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232話「国連の興り」

潜水艦


レイン「よし、全員乗ったから運転頼むぞ」

エレン「はいよー、シオン、エンジン」

シオン「入れた入れた」

エレン「出発~」



ゴッ


クロ「アホなのかテメェ‼‼‼‼」

竜「いきなり銃ぶっ放してきたんだから仕方ねえだろ‼‼‼‼」

翔平「じゃあ仕方ねえな」

デルタ「仕方ねえ事はないだろ・・・相手は貴族だぜ」

竜「何なんだよ貴族って」

坂城「それを説明するのにはうってつけの奴がいるぜ」

玲斗「嫌がらせですか?」

坂城「むしろお前の嫌いな貴族を斬ってくれたんだからいいだろ」

玲斗「まぁ貴族とはその名の通りお金をたくさん持ってる人達ですよ」

竜「それを斬ったらなんで大将クラスが来るんだよ、それが分かんねえ」

玲斗「それは国連の興りについて説明しなければなりませんね」

進也「興り?」

レイン「成り立ちだな」

玲斗「ある時世界のお金持ちが集まって軍隊を作ったんです、しかし金持ちが武力をもっては世界が滅びると当時の政府は考えた」

玲斗「そこで政府はある条件をもとに交渉を持ち掛け、軍隊を金持ちから取り上げたんです」

クロ「条件?」

玲斗「政府は軍隊を請け負う代わりに金持ちが軍隊を作った資金のほとんどを返し、以後金持ちには強い護衛を付け、違法行為も黙認すると」

ナギ「凄い話ですね、今や正義の軍といわれる国連がそんな事を・・・」

玲斗「早い話、そんなに金を失わずに違法行為が出来るようになり、強い護衛をつけてもらったのが貴族、その軍隊が国連というわけです」

玲斗「強い護衛というのが大将クラス、違法行為とは、主にドラッグや奴隷のことです」

レイン「なるほど・・・それでお前は・・・」

玲斗「私は父の会社が倒産し、家族全員闇ルートに流されました、母と父は殺され、私は貴族の奴隷となりました」

伝氏「PHANTOMの一族が会社やってたのかよ」

デルタ「PHANTOMったって今はほとんどいないらしい、普通に生活してても不思議じゃないだろ」

玲斗「そんなある日、幻覚の能力に目覚め、一緒に奴隷だったコウとセッドと貴族を大虐殺して逃げた、後は皆さんの知っての通りです」

翔平「海軍とか空軍とかあれなんなんだよ」

ミナト「20年以上前、軍の戦力強化の為に軍を3つに分けたんだ、まぁ確かに無法者の数は減ったらしいしな」

レイン「減ったよ確かに・・・雑魚はな」

ユウ「どゆこと?」

レイン「当時国連は数を減らすことに拘っていた、しかしその一方で実力者が増えて行ったんだ」

玲斗「そうして今から十数年前に爆発したんですよね・・・海王、剣帝を筆頭に大量の強者が海を支配した、Vセッテの皆さんもそうですよね?」

レイン「まぁ、俺とセレナ、鮫島、疾風だな」

大雅「だが、その時代も第四次世界大戦で海王と剣帝が死んで終わった」

クロ「そして現代、新世代筆頭にこの半年で同じ事が起ころうとしている、海王も剣帝も生きているとすれば大問題だ」

シオン「おーい、そろそろ着くぜ、準備してくれ」

フレイ「早いな‼‼‼‼」

エレン「最新式エンジン搭載だからな、これ凄いぜマジで」










モロッコの港町、カサブランカ


翔平「おぉ、砂漠だなぁ」

ナギ「ここ数十年でアフリカでは砂漠化が急速に進行しています、ここも例外ではないんですね」

レイン「セレナからの情報ではここから車で3時間ほど南東へ向かう、そこの地下が敵の本拠地だ」

ミナト「俺らも行くのか?」

レイン「いや、俺とお前はそのまま車で待機、地下への指示を行う」

フレイ「車なんてねえよ」

坂城「BLOODエジプト支部から車を何台か用意してもらったぜ」

