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268話「独眼流」

船


ルース「あ」

パッ


茂木「悪かったな、テレポートで戻って来た」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ケイ「全員伏せろ‼‼‼‼‼」


ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



夏希「っく・・・」

ルース「とうとう・・・噴火した・・・」

薫「船は何とか守る‼‼‼」

水印・氷壁の術‼‼‼‼‼‼‼‼‼


竜「ムリをするな、足ケガしてんだろうが」

薫「せめてこれくらいやらせて‼‼‼‼‼」

純「氷の壁だけで抑えられるか?」

薫「無理なら何重にでも貼るまで‼‼‼‼」

ルース「それより、島内の2人は・・・」

夏希「あそこを見て下さい‼‼‼‼」

純「クロと翔平‼‼‼‼」

クロ「助かったーーーー‼‼‼‼‼」

ダッ


竜「よく生きてたな」

クロ「ったり前だアホ・・・はいよ夏希、翔平が持ってた魔法書だ、ちょっと焦げちったけどな」

夏希「あ、ありがとうございます」

ケイ「肺がやられてんな・・・自然回復を待つしかないが・・・そんなに長く持つとも思えない・・・」

茂木「なら少し持たせておいてくれ、夏希ちゃん、今すぐ契約だ」

コントラクト‼‼‼‼‼‼‼‼‼


夏希「あの・・・私は何を・・・」

茂木「これで仮契約だ、後は夏希ちゃんもその本でコントラクトを決めるといい」

コントラクト‼‼‼‼‼‼‼‼‼


茂木「よし、これで契約は完了だ、すぐに翔平くんを救ってあげるといい」

夏希「はい‼‼‼‼」

ケイ「夏希ちゃん頼む‼‼‼‼」

夏希「えっと・・・どれだろう・・・」

ルース「こんなに魔法が使えるのね・・・私とは大違い」

夏希「きっとこれだ‼‼‼‼」

エマージェンシー・リカバリー‼‼‼‼‼‼‼‼‼


薫(っく・・・もう抑えられない・・・)

