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84話「シャドウ」

レイン「敵を四人と仮定しよう」

進也「じゃああの三人のほかにもう一人ってこと?」

磯谷「予定じゃシン君がナギを、エージェントがセレナをやるってことだったよな」

坂城「そんじゃ、そっちも作戦通りに、俺と唯で1人片付けることにしよう」

雪希「じゃあ行こう」

唯「よっし‼‼‼‼」







ナギ「三手に分かれた・・・」

リキ「さて・・・行って来る」

セレナ「珍しくやる気ですね」

リキ「・・・どれか一つは俺が相手する、あとはどうするんだ?」

セレナ「私とナギでレインと神崎進也をやります、残る一つですが・・・」

ナギ「まあ単純に人出が足りない・・・シャドウを出しましょう」

セレナ「なるほど・・・私が伝えて来ます」









進也「あれ・・・前に来た時と随分違う」

磯谷「前はどんなんだったの?」

進也「前はもっと緑の多い公園みたいだったけど・・・」

坂城「見る影もないな、ただのガレキの山と小さい建物があるだけだ」

唯「では、この辺で分かれましょうか」

雪希「このまま進むと広場、右側が建物で左には地下倉庫があるみたい」

レイン「全員で一か所ずつ回った方が確実だが・・・」

進也「今回は時間が無い、四時間で終わらせないと意味無いから」

坂城「全部いっぺんに潰しにかかる・・・だろ」

レイン「だな」

磯谷「じゃあ行こうか、雪希ちゃん」

雪希「うん、正面に行こう」

レイン「シン、俺らはもちろん建物だ」

進也「そうだね、確かに怪しい」

唯「僕らは倉庫に行ってみましょうか」

坂城「おう、もちろんだ、俺らの相手は剣士かデカ男だな」

レイン「その件だが・・・相手が剣士とは限らないぞ」

磯谷「え・・・どーして?」

レイン「思い出したんだ・・・セレナの武術は斬撃すら使う」

唯「じゃあ剣士がいない可能性もあるんですね」

レイン「すまない、俺が気付くのが遅かった」

磯谷「まー会ってみりゃ分かるっしょ、じゃーまたな♪」








地下倉庫


坂城「薄暗くて・・・陰湿な場所だな」

唯「・・・そーですね・・・だいぶ戦い辛い気がします」

坂城「・・・困ったな、暗中の戦闘なんて久しくしてねえよ」

唯「そうですね・・・僕も久々です」

ザッ


坂城「・・・あいつは・・・」

唯「ミイラ‼‼‼‼?」

?「・・・・・・」

坂城「体中に包帯・・・SADもそのような格好だと聞いたが・・・」

?「否・・・我が名はシャドウ、闇より生れし者なり」

唯「超不気味ですね・・・この人」

坂城「この雰囲気にはお誂え向きかもな」

シャドウ「・・・」

ビュッ


唯「やっぱ敵ですね」

坂城「みたいだな、しゃーない」

カチャッ


シャドウ「いざ」

坂城「ひとまず、お手並み拝見だ」

シャイン・バースト‼‼‼‼‼‼‼‼‼


唯「う・・・凄い威力」

シャドウ「なるほど」

バッ


唯「なんて跳躍力・・・」

坂城「そう簡単に当たってはくれなそうだな」

唯「僕も参戦します‼‼」

ヒュッ


シャドウ「ナイフ使いに狙撃士か」

坂城「収束ヘッド‼‼‼」

チャージング・シャイン・ビーム‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


唯「よし‼‼‼」

エッジ・ストーム‼‼‼‼‼‼‼‼‼


シャドウ「ふむ」

ヒュ・・・


坂城「ビームが消えた・・・」

バシッ


唯「‼‼‼‼‼」

シャドウ「一匹目」

覇‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


唯「ぐ・・・」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン













広場


リキ「貴様らだったか・・・待っていたぞ」

磯谷「おぉ、デカ野郎」

雪希「デ・・デカ・・・」

リキ「何しに来た、ここは俺達の滞在地なんだが」

磯谷「お前らの討伐に来たわけよ、じゃー始めよっか」

リキ「なるほど・・・よかろう」

磯谷「雪希ちゃんは手出すなよ」

雪希「どうして?」

磯谷「久々の戦闘なんだ・・・ひとりで遊びたい」

雪希「・・・わかった」

リキ「なるほど・・・来い」

ズブッ


磯谷「い・・・何だこりゃ‼‼‼‼‼?」

リキ「底なし沼だ、表面をガレキでコーティングしていただけ」

雪希「磯谷君‼‼‼」

磯谷「ち・・・鎮魂の生光が練り込まれてんのか・・・」

リキ「2vs1でもいいが、意味が無いからな」

磯谷「ボックスも塞がれてる・・・これは面倒だな」

リキ「ここの泥は粘着度が高いんだ、動こうとすればするほどめり込む」

磯谷「・・・マージかよ・・・」

リキ「さて・・・まずはお嬢さんの実力を計ろうか」

雪希「私がやればいいんだ・・・」

磯谷「1分持たせろ、その間に何とか出る‼‼」

リキ「ほぉ・・・それは優秀だな」

雪希「分かった・・・頑張る」









建物内


ナギ「待っていましたよ・・・シンヤ君」

進也「ナギさん・・・刃をやったのは・・・あなたなんですか?」

ナギ「えぇ」

レイン「セレナ、お前戦う気あるか?」

セレナ「ありませんよ・・・私も成り切れなかったがVセッテです」

セレナ「このブレスレットを持っている以上、あなたとは戦えません」

ナギ「ではそちらのソファにおかけ下さい、聞いておくべきことがある」

進也「なん・・・ですか?」

ナギ「あなたにはアイスランドで私と同じにおいを感じました・・・それが本当なのか確かめさせて貰う」

ナギ「まず1つ・・・あなたは闇の生光を使用していますか?」

進也「ちょっと前は使ってました・・・今はあまり使って無いです・・・怖いんで」

ナギ「そうですか、あなたは闇の生光をよく思っていますか?」

進也「いいえ・・・怖い力だと思います・・・この力に溺れると回りが見えなくなっちゃうんで・・・」

ナギ「あなたは・・・過去に殺したいと憎んだ経験があります?」

進也「ありません」

ナギ「今も?」

進也「はい」

ナギ「ほぉ・・・友達を僕に傷付けられてもですか?」

進也「あなたは許せません・・・でも、殺したらまた恨みを生むだけなんで・・・なんか、間違ってるかな・・・」

レイン「お前はそれでいいんだ・・・シン」

ナギ「フハハハハハハハハハ、なるほど・・・ではここであなたを殺すとしよう」

進也「・・・なんでですか・・・」

ナギ「全ての質問に「Yes」と言えば同士として迎えてもよかった・・・でもダメです」

ナギ「あなたは才能を廃棄している・・・そんな人間は私のチームどころか・・・この世にすらいらない」

セレナ「ではナギ・・・」

ナギ「えぇ・・・虚無の力による殺戮を・・・始めます」

進也「始めからそのつもりで来てるんです」

ゴクンッ


セレナ「さすがはあなたの生徒ですね・・・レイン」

レイン「ま、そんなトコだ」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ


ナギ「ほぉ・・・それがあなたの闇の生光ですか」

進也「そうだ・・・だが使わない」

ナギ「・・・なぜ?」

進也「これを使わないでお前に勝つことが・・・重要なんだ‼‼‼」

ナギ「なるほど、面白い」










奥の部屋


?「起きて下さい・・・赤羽レン」

赤羽「・・・何・・・だい・・・」

?「あなたに・・・頼みがあります」

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最終更新:2013年05月21日 07:53