進也「さすが坂城君‼‼‼」

クロ「竜、今回は運転は安全にな、時間はあるんだ」

坂城「大丈夫だよ、運転手も呼んでる」



運転手「あの・・・これはどういった・・・」

レイン「全員乗せてすぐ出発してくれ、説明は後だ」

翔平「水いっぱい買ってきたぜー」

ケイ「お前・・・樽で買ったら車に入らねえだろうが‼‼‼」

紫竜「トランシーバーは?」

クロ「あったことはあったが、地下でも使えるかどうかは分からん、何しろ辺り一面砂漠の国だ、必要ないからな」

レイン「いいから早く乗れ‼‼‼‼水はさっさとペットボトルに移せ‼‼‼‼」

ミナト「レインー、お前なんか遠足の時の先生みたいだぜ?」

レイン「お前らガキすぎんだよ」

運転手「あの、レインさん・・・こいつらSEASやN・Bの・・・」

レイン「うるせぇ‼‼‼俺の顔潰す気か‼‼‼‼」

運転手「は、はい‼‼‼‼」










3時間後


レイン「ちょっと止めてくれ、おい、全員車から出ろ‼‼‼‼」

進也「何か・・・凄いいっぱい人いるけど・・・」

翔平「いやぁな予感するな・・・何か殺気感じるぜ」

ナギ「お出迎えですか」

フレイ「結構大人数だな・・・お」



アイ「待ってたぜお前ら‼‼‼‼」




ユウ「アイ・・・」

ミナト「敵が勢ぞろいだな」

アーク「あれが鳴瀬アイか、どれが誰だ?」

クロ「右の2人が上野夏希と大森猛」

坂城「左から伊達虎丸、風間瞬、波多野祐馬、影久、鳴瀬アイ」

大雅「スーツでハット被ってるあいつが香月亮だな」

アーク「これで敵がはっきりしたな、Aランク幹部が大森猛、風間瞬、伊達虎丸、影久、香月亮、Bランクが上野夏希、波多野祐馬、鳴瀬アイ」

翔平「夏希ー‼‼‼‼」



夏希「・・・」



レイン「各々言いたい事もあるだろうが、まずその前だ」

アーク「その通り、この布陣を見る限り、Aランク幹部もBランクも俺らと戦う気はないらしいな」



香月「ここに黒砂の兵が5万人いる・・・Bランクにはこの兵達を指揮してもらうとして、俺たちは地下の基地で待たせて貰おう」

虎丸「どうせ勝てっこないんだ、かつての仲間が散っていく姿を高みの見物といこうか」

影久「祐馬、あと頼むぞ」

祐馬「はい」

瞬「じゃ俺ら帰るぜー」

アイ「あぁ、ゆっくり休んでろ」



レイン「さて、ここから先は俺らは無理だ、しっかり頼んだぞ」

ミナト「頑張って‼‼‼」

クロ「あぁ・・・こんな雑魚共に全員で戦ってられねえ、そんな事したら全員が消耗しちまう」

竜「1vs多数を得意とするのは剣士だ、ここは俺らに任せて下がってろ」

紫竜「だな」

刃「でも大雅くんは下がってた方がいいんじゃね?フォース持ちだし」

伝氏「あぁ、下がってろ」

進也「全員で戦った方が早くない?」

大雅「いや、こっちは全員で戦ってもせいぜい30程度、それに剣士は広範囲への攻撃が多い、行動を制限せざるを得なくなるだろ」

大雅「それより敵はざっと5万、俺も加わればちょうど1人1万だしその方が都合がよくないか?」

アーク「こんな雑魚にお前は体力を消費するのか?」

ナギ「私と月光くんが最後の1万を引き受けましょう、どうせBやAには効かない」

月光「ごもっともだな」

大雅「それで行くか、俺は下がってるよ」

竜「っしゃ‼‼‼‼久々の真剣での戦闘‼‼‼‼」

紫竜「テンション上がるねぇ‼‼‼‼」

伝氏「ヒャッホーイ♪」

刃「行っちゃったよ・・・おーい置いてかないでくれー‼‼‼‼」

進也「刃・・・怪我しないようにね」

刃「・・・おう、任せとけ‼‼‼」



アイ「敵は4名だ‼‼‼囲んでさっさと始末しちまえ‼‼‼‼」

おおおおおおおおおおおおおお‼‼‼‼‼‼‼‼




竜「っしゃ‼‼‼行くぜ‼‼‼‼」

