国連ワシントン本部
仰木「・・・俺の後をつけて何する気だ」
?「バレた・・・」
バッ
仰木「逃がすか」
ガッ
?「離せ‼‼‼‼」
仰木「大人しく捕まれ‼‼‼‼」
斬撃砲‼‼‼‼‼‼‼‼‼
バッ
?「ハァ・・・ハァ・・・あれを食らったらおしまいだ・・・」
仰木「女‼‼‼?」
?「軍のデータ、全てじゃないけど頂いていくわ」
仰木「させると思ったか?・・・女一匹中将から逃げ切れると思うなよ」
?「あんたの任務はいくら調べても諜報、潜入ばかり・・・戦闘が出来るとは思えませんね」
仰木「さっきのを食らったら終わりなんだろ?」
?「食らったらね」
海軍艦長室
瓢河「あのさぁ・・・俺はお前に散々教えて来たつもりだったんだけどさぁ・・・」
仰木「申し訳ない・・・女一匹も捕えられないとは・・・」
瓢河「俺が何でキレてるか分かってる?」
仰木「それは勿論・・・取り逃がし・・・」
瓢河「そうじゃねえ、俺は五年前にお前を陸軍からスカウトしてから・・・海軍とは、俺の下につくとはいかなる事だと言ってきた?」
仰木「全員で戦う事こそ正義である・・・そう教わってきました」
瓢河「そうだな、元々お前はそれとは反対の教育を真愚魔に受けて来たから仕方ないとは思うけどな」
瓢河「海軍では単独で動くことは許可してない、必ず俺も共に出る、だからこなせる任務数は少ないが達成率は80%を超えている」
瓢河「例外的に水月は実力を見込んで俺の許可をとり、全部で27ある隊のうち10以上を率いることで、俺の同行無しでの任務を許可している」
仰木「ええ・・・ですから水月殿は俺より強いと」
瓢河「それに引き換え、お前の気配を消す上手さは買っている・・・だから諜報の任務はお前に一任してるんだ」
仰木「ありがたい話です」
瓢河「お前が赤岡を討ち取った時も俺はあれほどキレたろ、なぜ水月を待てなかったのかと」
仰木「はい・・・」
メリー「大将‼‼メリーです‼‼」
瓢河「なんだ?入れ」
カチャ
メリー「失礼、大将に緊急の用件で」
瓢河「どうした?」
メリー「修羅元帥がお呼びです」
瓢河「珍しい事もあるもんだ・・・じゃあ行ってくる」
仰木「はい」
会議室
瓢河「ここか?」
メリー「えぇ、各軍大将と少将1名ずつ出席だそうです」
瓢河「各軍ねぇ・・・」
カチャ
瓢河「久しぶりだな・・・3人揃うのは」
真愚魔「遅いんじゃ・・・はよ座れ」
威加槌「午後からプリズム・フォール行くんだ・・・早く始めようぜ」
瓢河「なるほど・・・そういうことか」
修羅「・・・座れ瓢河」
瓢河「修羅元帥までいるとは・・・何事だ?」
真愚魔「・・・威加槌、呼んだのはお前やろ?」
威加槌「あぁ・・・最近巷では新世代についての解釈が変わってるようでな」
瓢河「あ?んな事で条例破って会議してんのか?」
修羅「まぁ最後まで聞け」
威加槌「新世代についてだけじゃない・・・今の世界を治めるのに俺らは力不足だと思ってる」
修羅「それに関しては俺も同意見だ」
真愚魔「海軍が仕事してないからじゃないんか?」
瓢河「達成した任務数はテメェんとこの大量に兵士抱えてる陸軍と大差ねえぞ」
真愚魔「一度も海軍に負けた事は無いと思うがなぁ」
瓢河「テメェら俺らの何倍の人数いると思ってんだ‼‼‼‼」
修羅「おい、論点がずれてきてるぞ」
威加槌「まぁそんなわけで・・・空軍は明日より徴兵を行う」
真愚魔「徴兵?・・・一般から兵を募集するいうことか?」
威加槌「そういう意味だ」
瓢河「まぁ一般の賞金稼ぎや格闘集団にも強いのはいるしな」
真愚魔「今まで空軍がやっていた食糧運搬や他機関との連絡は誰がやるんや」
威加槌「運搬系はお前らでも出来るだろ、他機関との連絡だって大した事ないだろ」
瓢河「その大した事ない用事で急かしたのはどこのどいつだ」
威加槌「大して難しくない事だっつったんだよ、まぁ頭脳0のお前じゃ無理かもしれねえけど」
修羅「待て待て、とにかくこれは決定事項だ、今後お前らには負担が少し増えるだろうが、よろしく頼む」
瓢河「そうですか、分かりやした」
真愚魔「話はそれだけですかい?なら仕事もあるんで・・・失礼」
瓢河「俺も帰る」
修羅「まぁ、久々に4人で会ったんだ・・・話でもしようや」
真愚魔「わしはそんなつもりで来たわけじゃないんで」
瓢河「大の大人がわざわざ話すこともねぇでしょう」
修羅「テメェら・・・上司である俺の顔も立てられねえか?」
瓢河「・・・いや・・・そういうつもりはねえんですが・・・」
真愚魔「・・・失礼しやした・・・」
修羅「さて・・・では少将3名、全員外へ出てもらえるか?」
メリー「は、はぁ・・・」
カチャ
修羅「さて、新世代について少し話してもらえるか?」
