アットウィキロゴ

254話「クロの傷」

2日後


ケイ「じゃ、よろしくな」

翔平「おう‼‼‼‼‼全員乗れ‼‼‼‼‼出航するぞー‼‼‼‼‼」

竜「夏希は運んだぞ」

クロ「いつでも出せるぞ船長」

翔平「よーし‼‼‼‼‼船出せー‼‼‼‼‼」

ミナト「頼んだぞお前らー‼‼‼‼‼」

エレン「おう‼‼‼‼‼」





レナ「んー、暴風地帯はもう抜けたね、快適快適♪」

竜「そろそろ暗くなってきたな・・・どうする?」

レナ「んー、多分今も航海すると早朝に向こうに着いちゃうんだよね、今夜は停泊しよう」

クロ「停泊ったってそんな大量に食料ないぞ」

ルース「さっき夕飯は頂いたし、明朝の分なら釣りでもしたら?」

クロ「そうじゃなくて、真夜中に停泊するとうちでは・・・」

翔平「宴だー‼‼‼‼‼」

エレン「イェーーイ‼‼‼‼‼」

竜「お前も動けるなら手伝ってくれ」

ルース「宴って・・・ここで騒ぐってこと?空軍とか来るかもよ?」

クロ「まぁ、来たら返り討ちにするまでさ、大体あいつらこの真夜中にこんな大海原のど真ん中に来ないだろ」

レナ「夏希連れて来るねー」

ケイ「クロー飯はどれくらいあんの?」

クロ「一食分はあるからまぁ何とかなるだろ、10分で何とかするから待ってろ」





ルース「こんな風に騒がしい現場なんて久しぶり」

レナ「そう?最初は抵抗あったけどね、もう慣れちゃった」

夏希「皆さんと騒ぐのは楽しいですよ♪」

ケイ「お前らこっち来いよー、トランプしよーぜー‼‼‼‼‼」

ルース「興味ない」

翔平「とか言ってー、負けるのそんなに嫌?」

ルース「そんなわけないでしょ、後悔しても知らないよ」





クロ「・・・・・・何か用か?」

レナ「いや・・・クロってさ、いつも宴の時、少し1人でいるよね」

クロ「1人の時間が必要なんだよ・・・お前らとは違ってな」

レナ「何かあったの?」

クロ「・・・別にねえよ」

レナ「ウソ、さっき見たとき、クロの顔すごく強張ってた」

クロ「・・・昔俺の親は海賊で、オックス島で当時流行ってた感染病にかかって死んだ・・・お前らにはそう言ってたな」

レナ「うん、そう聞いてる」

クロ「それはウソだ、正確には、オックス島の兵士たちが殺した」

レナ「どうして・・・だって、クロのいた海賊団は破壊や略奪を行うタイプじゃないって・・・」

クロ「俺の・・・俺のせいなんだ」

レナ「・・・どういうこと?」

クロ「その当時俺の両親は忍の国に行きたがっていた、オックス島には巻物があるって聞いたからそれを親父に持って行こうと思ったんだ」

クロ「で、俺はみんなが宴をやっている時に親の目を盗んで街へ出て、王宮に向かった、巻物が欲しいと国王に直談判したんだ」

レナ「でも・・・その巻物って・・・」

クロ「あぁ、十式の書だ・・・当然国王は海賊が子供を使って巻物を奪いに来たと判断した、俺は牢獄へ入れられ、宴をしていた一味は全滅」

レナ「ウソ・・・」

クロ「俺の後先考えねえたった一言で一味は全員死ぬ結果になった訳だ、その後誤解は解け、国王から色々と謝罪されたわけだが・・・」

レナ「・・・そっか・・・」

クロ「未だに思い出すんだよ・・・宴の風景見てると・・・しかも今は忍が関わってる、意識しない方が無理だ」

レナ「・・・」

クロ「お前から聞いてきたのに黙るなよ、てかお前の事も教えろ、伊達蓮司の妹なんだろ?お前」

