鶴丘商店街、鶴仕立屋
店員「ではご試着で?」
雪希「はい」
進也「あ、じゃあ俺も」
シューーーーーーー
進也「何これ・・・煙?」
店員「ムード作りです、この店は雲をイメージしておりますので・・・・・・」
進也「・・・・・・‼‼‼‼‼」
雪希「・・・起きた?」
進也「うん・・・てか起こしてよ‼‼‼‼」
雪希「気持ち良さそうに寝てから・・・」
進也「ここ何処?」
雪希「凄い揺れてるから・・・トラックの荷台とか?」
進也「て・・・手錠‼‼?」
雪希「気付くの遅い・・・拉致されたんだから手錠くらいは当然だと思う」
進也「・・・こういう状況慣れてるの?」
雪希「うん、かれこれ10回目くらい、あの煙は間違いなく催眠ガスだよ」
進也「俺一切経験無いから・・・どうしたらいい?」
雪希「
BLOODは大会社でしょ・・・恨みを持ってる会社や機関も多い筈・・・一刻も早く脱出しないと・・・」
進也「あれ・・・坂城君‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
坂城「んー・・・んー・・・」
刃「お・・・」
進也「口塞がれちゃってるんだ・・・どうにか出来ないかな・・・」
坂城「おえいああえお‼‼‼‼‼」
雪希「いや・・・全然分かんないし・・・」
カチャ
進也「リ・・・リトルボックス‼‼‼‼‼‼」
シャイン・バースト‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
進也「手・・・手錠が外れた‼‼‼」
坂城「ふぅ・・・トラック破壊完了・・・寒‼‼‼」
刃「氷の大地・・・いい景色だけど・・・笑えねえ程寒い・・・」
進也「雪希・・・大丈夫?」
雪希「うん」
坂城「とりあえずこのトラックが向かっていた所へ行くしかないか・・・」
刃「あぁ・・・まじでこのままじゃ凍死だぞ」
進也「でもそこって敵のアジトなんでしょ?」
雪希「通常こういう場合は敵のアジトに行くのは安全を確保し、確実にいけるという保証が必要だけど・・・」
坂城「ただし逆にそのままにしてて助からないと判断した場合、乗り込むのが鉄則だ」
刃「つまり・・・行くんだな」
進也「そうしよっか」
コオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ
刃「マジで・・・寒ぃ・・・」
進也「少し休まない?足も手も全然動かないんだけど」
坂城「ダメだ、こういう場所で少しでも休んだら動けなくなる」
雪希「ハァ・・・ハァ・・・」
ドサ
刃「・・・おい‼‼‼‼」
雪希「ハァ・・・ハァ・・・」
刃「おい、そこに小屋があるぜ」
進也「とりあえずそこに入ろう」
坂城「ち・・・ってかシン、お前何であのトラックに?」
進也「商店街で服選んでて・・・えっと・・・覚えて無いや」
坂城「俺は商店街でたまたま別の中学の不良に絡まれてる刃を助けてやったんだ」
刃「いや、あれは楽しく立話をしてただけでバトルしてた訳じゃねえぞ」
坂城「これは低体温症だな、小屋がなきゃ死んでたぜ・・・」
進也「坂城君、これ読める?」
坂城「フランス語の本だな・・・これは新たな事実が発覚したぞ」
刃「ん?どした?」
坂城「ここは世界の北端、北極・・・」
進也「ほ・・・北極‼‼?」
坂城「そりゃ寒い訳だわ・・・」
刃「さて、北極じゃこれ以上生きるのは難しい・・・どうする?」
進也「そりゃ・・・脱出するか・・・」
坂城「俺らは乗って来たトラックを爆破しちまった・・・時計も方位磁針も寒さで役に立たない・・・当てが一切無いんだ」
刃「なら目指せるのは一つ・・・敵のアジトだろ」
進也「じゃあ・・・当初の予定通り行こうか・・・でも雪希を動かすのも無理だし・・・」
雪希「大丈夫・・・もう動ける」
刃「おい、無理すんなって・・・なぁ?」
坂城「・・・動けると自分で思うなら大丈夫だろう、じゃあ行くぞ、上着着ろ」
30分後
刃「お・・・ぼんやりと何か見えてきたぞ」
坂城「確かに・・・運がいいな・・・おい大丈夫か?」
雪希「・・・うん・・・」
進也「急いで車なり船なりを見つけて逃げよう、ここには俺らを連れ去ろうとしていた人たちがいるんだから」
坂城「まあ・・・今回は派手な攻撃は控えよう・・・」
刃「さて、行くぞ」
雪希「ここから入れそうだよ・・・」
坂城「俺の後に続け、俺が一番慣れてる」
雪希「うん・・・」
刃「りょーかい‼‼」
進也「あ、はい」
ガタッ
刃「あ・・・床が‼‼」
進也「抜けた‼‼‼‼‼‼‼」
坂城「若月‼‼‼‼シン‼‼‼‼‼‼」
雪希「ウソ・・・バラバラに・・・なっちゃった」
坂城「ち・・・落ち付け俺・・・どうする・・・」
雪希「・・・」
坂城「よし、俺らは当初の目的通り行動する、あいつらは戦闘未経験者と言っても過言じゃねえからな」
雪希「いいの?・・・合流しなくて」
坂城「どうせ会おうとしても難しいだろ、ならお互いが同じように動く確率に掛けるしかねえ」
進也「痛っ・・・落ちた・・・」
刃「やっべぇな・・・俺らじゃ戦えねえじゃん」
進也「そっか・・・どうしよう」
刃「まあ・・・どの道逃げるか探すかしか無い訳で・・・」
進也「そうだね・・・」
最終更新:2013年01月23日 15:28