真愚魔「新世代?確か三大裏社会機関とその傘下機関の後継者達やったな」
修羅「そうそう、瓢河が詳しかったよな?」
瓢河「そりゃ
SEASってのは長年海軍の敵だ、巷じゃ最近各チームのボスのみを指す言葉になってますね」
真愚魔「具体的には誰を指すんじゃ?」
瓢河「SEASの現ボスであり
Vセッテの1人、『キャプテン』天野ミナト、重力を自在に操る男である意味この中で一番の戦闘力かもしれない」
威加槌「俺も一度手合せしたことがある、無論負けることはあり得ないがまぁ奴を活かして攻める作戦を立てられたら厄介だな」
真愚魔「会った事あったんか?」
威加槌「ま、まぁな・・・」
瓢河「
US海賊団の船長で恐らく海王の弟子、『赤足』本郷翔平、海王のヤバさは言うまでもねえな、奴の使ってた豹真って体技も厄介だ」
修羅「まさか海王の意志が生きているとは・・・4000万円じゃ足りないかもしれんな」
真愚魔「・・・かといって何も起きてないのに懸賞金を上げる訳にはいかん」
威加槌「何か起きるまで待つのか?それじゃ懸賞金の意味ないぜ」
修羅「まぁそうだな」
瓢河「
BLOODの傘下の中で最強の地位を持つ
光炎組の現ボス、『オペレーター』光炎ユウ、俺らと同じ自然を操る能力を持ってる」
真愚魔「とはいえ奴は自分で何か物質を生み出すことは出来んとちゃうかったか?」
修羅「その代わり状況に応じて別の物質を操れる筈だ」
瓢河「
N・B機関次期ボス候補、鈴原ナギ、まだ表立った事件は何一つないが、黒いオーラで周囲の人間を一瞬で倒したなんて目撃証言もある」
真愚魔「元よりN・B機関は不気味な連中が多い、それ故規模も強さも計り知れん」
威加槌「まぁ表立った事件はないが目撃証言は確かに多いな、余計不気味だ」
瓢河「BLOODの次期ボス候補、まだ名前も分かってないし実力も未知数だがVセッテのヒットマン・レインを師に持ってる時点でかなり強いはずだ」
修羅「ただ星川玲斗、ラルクの件を聞く限りジャパンにいることは間違いない、いろいろな噂をもとにすれば天心という町が怪しいというが・・・」
真愚魔「ならなぜ調査へ行かんのですか?」
修羅「何の証拠もないんだ、それなのに調査に乗り出しては市民の反感を買う」
瓢河「今では加えてプリズム・フォールから出所した『PHANTOMの末裔』星川玲斗、思考も行動も危険で、こいつがある意味一番面倒かもな」
威加槌「そもそも何で出所してんだよ」
修羅「さぁ、
SADの話では署内の事故を解決したとか」
真愚魔「署内で罪を償ってる人間が署内の事故を解決した時点で怪しいがな」
瓢河「更に・・・俺は言いたくないが賞金稼ぎチーム神速部隊の戦力頭、『銀竜』緑川大雅、確かに奴の戦力は危険だけどな」
威加槌「海軍の汚物か」
瓢河「テメェ・・・もう一回いってみろ‼‼‼‼」
真愚魔「海軍の教育が生温いいう証拠や」
修羅「まぁ落ち着け、奴らの件のそもそもは俺にある、彼らには悪いことをした・・・瓢河、お前にもな」
瓢河「・・・いや、上に立てばあなたのあの時の行動は間違いじゃなかったってのは分かる」
修羅「ただ彼らの件は未だに世間から批判がくる、そろそろ何とかしなければな」
瓢河「何とかってまさか・・・それだけは俺が・・・」
真愚魔「貴様‼‼‼‼元帥の意向に逆らうんか‼‼‼‼‼」
修羅「待て、俺は成敗するとは言ってない、捕まえると言ってんだ」
沖縄、西表島
部下「お呼びでしょうか・・・9代目」
9代目「・・・出場者10組のうちどれくらい着いた?」
部下「7組です、光炎組、UB、神速部隊がまだ到着していません」
9代目「光炎、UBはイタリアを拠点にしているからな・・・まだ開始まであと1時間はある」
部下「それと9代目、鈴原ナギ様からお電話がありました、無事北極に到着したと」
9代目「今回のイベントは北極支部に中継すると伝えておけ」
カチャ
部下「失礼します‼‼‼‼」
9代目「どうした?」
部下「光炎組、
海軍元第五部隊が到着されました、更にUBから手紙が・・・今回出場は辞退するとの内容です」
9代目「分かった、御苦労」
部下「どうなさるのですか?全組揃いませんでしたが・・・」
9代目「さぁな・・・我らへの依頼はコロシアムを提供するところまでだ」
部下「え・・・では内容までは関与しないのですか?」
9代目「そういうことになるな・・・あくまでも俺たちの名を汚さないという条約の元でだ」
部下「はぁ・・・誰の依頼かは分かっていないのですか?」
9代目「匿名希望だそうだ・・・まぁ細々と条約を交わしたんで問題はないと思うがな」
最終更新:2014年05月27日 19:04