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243話「黒綱再来」

戦闘中 戦闘不能 車待機
進也 坂城、雪希、レイン 刃
玲斗、月光 華凛
ラルク、冴島、レーブ、佐吉、疾風 キラー
鮫島、フレイ ユウ、アイ
ミナト、紫竜、蒼太 ケイ
翔平、竜、クロ、夏希
デルタ、伝氏
ナギ セレナ、拓海
アーク、大雅、ラティ 陽菜



黒綱「久しぶり~ってか初めましてか♪」

進也「え・・・この時代の黒綱って事‼‼‼?」

黒綱「うん、わざわざこの時代の守護者も探してきたんだ♪」

百合「ご無沙汰してます、神崎様」

アミィ「やっほー」

アーク「ロット‼‼‼‼」

ロット「アーク、大雅、ラティ、久しぶりだな」

ラティ「ロット先輩‼‼‼」

大雅「・・・あんた・・・今までどこに・・・」

ロット「悪いな、少し心配させた」

アーク「少しじゃねえけどさ」

樹「君は・・・確か草の自然同化者だったな・・・そんな能力どこで手に入れたんだ?」

百合「簡単な事です・・・私もあなたと同じ力を持っているということですよ」

樹「ほぅ・・・興味深いな」

百合「ただ、あなたは『生前』も強者だった、私はただの一般人だった、それだけです」

樹「しかし・・・よく樹の状態を解いて人間の姿を取り戻したな」

百合「私をこの状態に戻してくれたのは他ならぬ黒綱様、私が唯一忠誠を誓っているお方」

黒綱「えへ♪」

雪希「あの・・・どうして・・・」

黒綱「あれ、未来の僕は結構分かりやすく死んだと思ったんだけどな♪」

進也「いや、変な話だけど、黒綱が雪希を守ってくれたのは分かる、だけど・・・何で今ここに・・・」

黒綱「実は未来の志保ちゃんの計らいでこの僕も記憶を貰ったんだ、だからその後守護者探して君に会いに来た訳よ」

進也「そうだったんだ・・・」

大雅「何だ、神崎達と知り合いだったのか」

黒綱「そーいうこと、敵としてだったけどね」

進也「どういうこと?」

黒綱「僕らN・B機関所属なんだよね、だからナギっちとか神速部隊とか知り合いなの」

進也「ナギさんは未来の事セレナさんから聞いてたんですよね、何で教えてくれなかったんですか?」

ナギ「彼に口止めされてたんですよ、本業に支障が出てはいけないからって・・・それより今は、百合氏に話を聞かないと・・・」

百合「まず、彼の本体は何年も前に死んでいる、しかし地獄のような執念で新たな力を開花、生き長らえているんです」

大雅「それが・・・黒い力か」

百合「えぇ、過去に私にも同じような経験がありましてね、私の場合は人間の姿を保つことでその新たな力を失ってしまったんですけど」

黒綱「アミィ、ロット、まず怪我人をVセッテの皆さんのところまで届けてくれる?」

アミィ「はーい♪」

水桶


ラティ「なんじゃこりゃ・・・」

アミィ「水の桶だよー、これで全員一気に持てる♪」

ロット「後は俺が神速で運ぶ」

神速


進也「神速・・・あれ・・・」

アーク「国連の歴史でも神速を取得できたのは5人しかいないが、そのうちの2人が俺とこいつだ」

ナギ「何やら訳ありのようですが・・・」

アーク「俺とこいつは同期でな、卒業と同時に国連を辞めて放浪の旅に出ていたらしい」

進也「あれ・・・守護者ってもう一人いたよね」

黒綱「うん、ダイ君はねぇ、この時代でもう死んじゃってたんだ」

樹「・・・よし、ようやく大体の状況を把握出来た」

黒綱「何やら打ち合わせ中だったけど、時間は稼げたかな?」

大雅「あぁ、もう決まった」

アミィ「運搬完了」

ロット「で、作戦は?」

アーク「神崎、まだ動けるか?」

進也「いや・・・足がやられてて・・・」

アーク「掴まれナギ」

ナギ「ええ」

神速




ラティ「俺も行く‼‼‼」

電光瞬身


黒綱「瞬間移動に近いね」

ラティ「一度触った場所を二箇所までマーキングしておけばしばらくそこに一瞬で飛べる・・・それに・・・」

バチチチチチチチチ




アーク「頼んだナギ」

ナギ「はーい」

DEATH-BLASTER‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼




迅斗‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


樹「く・・・樹に穴が二箇所も・・・」

大雅「すげぇな、フォースすら通じなかった樹を・・・」

百合「あの樹の繊維はとても細かい、また、大きな衝撃を受けるとその分固くなる、それ故崩すには繊維の間に強力な攻撃をするしかない」

大雅「ラティの迅斗は電気の力で洗練された突き、鋭い一撃だぜありゃ」

進也「これで穴が開いたってことか」

ロット「動けねえんだろ、捕まれ神崎」

進也「どうも」

ラティ「穴ん中に核みたいなものがある、あれぶっ壊せ」

大雅「了解」



神速


ナギ「恐らくあれのことでしょう、後は頼みましたよ」

アーク「行け神崎、最後の一撃だ」

進也「分かった」


フォース・ブラスター‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



スラッシュ・フォース‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



アミィ「すっごーい、足動かないのにー」

黒綱「さすがだよね進也クン♪」

レイン「黒綱、久しぶりだな」

黒綱「レイン君はあんま驚いてないんだね♪」

レイン「あぁ、誰に記憶を渡すかはVセッテ全員で議論したんだ、いずれ現れる事は想像してた」

セレナ「・・・ナギ、無事ですか?」

ナギ「えぇ・・・やはり・・・彼には敵いませんよ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


鮫島「樹が崩れるぞ‼‼‼‼‼‼」

疾風「これ・・・やばいんじゃね?」

ミナト「一回寄って来たのにまた離れなきゃじゃーん‼‼‼」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