レナ「うん・・・隠しててごめんね・・・」

クロ「別にいいが、伊達蓮司といえば逆心ありと判断されて陸軍に掴まった男だ、その妹や弟子が牢獄に入ってねえのは引っかかるな」

レナ「・・・実は違うの・・・兄さんが一番仲良くしてた親友が出世のために陸軍にウソの報告をして・・・つまり、裏切られたの」

クロ「仲間に裏切られたってわけか・・・」

レナ「陸軍もあまりにも強い兄さんを危険視しててね・・・私は陸軍の兵としてあの航海士学校のある島に派遣された」

レナ「ソウ君は陸軍に掴まる前に逃げ出してた筈よ・・・それ以降音沙汰無いからもしかしたら死んじゃってるかもって思ってた」

クロ「そうなのか・・・しかし妙だな、それだけ大きな事件なのに今まで戦ってきた軍の奴らはお前の顔を知らなかったって事か?」

レナ「うん・・・私の顔しってるのはその時裏切った兄さんの親友と陸軍元帥の真愚魔だけ、私が働き辛く無い様に内密にしてくれたの」

クロ「てかお前はそんな立場なのに翔平の船に乗ってよかったのか・・・」

レナ「もううんざりだったの・・・いくら気を配られても軍からはやっぱ白い目で見られたし・・・最初は抵抗あったけどね」

クロ「そうか・・・まぁ俺も最初は海賊になるの抵抗あったしな・・・」





翌日


翔平「あれじゃねー?」

ルース「あれはアガッティ島ね、アンドロット島に寄るなら北に舵切って」

レナ「そうみたいね、竜‼‼‼10時に舵‼‼‼‼」

竜「うーい」

クロ「なかなか海の綺麗なところだな」

ルース「えぇ」

エレン「よっと、完成ー」

翔平「何それ、新しい爆弾?」

エレン「そうそう、お前らが半年間チームプレイの練習してる間、ただただお前らの世話してたんじゃねーのよ」

レナ「そうよ、私たちだってだいぶ腕上げたんだから♪」

夏希「今伝氏さんから連絡がありました、桜組経由で藤野半蔵に話を通してもらえるそうです、時間はかかるかもしれませんけど」

クロ「グッジョブ、これで話が早くなるぜ」

竜「おーもう見えて来た、あれじゃないか?」

ルース「そうね、あれが忍の目撃情報があったアンドロット島」

翔平「竜、クロ、行くぞ」

クロ「あぁ、お前ら、いいか、もし忍を追って何かしらの結界内に入る時は残りの2人とレナに伝えてからだ、これ持っておけ」

竜「これは・・・衛星電話か」

クロ「ああ、本当ならいつも通りイヤホンマイクでやりたいんだが、島単位の距離があるしそれじゃねえと連絡できないんだ」

レナ「ってわけでよろしくね、これ以上近付くと忍を刺激するかもしれないから小舟乗ってって」

翔平「おっけ、じゃあ夏希、頑張れよー」

夏希「は、はい‼‼」

竜「そっちも気を付けろよ」

ケイ「まぁこっちチームには俺がいるし心配すんな、お前らは自分の心配してろ」

クロ「口の減らねえ医者だな」





アンドロット島


クロ「原生林って感じか・・・まぁ人がいりゃ気配は感じやすそうだ」

翔平「もう感じるか?」

クロ「いや・・・相当気配を消すのが上手いのか、そもそもいないのか・・・何も感じないな・・・さすが忍ぶ者」

竜「分かれて探すか、テメェらと探検ツアーするのは怖い」

翔平「何だよ怖いって」

クロ「まぁ一緒に行ったところでどうせお前1人になっちまうんだから最初から分かれた方が気が楽だな」

竜「どういう意味だよ」

クロ「ほら行くぞ」





竜(・・・湖だな・・・)

