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253話「魔法の才能」

アブドゥル支部


基地長「お久しぶりです、どうぞこちらへ」

ケイ「夏希ちゃん運ぶからお前先医療室いって挨拶して来い」

伝氏「おっけー♪」

翔平「懐かしいなぁアブドゥル支部・・・ビーチ行こうぜー‼‼‼‼‼」

竜「遊びに来た訳じゃねえんだぞ・・・」

クロ「行きたいなら行って来いよ、全員でじっと基地内にいる事もないだろ」

エレン「いこーぜ‼‼‼‼‼」

ミナト「わりー、ちょっと俺忙しいんだ、後で行くよ」

シオン「水着買ってかなきゃなー」

デルタ「さて・・・少し観光にでも行ってみるか、無法街なんだろ?」

紫竜「あぁ、何なら案内してやろうか?」

エミ「辞めた方がいいと思うけど・・・私が案内するよ」

彩香「私も行くー、姫っちもいこー♪」

志保「はい♪」

クロ「紫竜、せっかくだしここの厨房の手伝いでもしようぜ」

紫竜「そーだな」



伝氏「っつー訳で、今日からしばらく世話んなりやす、外科医の内海伝氏っす」

医師「早速で悪いが、4階の器具管理を頼みたい」

伝氏「おっけー、ケイも後で来るからさ♪」

ケイ「もう来たよ、503室に患者を入れた、活性の生光が大量に必要だから頼んだぞ」

医師「分かりました」





病室


夏希「・・・あ、あの・・・」

ルース「・・・何?」

夏希「同室になった・・・上野夏希です、よろしくお願いします」

ルース「・・・こんな状態だから何もしてあげられないけどね」

夏希「何があったんですか・・・全身固定状態ですけど・・・」

ルース「赤羽レンと戦ったのよ、知ってるでしょ、BLOODの非常任幹部」

夏希「え・・・あ、なるほど・・・確かに凄い男だった・・・」

ルース「会った事あるのね・・・」

カチャ


伝氏「おっす夏希ちゃ・・・おー‼‼‼‼あんたがルースさんか‼‼‼‼‼」

ミナト「どもー」

ルース「誰?」

伝氏「医者っす、内海伝氏って言います♪」

ルース「そう・・・よろしく」

ミナト「赤羽に随分やられましたね、あんたレベルをここまでするなんて、あいつやべぇな」

ルース「久しぶりに命の危機を感じたよ」

ガタッ


伝氏「ん、何か落ちたぞ」

夏希「私取りますよ」

ミナト「無理すんなよ、そんな筋力ないだろ」

夏希「そ、それくらいできますよ」

コオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォ


夏希「え、え‼‼‼‼?」

伝氏「何だこれ‼‼‼‼」

ルース「まさか・・・・・・あんた、その本読んでみて‼‼‼‼‼あ、口に出さずにね」

夏希「はい・・・・・・・・・何か・・・何ですかこれ、呪文?」

ルース「最初のページの一番最初、レベルいくつって書いてある?」

夏希「レベル8・・・これ何なんですか?凄い光ってますけど・・・」

ミナト「・・・?」

ルース「こんなところでこんな逸材に会うとはね・・・あんた戦闘とかする人?」

夏希「はい・・・今までは」

ミナト「俺らの盾になってでかい攻撃食らって体内の筋力が今ほとんどないらしいぜ」

ルース「・・・それはいいね、あんたきっと私より強くなるよ」

夏希「・・・え?」

伝氏「え、この人めっちゃ強いんだろ?」

ルース「レベルっていうのは生光の元となる力を操作する力を現す、魔法師においてレベルってのが強さに直結する」

夏希「魔法?」

ミナト「この人がやる戦闘のことさ、その魔法書を使って戦闘をするんだってさ」

ルース「魔法には炎や雷だけじゃなくて身体強化や盾までいろんな種類がある」

ミナト「あれ、そういやルースさんが大変だから医者が足りねえって話だったろ?」

伝氏「それがさ、さっき聞いたところによると外科医が誰一人いなかっただけで人数自体は足りてるんだと」

ミナト「そっかそっか、俺ももう仕事終わったし遊びに行って来よーっと」

伝氏「俺も別の部屋へ行く、じゃあお大事にー♪」

ガチャ


夏希「あの・・・魔法についてもっと私に教えて頂けませんか?」

ルース「いいけど・・・何で?」

夏希「これ以上・・・皆さんに迷惑をかけるわけにはいかないので」

ルース「・・・仲間か・・・くだらない」

夏希「・・・え・・・」

ルース「まぁいいわ、暇つぶし程度にはなるでしょ」










潜水艦


リキ「悪いな、男臭くて」

ハク「元々潜入担当なので、問題ないんですけど・・・」

ナギ「よかったんですか?唯君に会わなくて」

ハク「星川さんから聞きました、あの子は今男として生きていると・・・なら私は会わない方がいいかと・・・」

アミィ「ねぇねぇ何の話?」

百合「間が悪い、いま大事な話をしているようですし」

ロット「なぁ、いつまでこのままなんだ?そろそろ飽きた」

陽菜「一回浮上してもいいけどそれだけエネルギーのロスよ」

セレナ「・・・ナギ」

ナギ「何でしょう?」

セレナ「神崎進也、天野ミナトとはまた仕切り直しですよ」

ナギ「・・・えぇ」

