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288話「恩」

劉「・・・・・・手応えは?」

真愚魔「・・・まさかあの隕石を防ぐ盾を出せるとのぅ・・・ただ、さっきまでのとは違う」

泉「さっきまでというと、ホート・モックの盾のことでしょうか?」

真愚魔「あぁ・・・違う力を感じる」

劉「攻め込むぞ、もう待てん」

真愚魔「やめておけ・・・まださっきの盾は消えていない・・・」

劉「おぉ・・・盾というよりかはバリアに近いな・・・しかし、見たこともない形状だ」

真愚魔「様子を見るか・・・にしても、瓢河から連絡が無いのぉ・・・海軍はどうなっとるんじゃ?」

泉「先ほどから部下に何度も確認させておりますが・・・未だに応答がありません」

真愚魔「ふむ・・・可能性はいくつか考えられるが、こちらはできることをするしかない」

劉「退屈だなぁ・・・さっさとやりてぇ」

真愚魔「我慢せい・・・様子を見ると言うたはずじゃ」





BLOOD本部、外壁


シュキ「・・・なんだ・・・このバリア・・・」

モック「ハァ・・・ハァ・・・久しぶりに見たよ・・・これ」

ラルク「ち・・・」

疾風「まぁ今回は助かったんじゃん」

シュキ「は?お前ら知ってるのか?」

モック「うん・・・もう治療室あたりに来てるんじゃない?」

黒綱「いや、こっちに来たよ♪」


百合「ギリギリでしたね」

アミィ「はーい、けが人運びまーす♪」

ロット「歩けるやつは歩け」

シュキ「黒綱・・・君らのバリアか」

黒綱「まぁね、なかなか強固だからしばらくお話しする時間くらいあるよ」



治療室


進也「・・・・・・ウソ・・・」

レイン「お前・・・どうやって入りやがった‼‼‼‼」

玲斗「これはこれは・・・」

赤羽「本当に君は人の家にずかずか踏み込んでくるよね」

ナギ「思ったより歓迎されないのですね・・・いい話を持ってきたのに」


リキ「状況はセレナから聞いている、今黒綱が上でバリアを張って守っているだろう」

拓海「僕は治療班に合流します、まだ元気なんでお役に立てると思いますよ♪」

ジョニー「で・・・話というのは?」

ナギ「合併しましょう」

レイン「あ‼‼‼‼?」

ナギ「皆さんもさっきので分かったでしょう・・・今のままではBLOODは壊滅しますよ」

ジョニー「テメェ‼‼‼」

リキ「まだナギが喋ってるだろ、黙って聞いていろ」

ナギ「まぁまぁ、これからは同僚になるんです、仲良くしましょうよ」

ジョニー「決まってねえだろ」

進也「あの・・・合併って・・・」

ナギ「まぁあなた方と共に国連を討ちます、その後のことは今はいいでしょう」

ジョニー「お前らに俺らを助ける理由がどこにある・・・信用ならない」

ナギ「理由ですか・・・一番大きな理由は、昔そこのシン君に救われたことがあるからです」

リキ「ハァ・・・ナギ、国連が共通の敵だから、だろ?」

ナギ「あ、そう言うつもりでしたね、失礼♪」

赤羽「もういいでしょ、さっさと作戦考えたら?」

ジョニー「おい‼‼‼」

赤羽「時間の無駄」

レイン「ハァ・・・シン、どうする?」

進也「何で俺‼‼?」

レイン「9代目から判断はお前に任せると連絡が来た、決めろ」

進也「そんなこと急に言われたって・・・」

玲斗「・・・もう君がなんと言おうと何も変わりませんよ、ただ、代表者の一声が必要なだけです」

進也「うん・・・じゃあ・・・よろしくお願いします」

ナギ「決まりですね」

カチャ


アミィ「どーも♪」

ロット「ふぅん・・・勢揃いって感じだな」

進也「あ・・・あの・・・黒綱は・・・」

ロット「外だ」

リキ「さて・・・じゃあ一つ提案があるんだ、乗るかどうかは・・・神崎、お前が決めろ」

進也「・・・はい?」



地下牢獄


夏希「・・・・・・なに・・・か・・・」

坂城「・・・誰なら信用できる?」

夏希「なに・・・を?」

坂城「・・・いや・・・お前見てると雪希と被るんだよ・・・俺が相手じゃ喋りづらいか?」

夏希「ふふ・・・おかしな人ですね・・・・・・私は囚人なのに・・・」

坂城「囚人じゃなくなるんだ・・・ありがたく思えよ」

夏希「・・・」

坂城「やっぱ話し辛いな・・・本当はしたくなかったが・・・仕方ねえ、あと頼むぞ」

クロ「あぁ・・・夏希・・・やっと時が来たぞ」


夏希「クロ・・・さん・・・」

拓海「とりあえず、回復をさせていただきますね♪」

クロ「夏希・・・ほかの連中には話してきた、今回復もしてもらってる」

夏希「・・・はい・・・うっ」

拓海「うわぁ・・・酷いですね・・・よくこんな状態で意識保ってますよ、ホント」