威断‼‼‼‼‼‼‼‼‼


扇刃‼‼‼‼‼‼‼‼‼


竜「下がってろよ、邪魔」

クロ「足ケガした上でずっと溶岩止めてたんだ、もう限界だろ」

薫「あんたら、今船長と船医が何かやってるんだしそこにいてやりなよ」

竜「夏希は絶対翔平を救う、なら俺らの使命はこの船を守る事だ」

クロ「そうだな・・・ただもう心配なさそうだ」

竜「だいぶ島跡から離れたな・・・」

ケイ「翔平は何とか息を繋いだよ・・・魔法ってのは凄いもんだ」

竜「何だ、お前の出る幕無しか?」

ケイ「今はな、魔法で治療できるのは大まかな物のみだから細かいところは俺がやる、それまで一旦休憩だ」

クロ「ご苦労さん、しばらく治療続きで疲れたろ」

ケイ「この間の黒砂との戦闘の時ほどじゃねえから何も問題ねえよ」

ルース「この後はどうする?正直動ける船員が少ないから航海するには少し危険だけど」

竜「へぇ、こっちに聞いて来るのか、てっきりそっちで決めて従わされるのかと思ってたよ」

ルース「この船はあんたらのだからね、でどうすんの?」

竜「どっちみち近くに海軍がいるんだから移動せざるを得ないだろ」

クロ「移動しよう、俺と筋肉剣士で十分だ」










翌朝、忍の国の病院


レナ「・・・え・・・蒼太君‼‼‼‼?」

蒼太「あ・・・おこしちゃいましたか・・・」

レナ「何でここに・・・」

蒼太「師匠が・・・この近くにいるという情報がありまして・・・これから会いに行きます」

レナ「待って‼‼‼私も・・・」

蒼太「いえ、その体では無理です・・・一応報告しておこうと思いまして・・・」

レナ「でも1人じゃ・・・」

竜「話が見えねえが、俺が行けば文句ないか?」

レナ「竜‼‼‼」

蒼太「え、えっと・・・」

竜「要するにレナの兄貴に会いに行くが、蒼太1人じゃ何か会った時困るって話だろ?」

レナ「そゆことなんだけど・・・私も会って話を・・・」

竜「兄貴なんだろ、近くまで来てもらえばいいじゃねえか、何ならこの国に」

レナ「でもこの国には呼べない、せめて隣の島とか・・・」

竜「じゃそれでいいだろ、デルタに連絡しとくぜ」

蒼太「あの師匠が素直に首を縦に振るとは思えないんですけど・・・」





クロ「・・・なるほど分かった、翔平が起きたら伝えとくよ」

竜「悪ぃな、俺もそっちに行くから」

ケイ「医者誰もいなくて平気か?まぁ俺も夏希ちゃんも離れる訳にはいかないんだがな」

レナ「大丈夫、松葉杖なら何とか歩けるから大丈夫」

蒼太「別に戦いに行くわけじゃないんで」

ケイ「まぁそれならいいか」

レナ「夏希はどうしてるの?」

ケイ「翔平と忍2人の治療で魔法使い過ぎてグロッキーだ、今奥で休んでるよ」










ピッティ島


蒼太「ここで・・・待っているそうです」

竜「お前ら行って来いよ、何かあったら俺も行く」

レナ「分かった、船番よろしく」

蒼太「・・・何も無い島ですね」

レナ「そうね・・・蒼太君は怪我大丈夫?」

蒼太「カスリ傷です」

レナ「久しぶりだね・・・兄さんに会うのも」

蒼太「ええ・・・聞いた話じゃ、監獄の中では全てを失ったような顔をしていたとか・・・」

レナ「そりゃ・・・親友に裏切られた挙句片目を斬られて監獄行きだもんね・・・」

蒼太「あの人は本当にマジメな人ですから・・・精神が壊れてなければいいんですけど・・・」

レナ「桜組なんて物騒な組織作って・・・嫌な予感はしてるんだけどさ・・・」

蒼太「そうですね・・・軍を心底恨んでいるのは間違いないかと・・・」

ザッ


蒼太「‼‼‼‼‼」

?「伊達蓮司様の部下です、この屋敷でお待ちなのでどうぞ」

レナ「あなたは・・・桜組?」

?「はい、話は聞いております」

蒼太「・・・この屋敷ですね・・・」

レナ「あ・・・兄さん‼‼‼‼‼」

蓮司「よぉ・・・レナに蒼太・・・久しいな」


蒼太「師匠・・・元気そうで何よりです‼‼‼‼」

蓮司「お陰様でな・・・」

チャキッ・・・


蒼太「え・・・」

蓮司「俺はもう何も信じない・・・例え弟子でも・・・妹でも・・・」

蒼太「師匠‼‼‼‼」

蓮司「刀を抜け蒼太、最後に本気の稽古つけてやる」

蒼太「・・・分かりました・・・」

レナ「ちょっと‼‼‼‼やめてよ2人とも‼‼‼‼」

蒼太「このままじゃ何も進まないので・・・師匠、よろしくお願いします」

蓮司「なかなか様になってるな・・・先手は譲ってやる」

蒼太「では」

抜刀術・蒼燕‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蓮司「ふむ」

スッ・・・


レナ「よし、当たっ・・・」

蒼太「いや・・・寸前でかわされてる‼‼‼‼」

レナ「そうだった・・・兄さんの剣は人並み外れた動体視力がベースになってる‼‼‼‼」

鷹夜気‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蒼太「う・・・」

ギギギギギギギギギギギ


レナ「武器折りの技だ‼‼‼‼」

梟之理‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蓮司「やるな」

鳶式‼‼‼‼‼‼‼‼‼


レナ「あれがカウンター技だ‼‼‼‼」

ズバッ


蒼太「っぐ・・・」

蓮司「士天斗流は確かに強い剣術だが、威力が足りない・・・そこで収容されていた機関で俺は新たな型を作った」

レナ「新しい・・・型?」

蓮司「最後にお前に見せてやるよ・・・」


独眼流・夜威闇‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



士天斗流・隼咲‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



レナ「っく・・・凄い衝突・・・」

蒼太「ま・・・まずい‼‼‼‼」

ザクッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蒼太「が・・・」

レナ「蒼太君‼‼‼‼」

蓮司「困るんだよ・・・士天斗を名乗る者がいると・・・」

レナ「やめて兄さん‼‼‼‼」

チャキッ


蓮司「俺に斬りかかるか、いいだろう」

ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼


レナ「う・・・」

蓮司「衝撃剣だ、妹だろうが容赦しないぞ」

蒼太「レ・・・レナさん‼‼‼‼」

‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蓮司「・・・ん・・・」

レナ「あ・・・」

竜「あまりにも遅いんで何か会ったかと思って来てみたら・・・案の定だな」


蓮司「・・・すまない、ついこの間まで監獄にいたんで最近の有名人が分からないんだ、名乗ってもらえるか?」

竜「赤岡竜、US海賊団の剣士だ」

蓮司「一目で分かるよ、優秀な剣豪だと・・・こいつらの今の仲間か?」

竜「そうなるな、兄貴だろうが師匠だろうが、こいつらに手出すなら俺が黙ってねえよ」

蓮司「同盟組んだんだ・・・お前の実力も知っておきたい・・・手合せ願おうか」

竜「いいね、ちょうど試してみたい事もあるんだ」

レナ「ちょっと‼‼‼‼‼」

竜「黙ってろ怪我人・・・どの道避けては通れねえよ」

蓮司「先手はそちらで・・・」

鬼鮫‼‼‼‼‼‼‼‼‼


孔雀翼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


レナ「防御技‼‼‼‼‼」

蓮司「まるで血に飢えた獣だな」

竜「お互い様だろ」

ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蓮司「いいね、脱獄時に化け物と戦って以来最強の敵だな」

竜「SADのことか、殺してねえだろうな」

蓮司「地獄の化け物がどうなろうと知った事か」

竜「ヤバッ」

ズシャッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


レナ「竜‼‼‼‼」

竜「効く・・・」

蒼太「一度流れが傾くと師匠は一気に決めてきます‼‼‼‼」

蓮司「遊びはここまでだ」

隼咲‼‼‼‼‼‼‼‼‼


バッ


蓮司「ほぅ、避ける体力があったか」

竜「避けただけじゃねえよ‼‼‼‼」

蓮司「カウンターか‼‼‼‼」

ビュッ


蓮司「んな‼‼‼‼」

レナ「刀を持ってない‼‼‼‼」

真水流・鮫洲‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蒼太「刀をわざと一度落としたんだ‼‼‼‼」

グサッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


蓮司「っく・・・突き・・・」

竜「お前は敵のリーチを見切ってギリギリを動くのが戦法だ、突きは有効だろ」

蓮司「少々浅いな・・・いくら突きでも深手を負わせるにはまだ足りないようだ」

竜「いいぜ、条件は一緒さ」

蓮司「かつて伊達政宗公が手にした名刀「金象嵌銘正宗磨上」で相手をしてやろう・・・これが本気だ‼‼‼‼」

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最終更新:2015年03月22日 12:02