翔平「しっかりやれよーーーー」

エレン「言われなくてもやるっての」

レナ「じゃあまた四日後に私たちも出発するからよろしくね‼‼‼‼」

志保「よろしく・・・お願いします」

クロ「任せとけ」

彩香「出航‼‼‼‼」

デルタ「さて、お前ら」

クロ「なんだ?改まって・・・」

デルタ「この作戦を成功させればうちとSEASの関係はとても・・・」

エレン「あーいいよそういうの」

彩香「でも重要な話よ?」

エレン「どーせ黒羽って聞いて翔平が飛び付いただけだろ?」

クロ「そんなわけないだろと否定したいところだが、残念ながら今回もそれなんだよ」

エレン「分かってるよ、たまたま共通の敵を持っただけさ、もし何かミスってもお前らのせいにしたりしねえよ」

エレン「まー成功したら何かお互い感じるものがあるから、合併したりするかもな」

クロ「そりゃ気が早すぎだ」

デルタ「その心意気に感謝する、ここまでしてくれたんだ、しくじるわけにはいかねえな」

彩香「そうね」

エレン「まぁ、それはデルタ君の働きにかかっているのだがな」

デルタ「どういうことだ?」

エレン「要するに今回の作戦は最初に爆弾を大量に使うんだ、その設置をお願いしたい」

デルタ「力仕事ってそれか」

エレン「そーいうこと」

クロ「俺はその間、敵が気づかない様にうまいことやっとくから」

彩香「私もそっちに参加するわ」

エレン「デルタは俺の指示した場所に爆弾を置いて導火線を引いてくれ、じゃあ各々頼むな‼‼‼‼‼」












一週間後、福岡県


レナ「結構かかっちゃったね」

伝氏「ほんとだよ」

レナ「仕方ないでしょ、嵐に遭っちゃったんだから」

翔平「竜はまだ駄目か?」

伝氏「まぁ辛うじて戦えなくもないが、乗り込むのは無理だな、この船に待機だ」

夏希「あの・・・私は・・・」

伝氏「後でクロ作戦隊長に指示を仰ぐよ、お・・・あの船そうじゃないか‼‼‼?」

翔平「おーーーーーい‼‼‼‼クロ‼‼‼彩‼‼‼‼」



クロ「ん、来たな」

デルタ「おぉ、遅かったじゃないか」



翔平「悪い悪い、天候最悪でな」

レナ「その中でも船が沈まなかったのは誰のおかげ?」

伝氏「俺ら頑張って動いたもんなー」

翔平「なー」

ガタンッ


レナ「あれ、エレンは?」

デルタ「実は作業が終わりそうにもなくて二人でやってたんだが・・・ぶっ倒れてな、まぁおかげで作業は無事完了している」

翔平「生光使いすぎたんだな」

クロ「ま、現状潜入が不可能なのは、うちでは竜とエレン、クインテットでは姫と彩だな、まぁレナにはこの船に待機してもらうからお前もだな」

レナ「はいはい」

クロ「残りのメンバーは潜入だ、敵の基地のマップや構造が分からない以上、今は作戦を立てられない、現地で直接指示する」

デルタ「なるほど、決行はいつにする?」

クロ「今日は知っての通り大雨だ、火薬が使えないから明日の朝でいいと思うぜ、晴れてればな」

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最終更新:2014年01月23日 11:57