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250話「大宴会」

宴会場


翔平「へー、意外にジャパンの学生って消極的なのなー」

進也「消極的って・・・まぁ・・・クラスほとんど男子校みたいなもんだったし」

刃「俺も女子をいろんなとこに連れてくほど金銭的な余裕なかったなぁ・・・ってかお前らもうやったんだ」

坂城「裏社会ってのはつねに命をかけてんだ、いつ死んでもいい様に済ますべきもんは出来るだけ早く済ませたほうがいいだろ」

翔平「まぁ一理あるよね♪俺はSEASの役員の娘と付き合ってたんだー♪」

クロ「俺もオックス島でな」

翔平「へー、あの医療島で?」

クロ「さすがに医療学校しかない訳じゃねえよ、なんせ俺優秀だったしな」

坂城「お前らは?」

エレン「いやー俺も狙撃学校の最優秀生徒だったからモテたぜー、竜は例の子とやってんだろ?」

竜「・・・」

エレン「え、やってねーの?」

竜「まぁ残念ながら・・・金輪際やる気もない」

クロ「それは償いって意味か?下らねえ」

竜「誰に何と言われようと、俺はやる気ねえから」

デルタ「へぇ」

進也「クインテットさんは?」

デルタ「さぁな・・・俺は学校の同級生とやったが・・・デンはどっかでやってんだろ」

クロ「まぁあの身なりならな・・・」

翔平「そいやデン見ねえな・・・レナも・・・どした?」

進也「デン君ならさっき店内のテーブル行ったよ」

シオン「あの子も見ないな、何て言ったっけ?」

紫竜「蒼太ボーイか、確かに見ねえな」

ダッ


彩香「たった今レナちゃんと2人で中入ってったよ」

クロ「おお彩、姫はいいのか?」

彩香「ミナト君とVセッテのところに行ったから大丈夫でしょ」





店内


伝氏「よぉ兄貴」

大雅「まだ俺の事兄と思ってたのか?」

伝氏「嫌でも片方の血が繋がってるからな」

陽菜「何?どういうこと?」

アーク「俺も不思議だった、何でお前ら兄弟そんな仲悪いんだ?」

伝氏「・・・剣帝が死んだ時、当然剣帝の親族は片っ端から軍に捕まる事になる・・・当然こいつと母親も捕まった」

伝氏「だが、さすがに子供と女じゃ世界の脅威になることはないと思い、子供は軍の養育施設に、母親は牢獄へ入れられた」

大雅「・・・そうだな」

伝氏「一方俺の方は、親父は体は弱くて、母親の稼ぎで生活していたんで、親父が働かざるを得なくなった、だけど体を壊して1年で死んだ」

伝氏「親父の生命保険で俺はオックス島の学校に通ってたんだけど・・・医学コースに進むには身分証明書が必要だと言われてな」

ラティ「出せばいいじゃん」

伝氏「俺が捕まらずに済んだのは、母親がほかに子はいないって言ったからなんだ、俺は身分を隠して生きて来たからそれは出来なかった」

伝氏「そんで俺はデルタのいた学校に転校した、まぁその後デルタと一緒に逃げてクインテットに入るわけだが・・・」

大雅「要するに、それが俺のせいって言いたいのか?それは強いて言えば剣帝のせいだろ」

伝氏「ちげーよ・・・誰かさんが軍を抜けて賞金首になったせいで・・・母親が軍に殺された事だよ‼‼‼‼‼‼‼‼」

ラティ「マ・・・マジ?」

アーク「知らねえぞそんなこと・・・まぁ見せしめってことなんだろうが」

陽菜「初めて知ったよそんなの」

大雅「・・・どこで知った?」

伝氏「んな事どうでもいいだろ」

大雅「よくねえよ、ジャパンの田舎でこそこそ隠れて医者やってたお前が何でそんな事知りえたんだ‼‼‼‼」

伝氏「こそこそ隠れてだ‼‼‼‼?」

アーク「落ち着けよ、それじゃ話しにならないだろ」