アーク「タイガ、俺らもだぞ」

大雅「分かってるよ」

ナギ「・・・1つ当てもありますし」










夜


翔平「で、話って?」

夏希「あの・・・今後私も戦うために・・・少し皆さんと別行動したいんです」

竜「別行動してどうするんだ?」

夏希「隣のベッドにいるルースさんに・・・あ、その師匠さんに魔法を教えて貰おうと思いまして」

クロ「魔法ねぇ・・・何でそれなんだよ」

夏希「何か、私にはその才能があるとルースさんが・・・」

翔平「そっかそっか、まぁお前が戦えなくても俺的にはいいんだけど、戦いたいって言うなら行ってみるか」

デルタ「悪い、俺らクインテットは正式にSEASに加わってるんでまだ色々と知らなきゃならない事があるみたいだから一緒に行けそうにない」

エレン「別にいいっしょ、俺らだけで」

夏希「え、えっと・・・皆さんも?」

レナ「一緒に行ってもいいでしょ、わざわざ別行動しなくても」

伝氏「せっかく帰って来たんだしまた別れる事もねえっしょ」

ケイ「じゃあお前らはその・・・ルースさんの師匠のトコ行くんだな、ミナトにはそう伝えておくよ」

レナ「でも夏希、その状態で船乗れるの?あの時はSEAS本隊とクインテットがいたけど・・・」

ケイ「今まで通り生光での治療を続ければ3日くらいで傷は癒えるだろ、それまで待ってからでも遅くないっしょ」

エレン「そーいう事ならちょうどいい、2日で少し船の強化をしたい、発電施設を増設するんだ♪」

クロ「そんなもん船につけるのか・・・」

翔平「決まりだな、出航は3日後、じゃーおやすみ♪」





竜「・・・レナか、何か用?」

レナ「・・・頼みがあるんだけど」

竜「何?」

レナ「抱いて」

竜「・・・・・・・・・抱くってのは・・・ただ抱きしめるだけじゃなくてか?」

レナ「知ってて聞いてるでしょ」

竜「信じられねえから聞いたんだよ・・・何で俺がお前を?」

レナ「・・・そんな事言わせないでよ」

竜「・・・断る」

レナ「何で?」

竜「まず、ここでそういう関係持てば今後の航海に支障が出る、やっぱ今後話し辛くなるからな」

竜「それと、俺がまだハナの事を引きずってると知って、それを解決するために言ってんだろ?だとしたらお前に解決して貰うなんて嫌だね」

レナ「何でよ‼‼‼‼‼」

竜「俺の問題だからだ」

レナ「だって・・・」

竜「いいから帰って寝ろ」










翌朝


ルース「ふぅん・・・いいけどあんた動けるの?」

夏希「何とか・・・ルースさんは大丈夫ですか?」

ルース「バカにしないで、あんたとは体の出来が違う」

翔平「ずっと真っ白い部屋ん中にいて暇じゃねえの?」

ルース「暇とかそういう問題じゃないでしょ、あんたもこういう生活してんだから寝たことくらいあるでしょ」

夏希「怪我しても翔平さんはずーっと寝ているか、起きたら3時間もしないうちにどこかへ行っちゃうんです」

翔平「いやー、夏希の目を何とかこう掻い潜って・・・」

夏希「しないでください‼‼‼‼‼」

ルース「怪我したことないのかお前は」

翔平「んー、どっからが怪我なんだ?」

夏希「今まで何度も大怪我してますよ・・・」

翔平「で、ルースさんは大丈夫なん?怪我」

ルース「何か勘違いしてるようだけど、私はあんた達より強いから」

翔平「言うねぇ」

カチャ


ミナト「やっぱここか、翔平に頼みたい事があってな」

翔平「ん?なになに?」

ミナト「お前忍の国って知ってるか?」

翔平「知らね」

夏希「桜組の重鎮ですよね、最高幹部の藤野半蔵が治めている国」

ミナト「そーそー、この後お前らルースさんの師匠のいるラクシャドウィープ諸島行くんだよな?」

翔平「ラク・・・お、おう、それ行くよ」

ミナト「忍の国は都市伝説みたいなもんだ、だけどその諸島のアンドロット島で何度か目撃情報がある」

夏希「目撃情報って・・・国が移動してるんですか?」

ミナト「いや、なんでも特殊な結界が張ってあるらしいぜ」

ルース「師匠から話は聞いたことあるわ、ただ気付いた人は確実にその日の内に消されるって話だけど」

夏希「え・・・」

翔平「じゃあ夏希があんたの師匠んトコいってる間に俺らが調査してくるからさ、それでいいっしょ」

ルース「そうね、私たちはキルタン島に行くから分かれるのがベストね」

ミナト「で、その忍の国と交渉して、出来れば同盟を結んでほしい」

翔平「分かった、まぁ実際にやるのはクロだろうけどさ♪」

ミナト「あぁそれと、2人に何かあるとまずいからケイを同行させるけどいいよな?」

翔平「おう、むしろここの医者大丈夫なのか?」

ミナト「何で大変だったかって、重症人が2人いるからなのよ、むしろそっちの方が心配」

翔平「まー大丈夫じゃーん?なぁ」

ルース「何とかなるでしょ、アブドゥル近辺は気象荒いけど少し進めば穏やかだし、そんなに遠くないし」

ミナト「おっけー、それじゃあよろしくなー」

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最終更新:2014年12月21日 12:45