クロ「挟み込まれないようにだけ注意しろよ」

竜「分かってるよ」

威眼‼‼‼‼‼‼‼‼


敵「ぐ・・・体が・・・」

月光「凄まじい眼光だな」

鬼鮫‼‼‼‼‼‼‼‼


翔平「あれ、あいつの鬼鮫って斬撃の塊をいっぱい飛ばすんじゃなかったっけ?」

大雅「この半年であいつ型を変えたんだ、それを俺らが水華一刀流をモジって真水流って名付けた、新たな鬼鮫は飛ぶ斬撃さ」

玲斗「それなら紫竜くんもそうですよ」

紫竜「お前バカ‼‼‼‼俺まで切ろうとするんじゃねえよ」

竜「悪ぃ」

羅生門‼‼‼‼‼‼‼‼


竜「へぇ、やるじゃんか」

紫竜「お前こそ」



伝氏「さーて・・・一撃で切れるのが・・・30人くらいかなぁ」

夜叉‼‼‼‼‼‼‼‼


デルタ「何か・・・前よりめちゃくちゃ速くなってるぞ・・・」

翔平「あいつずーっとそういう練習してたみたいだからな」

刃「っと」

伝氏「あぁごめんごめん」

刃「いいって、気にすんな・・・増殖の生光‼‼‼」

稲妻‼‼‼‼‼‼‼‼




アイ「SEASの剣士達は嬉々として戦うんだな」

夏希「えぇ、そういう人達なんです」

祐馬「徐々に取り囲めてますね」

アイ「一気につぶせ‼‼‼‼」



竜「ち、後ろも囲まれてきたな」

紫竜「おい月光‼‼‼‼まだか‼‼‼‼」

月光「もう少し減らしてくれると助かる」

刃「もうちょいか・・・」

アーク「お前らの体にはもう黒いエネルギーが移ってる‼‼‼‼そう長くは戦闘出来ねえぞ‼‼‼‼」

伝氏「分かってる、急ぐぞ‼‼‼‼」

夜叉‼‼‼‼‼‼‼‼


鬼鮫‼‼‼‼‼‼‼‼


稲妻‼‼‼‼‼‼‼‼


山門‼‼‼‼‼‼‼‼


竜「く・・・攻撃なんて一発も貰ってねえのに・・・」

大雅「攻撃を食らわなくても間接的に触れればそこから奴らのエネルギーは入る、急いで戻れ‼‼‼‼」

月光「敵の数を減らすのはもう十分だ‼‼‼‼」

伝氏「光炎、壁を出してくれ‼‼‼‼できれば固いやつ‼‼‼‼」

ユウ「え?あぁ、じゃあ・・・」

ロック・シールド‼‼‼‼‼‼‼‼


伝氏「サンキュー♪お前ら掴まれ」

ガシッ


刃「で?どうすんの?」

竜「あれで飛ぶんだろ?」

伝氏「あぁ、行くぜ♪」

カチャ


紫竜「ベルト?」

伝氏「空中移動ベルトってんだ」

ガッ


ユウ「何か刺さった‼‼‼‼?」

グッ


刃「おー楽しかった♪」

紫竜「焦った・・・やるなら最初からちゃんと説明しろよな」

伝氏「言ったじゃん、飛ぶって」

フレイ「全員で生光を入れよう‼‼‼‼お前ら座れ‼‼‼‼」

コオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ


坂城「っし、これでいいな」

竜「悪ぃな」

クロ「お前ら今から30分は戦えない、ヒットマン・レイン達と車乗っとけよ」

紫竜「まぁ、一緒に行っても戦えないなら足手まといだしな」

翔平「まだ敵が結構残ってるぜ」

ナギ「任せて下さい」

月光「後は俺らがやる」

DEATH-FIELD‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


死界‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


雪希「すっごい・・・」

拓海「範囲めっちゃ広い・・・」

玲斗「お陰で敵は全滅・・・おや、Bランク3名が見当たりませんね」

ケイ「ビビって逃げたか♪」

アーク「分からんが、足跡を見る限り基地へ行ったッぽいな・・・乗り込むぞ」

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最終更新:2014年08月25日 16:32