進也「く・・・もう限界・・・」

ロット「おかげで樹は崩れたよ」

アミィ「すごーい♪」

百合「・・・ただ・・・安心は出来ない・・・これで死んだとは限りませんよ」

黒綱「どゆこと?」

百合「奴は植物を異常活性させてあの樹を作っていた、つまりあの樹は本体の鎧程度でしかないということです」

百合「もちろん、自らを一体化させて活性させるのでそのまま死んでいる可能性の方が高いのですが・・・」

ナギ「砂塵で視界は悪い、気を付けて見なければ・・・」

百合「とりあえずこれで奴は黒い力を失った、神の力を持たない人間でも戦えるので他のメンバー呼んでおいたらいかがですか?」

レイン「そうか・・・聞こえてるな北極チーム」



志保「はい、今からそちらに向かいますね」



レイン「あぁ、頼む」

疾風「‼‼‼」

ドスッ‼‼‼‼‼‼‼‼


ミナト「疾風‼‼‼」

疾風「く・・・ウソ・・・だろ・・・」

レイン「バカな・・・疾風が振り向くことすら出来ないなんて・・・」

?「フッフッフッフ・・・驚いたよ・・・まさか樹が崩されるなんてね」

百合「く・・・来たか・・・」

セレナ「奴からはもう黒い力は感じない、私たちも戦えますよ‼‼‼」

鮫島「あぁ、だがVセッテ最速の疾風が一瞬でやられるなんてな」

レイン「それに疾風の危機察知能力、つまり敵の気配を察する力もVセッテでは1番だ、気付いた時には腹をブチ抜かれてたぜ」

?「君らが・・・百合くんの言う鎧を壊してくれた事で、ようやく自由に身になった・・・感謝しているよ」

大雅「・・・お前・・・軍の歴史の教科書にいたよな・・・誰だったか・・・」

アーク「・・・矢崎幸之助だったな、初代BLOODと戦い、戦死した中将だ」

矢崎「いかにもだ、残念ながら部下達からの伝言でしか君らの事は知らないが、実際に戦ってみて分かった、君らは強い」

矢崎「だが、今の時代はとても生温い、その中で君らは見栄えがするという意味だ」

矢崎「俺やロート、郷田の時代、海王と剣帝の時代とは比べ物にならない」

レイン「ロート、郷田・・・初代BLOODと、初代門外顧問機関ボスか・・・いよいよ本物だな」

鮫島「郷田恭哉とも知り合いだったんだな・・・お前と初代BLOODが戦ったのはBLOOD創設より前のはずだ」

矢崎「歴史上、そう言い伝えられてるんだな・・・事実は違う、戦ったのは2回、しかも奴がBLOODを作った後だ」

ナギ「なぜ・・・そんなことに・・・」

矢崎「国連の使者としてBLOODに行ったが、戦闘を行ったのは独断だった・・・兵のミスを国連がもみ消したとしても不思議じゃないだろう」

レイン「何で独断で戦闘なんてしたんだ、相手は初代BLOODだぞ」

矢崎「今となってはな、奴はもともと軍の兵隊だった、当時は俺の同期であり、それはそれは優秀な男だった・・・」










1900年代初頭、政府連合の基地


矢崎「何だよロート、随分嬉しそうだな」

ロート(後の初代BLOOD)「まぁな、だってさ、今ある政府連合軍が将来的に国際連盟っていう機関名に変わるんだって‼‼‼」

矢崎「名前が変わるだけで、何も変わらねえよ・・・むしろ正規軍としての後ろ盾が出来て暴走するのがオチさ」

ロート「なんだよザッキー、面白くねー」

矢崎「お前はガキすぎるんだよ、いまいくつだ?」

ロート「今18、十分大人だってーの♪」

矢崎「ガキだよ・・・そいや給仕のリンがお前にフラれたって嘆いてたぜ、悪い子じゃねえと思うぞ」

ロート「親父がずっと言ってたんだよ、人は守る者を持つと弱くなる、そいつを人質にでもされたらたまんねえからな」

矢崎「なるほど、お前の強さは親父からの遺伝か、そうだろうとは思ってたけどな」

ロート「ちげーって♪親父はただの鳶職だよ♪」










矢崎「だがその1年後・・・時は1914年・・・分かるか?」

進也「えっと・・・1914年・・・なんだったっけ・・・」

セレナ「第一次・・・世界大戦・・・」

矢崎「あぁ・・・世界大戦が終結したのが1918年、国連が発足した・・・だがその時・・・ロートの姿は無かった」

ナギ「・・・ほぅ」

レイン「・・・BLOODの発足が、戦争終結の2年後、1920年・・・」

矢崎「そう・・・政府軍の為に命をかけて戦っていたロートは戦争後に軍を抜け、消息を絶っていた」

矢崎「そして1920年、イギリスでロートが小さな会社を建てたって情報が入って来た、当時国連の少将だった俺はあいつの元へ向かわされた」

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最終更新:2014年10月31日 13:50