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8話「基礎訓練」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


刃「おいおい・・・」

進也「さすがにまずいんじゃない・・・?」

坂城「・・・確かにやり過ぎたかな」

虎丸「今ので決まったつもりかよ」

瞬「へへ♪・・・ボックスホルダーはお前だけじゃないんだぜ」

坂城「即席盾・・・こいつら・・・やるなぁ」

刃「1vs2じゃ分が悪いだろ、俺も参戦する」

進也「え・・・俺は嫌だよ‼‼」

先生「待て待て、いきなり喧嘩してどうする‼‼‼‼」





2時間後、鶴丘中学校


先生「一応国の行事だから一週間後にもう一度行う」

坂城「そうして貰わなきゃ困る、あいつらとはちゃんと決着つけなきゃな」

先生「そうじゃないだろ・・・とにかく喧嘩なんて言語道断、一週間頭冷やしとけ」



南の家


刃「あれ・・・何でこの家にエージェントがいるの?」

レイン「俺はショックだよ、シン」

進也「え・・・俺なんかした?」

レイン「あの不良共相手に手を出す気が一切ないとは・・・」

坂城「まあでもシンは戦闘経験無いし・・・」

レイン「お前ら二人も仕掛けるのが安易過ぎる」

進也「あれ、そういや雪希は?」

レイン「北の家で寝てるよ、起こしちゃ悪いと思ってこの家にいたんだ」

刃「そんで・・・どうすんの?」

レイン「夕方5時から2時間俺が基礎訓練を行う」

坂城「お、そりゃありがたいっす」

刃「まあ剣道の役に立てばありがたいな」

進也「えー・・・俺は嫌なんだけ・・・」

レイン「シンも強制だ、よし、行くぞ」

進也「え・・・今日からやんの‼‼?」

レイン「時計見ろ、5時だ・・・刃、剣貸してやろうか?」

刃「必要なら持って来るよ、形見なんだ」




鶴丘山のふもと


レイン「へぇ・・・結構良い刀じゃねえか」

刃「そーなのか?・・・竹刀よりも重いから素振りはこれ使ってんだ」

坂城「レインさん刀も詳しいんすね」

レイン「まあそれなりにな、大業物「幻風・空鮫刀」という物だ、裏社会でも相当値が張るレベルだぞ」

進也「刃・・・そんなの持ってたんだ」

刃「俺と剣道を出会わせてくれた思い出の品なんだ・・・で、何すんの?」

レイン「まずはシン、お前は俺がマンツーマンで指導する、坂城と刃はしばらく2人で実践しててくれ」

坂城「な・・・若月と1vs1で?」

進也「マジかよ・・・」

レイン「シン、まずはパンチ、キック、移動の基礎だ・・・とにかく一分で俺に触れてみろ」

進也「触れる?・・・そんな事簡単じゃん」

バッ


レイン「当然逃げるぞ・・・飴飲むならさっさとしな」

進也「でもあれ・・・効果が切れた直後から1日くらい全身疲労で動けないんだけど」

レイン「いいからやれ、ちなみに1分以内に触れなかったら夕飯無しな」

進也「やっべ‼」

ゴクン


進也「ハァ・・・ハァ・・・」




刃「あれ大丈夫なのか?」

坂城「さぁ・・・レインさんにも策はあるらしいけど人格変わっちゃうしな・・・」

刃「どうだろう・・・でもいい動きになってんじゃね?」




レイン「あと10秒だ」

進也「決まった」

ガッ


レイン「合格だ・・・俺に手を出させたのはさすがだな」

進也「ハァ・・・ダメだ・・・もう体が動かない」

雪希「な・・・何してるんですか・・・」

レイン「お、丁度いい・・・とりあえずこいつを回復させてやってくれ」

進也「え、何その会話」

雪希「じゃ、行くよ」

コオオオオオォォォォォォォォォォ


進也「せ・・・生光‼‼‼?」

レイン「あれ・・・お前にはまだ話して無かったな」

雪希「ハァ・・・こんな・・・感じでいい?」

進也「ありがとう・・・生光・・・凄いね」

レイン「五種類あると言ったな・・・武力の赤、速度の白、活性の黄、鎮魂の青、増殖の藍だ」

進也「俺のは・・・速度って事か」

レイン「雪希のは活性、お前の中に残っていた生気を活性させたわけよ」

雪希「ただ・・・人1人回復させるには・・・こっちの疲労度も半端ない」

レイン「簡単に言えば道具にその属性を付与するのが基本だ、生きた物に付与するのはかなりの体力を消費する」

進也「じゃあ大変だったよね・・・ありがとう雪希」

雪希「いや・・・別に」

レイン「すまないが雪希、こいつと殺陣をやってくれ、お前の実力も見たい」

進也「ま・・・またやんの‼‼?」

雪希「ボスとやるの・・・?」

進也「ボス‼‼?」

レイン「俺がそう呼ぶように言った、とにかくやれ・・・時間も無い」

ゴクン


進也「俺・・・まだ手加減出来るほど戦闘経験無いからな」

雪希「人格変わるって本当だったんだ・・・じゃあ私も加減はしない」

ダッ


進也「行くぞ」

レイン「馬鹿・・・」

ガッ


進也「痛っ・・・」

雪希「あ・・・大丈夫‼‼?」

レイン「女で子供だからって甘く見たな」

進也「痛ってぇ・・・」

雪希「あの・・・どうしたら」

レイン「お前も割と出来るな・・・ちょっとこいつと一緒にいてくれ、何をするかは任せる」

雪希「・・・あなたは?」

レイン「向こうを見て来る」





ギィン


レイン「ん?」

ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


刃「ッヒュー・・・これホントに意味あんのか?俺死ぬかもしれねえぞ?」

坂城「それくらいの覚悟がなきゃ強くはなれねえんだよ馬鹿野郎」

レイン「おいおい・・・何してんだ?」

坂城「あぁ、レインさん・・・俺が銃ぶっ放してそれを刀で弾く練習っす」

刃「ホント無茶さすよなぁ・・・マジで」

レイン「まあ坂城、こいつは素人だが腕は確かだ、適当にな」

刃「そーだ・・・俺のは増殖って言ったよな・・・ならさぁ、空いてるリトルボックス無い?」

レイン「無い事も無いが・・・どうするつもりだ?」

刃「刀を収納しとく、面白い事考えたんだ」






進也「え・・・何これ」

レイン「リトルボックス」

進也「分かってるよ‼‼何が入ってんの‼‼‼‼?」

レイン「開けてみればいいだろ、白い箱は白の生光でしか開かねえんだ」

カチャ


雪希「・・・手袋?」

進也「これ・・・外れないんだけど」

レイン「箱の脇にあるスイッチを押せば戻る、そいつはBLOODの物だ」

進也「そんなの貰っていいの?」

レイン「次期ボスだからな」

進也「ならないって‼‼‼」

レイン「そいつに光を灯せば空気が出る、超高速移動が可能なわけだ」

進也「で・・・どう使うわけ・・・?」

レイン「それを一週間で教えてやるってわけよ」

雪希「はぁ・・・一週間で・・・」





一週間後、北の家


レイン「さて、今日なんだろ、ちゃんとやって来いよ」

進也「だいたいお前・・・静岡にも来てたのか?」

レイン「ああ・・・茶葉を買う為に言ったらたまたま見かけたんだ」

坂城「ま、シンがやらなくても俺だけで何とでもなる」

刃「あの二人結構やるぞ・・・ま、せめて俺もやるぜ」

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最終更新:2013年02月25日 16:15