ラティ「落ち着けって‼‼‼‼」

伝氏「・・・何で知ったかは言えねえ・・・ただ、確かな筋の情報だ・・・お前は何で知ってたんだよ」

大雅「瓢河さんが電話で教えてくれたんだ・・・お前は賞金首になるって事がどれほど迷惑をかけるか身をもって分かったって事だよな?」

伝氏「・・・そうだけど」

大雅「ならあの血嵐事件ってのは何なんだ‼‼‼‼主犯はデルタと報じられたが、現場の切り傷を見て俺は確信した・・・ほぼお前の仕業だろ」

伝氏「あれは仕方なかったんだよ‼‼‼‼デルタが・・・」

大雅「関係ねえ‼‼‼‼お前が賞金首になったことで、お前の素性とかいろいろ調べられるんだぞ‼‼‼‼軍の情報能力を甘く見るな‼‼‼‼」

ゴッゴッ‼‼‼‼‼‼‼‼


陽菜「落ち着けっての‼‼‼‼」

伝氏「痛ってー‼‼‼‼」

大雅「何すんだヒナ‼‼‼‼」

陽菜「落ち着きなさいよ、話の論点とずれてる」

伝氏「マジ怖ぇよこの姉さん」

陽菜「聞こえてるよ・・・デン君」

アーク「後輩の弟を威圧するのは辞めろ」

伝氏「何が一番気に食わねえって・・・お前、俺に対して詫びの一つもねえのか?」

大雅「詫びたところで何も変わらねえだろ」

アーク「分かってやってくれデン、タイガが臨戦態勢の方がお前も怒りをぶちまけ易いだろ」

伝氏「・・・は?」

大雅「やめろよ」

アーク「だから、永遠謝られても困っちゃうだろ?」

伝氏「まぁ・・・そうかもしんねえけど・・・」

大雅「俺はこれでも嬉しいんだぜ、こんな事があってもお前が剣士でいてくれて」

伝氏「・・・なんだよそれ、何か怒るのは疲れるわ、俺のガラじゃねえ」

ダッ


大雅「どこ行くんだよ」

伝氏「戻るよ、俺の今の居場所はここじゃねーからな♪しょうへーい‼‼‼‼デールター‼‼‼‼」

翔平「どこいってたんだよお前-」

伝氏「わりーわりー♪」

デルタ「まぁいい、飲むぞー‼‼‼‼」



ラティ「何か・・・悪かったなタイガ・・・俺のせいだよな」

大雅「別にそれ自体はいいよ、デンには辛い思いさせちまったからさ・・・」

陽菜「無理しないの、多分海辺で1人泣いてたのってその時期でしょ?」

大雅「バ、バカいうな‼‼‼‼」

アーク「お前な、一応お前の先輩2人なんだからバレるだろ」

大雅「ん・・・まぁ・・・そうか・・・」

アーク「それとタイガ、お前の弟はどうやらヤバイのと関わってるぜ」

大雅「ん?あぁ、確かな筋ってやつか、心当たりでもあんのか?」

アーク「俺も半年間情報お預けだったから今知ったんだが、相当やべぇ勢力が今上がってきてる、恐らくそこだろう」

陽菜「なに?それ」

ラティ「マジかぁ・・・桜組だろ?」

アーク「あぁ・・・対国際連合組織、その名も桜組、今政府を直接倒そうとしている機関でな、例の脱獄囚の片方は桜組の総長だ」





廊下


レナ「久しぶりね・・・まさかこんなところで会うなんて」

蒼太「はい・・・聞きましたか?師匠の出所というか・・・脱獄というか・・・」

レナ「ええ、ミナトのチームメイトになったんでしょ?どうするの?」

蒼太「いずれ許可貰って向かおうと思ってます」

レナ「私もそう思ってる」

坂城「おーい、誰かいんのかー?」

蒼太「おっとっと・・・ではまた」

レナ「うん、じゃーね」





店奥のバー


レイン「・・・随分飲んだのか?」

鮫島「あぁ、久しぶりに浴びるほど飲んだ、相変わらずお前は下戸なのか」

レイン「だから下戸っていうのはよせ、飲めないんじゃなくて少ししか飲まないだけだ」

鮫島「一緒だろ、前に一回、めっちゃ飲ませたときお前死んでたろ」