夏希「君・・・医学の知識あるんだ」

拓海「まぁ神器を振るう者として最低限の知識は持ってますよ」

坂城「神器ってあれだろ・・・活性の特性を最も生かす3つの武器」

拓海「ええ・・・あ、話の続きどうぞ」

クロ「お前もこのままでいいとなんか思ってねえはずだ」

夏希「そうですが・・・」

クロ「せっかくBLOODとN・B機関が許可してくれたんだ、俺らの手で、あのバカ共救ってやろうぜ」

夏希「え、なんで・・・その2つの機関が・・・」

拓海「まぁ神崎さんとナギくんはいろいろと昔あったみたいですしね」

クロ「お前はどうしたい?夏希」

夏希「決まってます・・・皆さんを助けに行きます‼‼‼」

坂城「・・・やっぱお前、似てるよ・・・その強い目」

クロ「さて・・・あいつらを閉じ込めてる箱というか足場を収納するボックスも受け取ったことだし、行くか」

夏希「はい、もう大丈夫です」

拓海「あ、あの・・・まだ・・・」

夏希「もう大丈夫・・・ありがと」



治療室


志保「・・・ありがとうございます」

レイン「言うならリキとシンに言ってやれ、発案者と決定者だ」

進也「いえ・・・俺は何も」

リキ「気にするな、むしろこちらも君らに動いてもらえると助かる」

志保「えっと・・・どういうことですか?」

ジョニー「君は知らんでもいいことさ・・・もう出発したのかい?」

志保「はい、先ほど見送ってから来ました」

ジョニー「驚いたな、聞いたところ上野夏希は相当重症だったはずだが」

坂城「途中まで回復したところでもう十分だと言って行ったよ」

ナギ「ではこの後の展開ですが・・・空軍と陸軍が来ています、どうします?」

坂城「俺らが陸軍をやろう、JET機三台出せるからお前ら使ってくれよ」

ナギ「分かりました、ただ黒綱と僕らしかいないので二台あれば十分です」

進也「よろしくお願いします、じゃあ俺らも出陣の準備しましょう」

レイン「赤羽どこ行った?」

玲斗「辻拓海のところへ行きました、回復したいんでしょう」

ジョニー「お前はいいのか?」

玲斗「えぇ・・・華凛と白兎のお陰で完治しています」

レイン「その2人は?」

玲斗「華凛には玉森雪希の看病に、白兎には外壁の応援に行ってもらいました」

ジョニー「黒綱が抜ける分それは正しい判断だろう」

ナギ「黒綱のバリア・・・えーと・・・名前なんでしたっけ?」

進也「神域ですか?」

ナギ「そうそう、神域が切れるまで残り1時間はあるでしょう、ゆっくり準備なさって下さい」



屋上、飛行場


リキ「ほぅ・・・いい飛行機だな」

モック「分かるかい?さすがだね」

リキ「整備士のホート・モック氏か、さきほどの盾は見事だったよ」

モック「やめろよ、結局守り切れなかった」

リキ「休んでいた方がいい、整備は俺と百合でやれる」

モック「すまないね、しかし意外だな・・・百合ってのはそんなこともできるのか」

百合「まぁそれくらいは出来ますよ・・・お久しぶりです」

モック「やあ」

黒綱「さて・・・ナギっち、空軍には威加槌がいる・・・何か策あるの?」

ナギ「当然でしょう、なんのために簡易ではなく全力の神域を張ってもらったと思ってるんですか」

黒綱「まぁ策があるならそれでいいや・・・悪いけど、全力の神域決めるにはまだ時間かかるからね」

ナギ「えぇ・・・しかし、君はBLOODに協力すると言った時反対してくると思っていましたが・・・」

黒綱「ないよ、ないない♪」

ナギ「意外ですね」

黒綱「あのまま未来で僕が勝ってたら、今頃つまんない世界になってたよ・・・」

百合「黒綱様・・・」

黒綱「そしてあんなに自己中だった未来の僕を戦いの中で死なせてくれたんだ・・・感謝してもしきれない」

ナギ「状況こそ違えど、僕も彼に救われた身です、分かりますけどね」

リキ「・・・なるほどな・・・これはかなり高度なだけに操縦に相当神経を使うな」

モック「あぁ、そもそも生光の戦闘に耐えうるボディを超高速で飛行させるだけでかなり大変だ」

リキ「まずボタンやレバーが多い・・・百合、お前は大丈夫か?」

百合「私は運転しませんよ、運転はロットです」

アミィ「えー‼‼‼不安なんだけどー‼‼‼」

ロット「うっせぇ、これでも軍所属時代は航空士の資格も取ってんだぜ」

黒綱「大丈夫だよ、リキ君、君は自分の心配をしておいた方がいいよ♪」

リキ「ご忠告どうも・・・だが心配いらない、マニュアルは完ぺきに把握した」

ナギ「リキは機械強いですからねー♪」

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最終更新:2016年01月12日 19:15