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230話「それぞれの指導」

竜「ん・・・何だよ・・・全員揃って」

クロ「いや・・・別に意味はねえんだけどな」

翔平「チーム分けしたらなかなか会えなくなるかもしれねえだろ?」

竜「なるほどね」

レナ「ねぇ・・・本気で夏希と戦うの?」

翔平「それ以外にあいつを取り戻す方法がねえんだ、俺はやる」

クロ「そうだな・・・このまま戦うのを躊躇ってたら二度と一緒に航海は出来ない、お前はどっちがいいんだよ」

レナ「そうだけど・・・」

竜「それは自分への確認か?」

クロ「何がだよ」

竜「お前も躊躇ってんだろうが、見え見えなんだよ」

クロ「んなわけねえだろ‼‼‼」

竜「迷いがあるなら戦いには出るな、足手まといになるぞ」

エレン「おい竜、その辺にしとけよ」

竜「簡単な話、あいつの本当の仲間が黒砂なら俺らがやるのは復讐、俺らなら救出・・・お前はどう考えてんだよ」

クロ「後者に決まってんだろバカ」

翔平「もしかして、吹っ切れた?」

クロ「かっこ悪ぃけどな・・・一応感謝しとくよ」

竜「ハッ、もっと感謝しやがれ」










磯谷「へー、じゃあアイスランドの敵も黒砂関係あんのかな?」

フレイ「どうだろうな、どういう状況だったんだ?」

ベル「んん・・・あの日はいわゆる墓参りでね・・・父はロシアにいたからいなかったんだけど・・・」

ベル「そしたら急に部下の何人かが襲ってきたの・・・別の部下の人がヘリ回してくれたんだけど、海の上で何かに撃ちぬかれて・・・」

進也「え・・・海の上?」

刃「でも何でベルを狙うんだろうな、他の国は大丈夫なんだろ?」

ベル「そうみたい」

雪希「神速部隊に確認してみる?」

シュキ「別にいいだろ、急ぐ必要はない」

月光「妙だよな・・・黒砂にとって何か不都合があったって事だろ?」

進也「分かんない・・・どういう事?」

モック「そんなの誰にも分かんないよ」

ベル「その日は・・・王族が代々継承してるネックレスを付けてたの・・・これ」

華凛「確かに豪華な装飾だけど・・・特別力を発してるわけでもなさそう」

カチャ


大雅「おい、今この部屋に何か・・・・・・そのネックレス‼‼‼‼ちょっと貸してくれ‼‼‼」

ベル「いいけど・・・何?」

大雅「もしかしたらそいつは闇化を解除出来る物かもしれねえ、どれくらいの出力かは計測してみないとわからねえけど」

進也「だからこれを持ってたベルが狙われてたんだ・・・」

大雅「それと、お前らんトコのヒットマンが全員集めて来いって・・・多分チーム分けが終わったんだろうな」










レイン「待たせた、とりあえずこれを見てくれ」


Aチーム Bチーム Cチーム
進也 刃、雪希 坂城
玲斗 フレイ
紫竜 ケイ
翔平、クロ 竜
デルタ 伝氏
拓海
アーク 大雅


鮫島「現在怪我で療養中のユウと飯田陽菜、触れないが幻覚や闇の生光で戦える新田華凛、月光白兎、鈴原ナギは保留だ」

ケイ「これ、本当に考えて作ってんの?」

セレナ「何か不服な事があります?」

フレイ「俺とケイが同じチームでいいのか?」

レイン「兄弟で連携がとれると考えたからだ、だけど緑川大雅のトコは離したよ、とても連携できるとは思えねえ」

伝氏「違いない」

レイン「とりあえずAチームは俺が、Bチームはセレナ、Cチームは鮫島が指導を行う、いいな」

紫竜「よろしく」

鮫島「基本的には今後の生活は半年間チームごとに行ってもらう」

セレナ「まぁ皆さん準備もあるだろうし、明日からにしません?」

レイン「そうだな、では一回解散だ」










カチャ


コウ「れ、玲斗さん‼‼‼」

セッド「すみません・・・全く役に立たず・・・」

玲斗「気にする事はありません、むしろよくBLOODの招集に応じてくれました」

月光「華凛は?」

セッド「多分起きてる、けど一人にしてほしいって」

玲斗「少し話をしてきます、ここで待ってて下さい」

カチャ


華凛「‼‼‼」

玲斗「私に話しておくことがありますよね」

華凛「・・・その・・・すみませんでした・・・」

玲斗「影久はあなたが自滅したと言っていた・・・説明してもらえますか?」

華凛「分からないんです・・・いつも通り幻術で戦おうとしたら・・・急に意識が・・・」

玲斗「さっき医者の人に聞きました、体の組織がかなり弱っていると」

華凛「あの・・・それは・・・」

玲斗「やはり女の子の体には負荷が大きかったんですね・・・申し訳ない、私の監督不届きです」

華凛「そんなこと‼‼‼」

玲斗「・・・」

カチャ


セッド「華凛、医者の人来たよ」

ケイ「寝てろって言ったじゃん」

華凛「ごめんなさい・・・」

玲斗「華凛の体はどうなんですか?」

ケイ「何?俺が調べてもいいの?」