?「‼‼‼‼」

竜「・・・」

?「誰、いるのは分かってる」

竜「・・・いやぁすまない、脅かすつもりはなかったんだ」

?「この島に何しに来たの?」

竜「忍を探してるんだ、少し話が・・・」

ビュッ


竜「っと、いきなり何すんだ‼‼‼‼」

?「あなたに直接の恨みはないけど、忍を探しているなら消さざるを得ない」

竜「お前、忍か」

?「風の印」

暴風の術‼‼‼‼‼‼‼‼‼


竜「っく・・・風‼‼‼‼?」

?「お前まさか・・・赤岡竜‼‼?」

竜「特殊な結界内で生活してるっていうから外の情報なんか持ってないと思ってたぜ」

?「さすがに億を超えるような化け物くらいは分かる」

竜「とりあえずちょっと待て、今藤野半蔵に話が通ってるはずだ、確認を・・・」

?「問答無用‼‼‼」

ヒュッ


竜「ち・・・お前をやったら話が拗れるしな・・・だからって負けてやる必要もないわけで・・・どうしたもんか」

?「何訳の分からない事を・・・」

竜「仕方ない、峰撃ちでやるか・・・とりあえずそのお面だけは割らせてもらうぜ」





クロ(なんだ・・・急に風が・・・)

?「お前・・・何してんの?」

クロ「・・・樹の上からとは、随分失礼な奴だな」

?「・・・答えろ、この島で何してる?」

クロ「お前忍か?」

?「・・・なるほど、消すしかないな」

クロ「ちょっと待て、忍の国の長、藤野半蔵に面会の話が通ってるんだ」

?「・・・知るか」

クロ「ったく・・・部下のしつけくらいしとけよな・・・」





翔平「おっとっと・・・君さぁ、ちょっと話いい?」

?「あぁ、ども・・・なに?」

翔平「忍を探してるんだけどさ」

?「忍?俺忍だけど」

翔平「おーそっかそっか、藤野半蔵さんに会う事になってんだけどさ」

?「あーそーなの?ごめん、そういう人は消さなきゃいけないんだよね」

翔平「え・・・」

?「君に直接の恨み無いんだけど、決まりだからさ♪」

翔平「じゃー勝負しようぜ」

?「勝負?」

翔平「そそ、俺が勝ったら連れてけよ」

?「いーよ・・・勝てたらね、地印」


大地浸食の術‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



翔平「んな‼‼‼地割れ‼‼?」

?「あれ、お前どっかで見たな・・・確か・・・新世代の」

翔平「やっべ・・・今の地割れで帽子が・・・」

?「億がついてたな・・・これはボーナス出るかも♪」

翔平「自然同化?違うよな・・・今生光みたいなので地面を動かしてた・・・まぁ考えてても仕方ねえ‼‼‼」

ダッ


?「久々にわくわくしてきたぜ、風印」

カマイタチの術‼‼‼‼‼‼‼‼‼


翔平「痛っ・・・切れる風かよ」

ダッ


?「そこはデスゾーンだぜ」

翔平「ち、逃げ場がねえか」

?「それ‼‼‼」

シュート・ラッシュ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


?「おー・・・蹴りであれだけの数の岩を砕くなんて・・・さすがじゃん」

翔平「くっそ、キリがねえぜ・・・あ、そうだ」

シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼


?「んな・・・岩飛ばして来やがった‼‼‼‼」

翔平「やっとこれでブッ飛ばせる」

?「距離詰めてやがったか・・・闘印」

腕力強化の術


翔平「全開だ‼‼‼‼」

豹真ブレイク‼‼‼‼‼‼‼‼‼


?「っく・・・強化しても押し負けるか・・・闘印」

手刀の術‼‼‼‼‼‼‼‼‼


ビッ


翔平「くっそ・・・手で切れた‼‼‼?」

?「やっぱ近接戦闘の方が性に合うわ」

翔平「何なんだよこいつ‼‼‼」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年12月25日 11:57