レイン「うるせえ」

鮫島「しかし何だお前、こんなに楽しい会なのに1人で寂しく飲みやがって」

レイン「騒がしいのは苦手なんだよ、暗殺者なんでね」

鮫島「火ある?」

レイン「あぁ悪い、禁煙中なんだ」

鮫島「何?あれだけ愛煙家だったお前が禁煙‼‼‼‼?」

レイン「一応未成年と一緒に生活してたんでな」

鮫島「そういやこの頃吸ってるお前見なかったな・・・いい心がけだとは思うが、いよいよ神崎もボスだろ」

レイン「まだ到底その器じゃないけどな・・・9代目がそろそろ引退したがってる」

カチャ


ミナト「やっほー、あー‼‼鮫島酒飲んでるー‼‼‼‼」

セレナ「いいなーって思いました?別に海賊だし飲んだっていいのでは?」

志保「いや、まずいと思いますけど・・・」

レイン「ミナトに車いす押してもらって、無様だぞセレナ」

セレナ「それだけ頑張ったって事です、察してください」

鮫島「その様で言われてもなぁ」

レイン「で、今いるVセッテ全員ここに集めたのは志保だろ、何の話だ?」

志保「はい・・・もう二度と・・・皆さんと全員では会えない気がしたので・・・」

ミナト「ま、今この時点で亜門と疾風いねーけどな♪」

鮫島「今更そんなこと言うな、とっくに覚悟なんて出来てただろ」

志保「・・・それは・・・」

セレナ「元々世界三大機関の首脳陣かその関係者です、今後大きな戦争が起きてもおかしくない」

レイン「あぁ、黒砂の一件で俺らだけじゃなく、中小企業まで警戒心を強くしている、いつ内部崩壊が起こるかと存在しない敵に怯えてんだ」

レイン「もしそこに鼠一匹でも侵入してみろ、緊張の糸は瞬く間に切れ、全世界を巻き込む大戦争に発展しかねない、そうなりゃ多くの人が死ぬ」

鮫島「当然、俺らも全員無事じゃ済まねえ・・・そりゃ確かに俺らは強いが、科学の力には勝てないよ」

レイン「案外一番生き残るのは亜門とかかもしれねえな、奴の科学兵器は触れる事すら許さねえ抹殺兵器も多い」

志保「怖・・・」

レイン「まぁ何より怖いのは、半年前言ってたあれだな」

セレナ「あぁ、入れ替わるっていうあれですか」

ミナト「どーなん?俺記憶もらってねーからさぁ」

鮫島「拗ねんなよガキ」

ミナト「いーじゃんか教えてくれたって‼‼‼‼」

レイン「知るにはガキ過ぎるんだ」

志保「あの、私も・・・」

レイン「悪いな志保、未来の志保やお前の母マサの決定でお前にも言えないんだ」

セレナ「カラオケありますね、一曲歌いましょうか」

鮫島「いや、お前音痴じゃんか」

セレナ「そんな事ありませんよ、せっかくだから楽しみましょう」

ミナト「え・・・」

セレナ「そんなに嫌ならレインさんに歌ってもらいます?」

レイン「・・・は?」

志保「え、レインさん歌うんですか‼‼‼‼?」

レイン「やけに嬉しそうだな」

志保「いや・・・」

鮫島「しかしまぁ意外だな・・・お前歌ったりすんのか」

レイン「一回だけな、初めての仕事の時集合場所がカラオケボックスで、早く着いたセレナと一曲歌ったんだ」

セレナ「それはそれは上手かったですよ」

ミナト「マジー?聞きてー」

レイン「歌うか、こんな状況で・・・大体俺ほぼシラフだ」

志保「お願いします‼‼‼‼歌ってください‼‼‼‼」

レイン「ったく・・・そりゃ卑怯だぜ・・・分かった分かった、歌うよ」

志保「何歌うんですか?」

レイン「まぁ聞いてりゃ分かるよ・・・あ、お前は知らねえかもな、かなり昔の曲だし」

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最終更新:2014年12月07日 17:10