ゴッ


月光「マジメにやれバカ」

ケイ「わーってるよぉ・・・戦闘はしばらく無理だな、まずリハビリして筋力付けないと日常生活にも支障が出る」

華凛「でも・・・今度の戦いでは役に立ちたい・・・戦いたい‼‼‼」

ケイ「まぁそもそも触れないんじゃないの?」

華凛「触れなくても幻術での補助なら出来ると思う」

ケイ「確かに」

玲斗「本気ですか?さっき日常生活に支障が出ていると言ったじゃないですか」

ケイ「今はな、これだけの覚悟があるならひょっとしたらひょっとすると思うぜ」

玲斗「・・・」

ケイ「どうした?」

玲斗「急に自分が情けなくなりましたよ・・・部下の覚悟を目の当たりにして、自分がとても小さく見えます」

ケイ「そういうキャラだっけお前」

玲斗「でも逆に燃えてきましたよ・・・戦闘する頃にはこの基地にいる全員を軽く追い抜いてやります」










翌朝


レイン「半年間お前らの指導をするブルー・レインだ、よろしく」

紫竜「先に聞いておきたいんだが、お前は神崎の教育係なんだろ?それで俺らの指導もするって・・・いい予感はしないんだが」

レイン「その点は心配いらねえ、お前らにも平等に接するつもりだ」

進也「なんか複雑」

アーク「で、何する?」

レイン「一応ざっくりと一日のスケジュールを組んできた、みてくれ」

玲斗「凄いトレーニング数ですね・・・新手のいじめですか?」

デルタ「上等じゃねえか」

レイン「基本俺の指導方針はこんな感じだ、シンなら知ってると思うが」

進也「うん・・・そうね」

紫竜「じゃあお前は慣れてんのか?」

進也「こんな無茶なトレーニング慣れないよ‼‼‼」

レイン「まずランニングからだ、行けシン」

進也「俺が先頭‼‼‼?」

レイン「さっさとしろ、腕立て増やすぞ」

進也「は、はい‼‼‼‼」










セレナ「このチームを受け持つことになりました、リート・セレナです」

翔平「っしゃ‼‼‼‼お前相手してくれよ‼‼‼」

セレナ「いいですよ、では各々自由に特訓始めて下さい、ただし危険だと判断したら中止してもらいますよ」

拓海「そんな自由でいいの?」

クロ「何か放っておかれるなら別に指導係いらなかったんじゃないか?」

セレナ「指導係とレインは言ってましたが、私にはそんなつもり毛頭ありません、監督ですよ」

豹真‼‼‼‼‼‼‼‼‼


セレナ「っと・・・」

翔平「ボケっとすんな‼‼‼行くぜ‼‼‼‼」

刃「雪希ー、寒くない?」

雪希「室内だからね」

刃「じゃあデンくーん、1勝負頼んでいい?」

伝氏「おぉいいよ、クロー、本気でやりたいから仲裁入ってー」

クロ「いいけど・・・俺見てるだけか?」

伝氏「次交代するからやってよ、頼む」

クロ「仕方ねーなー」

レッド・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼


セレナ「なるほど、さすがに手ごわいですね」

翔平「お前手出さないの?」

セレナ「必要性を感じたら出しますよ」

拓海「・・・・・・何か残っちゃいましたね」

雪希「そう・・・だね・・・」

セレナ「それぞれの人間模様が見えますね・・・退屈しない半年になりそうです」

翔平「俺には退屈してる暇なんてねえよ‼‼‼」










鮫島「だいたい・・・俺はそもそも指導者じゃねえんだよ」

フレイ「つべこべ言うなよー、そこで待ち切れず始めてる奴らもいるぜ?」

ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼


大雅「前にやった時と少し違うな・・・」

竜「この半年間で型を変えようと思っててな」

鮫島「おいお前ら‼‼‼勝手に始めんな‼‼‼」

ケイ「兄貴ー、やろうぜ」

フレイ「いいぜ、久々にボコボコにしてやるよ」

坂城「俺なんでこのチームなんだよ・・・」

鮫島「こりゃ大変だな・・・あいつらよくやってるよまったく・・」










ミナト「本当に勝てるビジョンは見えないの?」

志保「はい・・・」

シオン「でもそれ大問題じゃん、この子の予言がどれくらい信憑性あんのか分かんないけどさ」

エレン「なー」

ミナト「少なくともこの子の母親の予言の的中率は100だぜ」

エミ「凄い・・・」

レナ「でも辛い・・・夏希の為に戦う事すら出来ないなんて・・・」

彩香「その分みんなのサポートするのが私たちの役目じゃん」

ミナト「半年って食料の問題で決まった訳じゃん、それで大丈夫なの?」

志保「そこまでは分かりません・・・でも・・・」

彩香「でも?」

志保「さっき特訓してる皆さんを見て・・・負けるはず無いって思いました」

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最終更新:2014年08月14日 18:47