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296話「全鎖解錠」

結界内


修羅「・・・貴様か・・・Vセッテ‼‼‼‼」

テイル「・・・結界なんて破れるんだね」

セレナ「・・・まさか・・・元帥が・・・」


修羅「セレナ・・・どこで得た・・・この力」

セレナ「Vセッテですから・・・しかし、こんな女の子達に、ずいぶんひどいことしますね」

修羅「仕事だからな、別にこういう趣味があるわけじゃないさ」

セレナ「ハク、彼女達を頼みますよ」

ハク「はい」

雪希「あ・・・その・・・ペンダント・・・」

ハク「・・・私は、唯の姉です・・・事情はご存知のようですね」

テイル「まぁね・・・唯は知ってるの?」

ハク「いえ・・・赤羽さんには前に一度会ってるんですが、黙っててもらってます」

修羅「・・・お前もやるしかないな・・・ただ、貴様を倒してからだ」

セレナ「望むところですよ」

五鎖解術・四‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


修羅「五鎖解術・・・中国秘伝の憲法だな」

セレナ「えぇ、もう四までならノーリスクでいけますよ」

修羅「そうか・・・果たしてノーリスクの体術で俺とやれるのか?」

ダッ


テイル「あなたは・・・今・・・N・B機関に?」

ハク「えぇ・・・セレナさんの下で諜報部員をしています、BLOODとSEASの戦争も偵察してました」

雪希「・・・えっと・・・歩けるんで・・・」

ハク「ムリをなさらないでください、女性3人くらい・・・少しの距離なら担げます」

グッ


ハク「私の心配より、一刻も早くここを出ることを考えないと・・・巻き込まれて死にますよ」


人間道・准胝観音‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



覇天掌‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



セレナ「っく・・・」

修羅「やはり・・・六道の力を使ってしまえばどうにもならんな」

セレナ「六道?」

修羅「研究の副産物さ・・・これを使ったからには、君の死は確定した」


人間道・准胝観音‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



セレナ「っく・・・」

修羅「浅いか」

テイル「彼一人に任せて大丈夫なの?」

ハク「いても私たちにできることはありません・・・とりあえず外に出て・・・」

セレナ「しまっ・・・」

バタンッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


雪希「あ‼‼‼‼」

修羅「そりゃ閉めるだろう・・・開けたら閉める、当然だよ」

セレナ「・・・すみません・・・止めきれませんでした」

ハク「こちらは気にせず‼‼‼‼私が何とかします‼‼‼‼」

セレナ「すみませんね・・・ただ・・・そこを閉められてしまうと・・・」

修羅「さぁ、どうする?仲間を呼ぶにもそこを開けないとどうしようもない・・・だが、俺が許さない」

セレナ「このままジリ貧になるくらいなら、いっそここで派手にやってやりますよ」

ハク「隊長・・・待ってください‼‼‼‼」

セレナ「心配いりませんよ・・・私の意志はもう継いできましたから」

ハク「しかし・・・」

セレナ「大丈夫ですよ・・・奴だけは倒します」

修羅「ほぅ・・・奥の手でも用意してあったか?」

セレナ「余裕出していられるのはここまでですよ・・・五鎖解術・・・最終段階」


全鎖解錠‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



修羅「っち・・・バカな・・・五鎖解術ってのはあくまでもそういう思想って話だろうが・・・」

修羅「体のストッパーを鎖に例えてんだろ・・・なんで鎖が実際に見えてんだ‼‼‼‼」

セレナ「・・・・・・」

ブチッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


修羅「引きちぎるのかよ・・・」

セレナ「・・・行きますよ」

ヒュッ


修羅「速いんだよ」

ゴッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


修羅「うっ・・・」

セレナ「ハァ‼‼‼」


全解・武双墜‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



修羅「っぐ・・・こいつ・・・さっきまでとは別人だぜ・・・」

セレナ「足が止まっていますよ」


全解・覇天掌‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



セレナ「ハァァァァァァァァ‼‼‼‼‼」

修羅「く」

ズドーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


テイル「すごい・・・人間の動きじゃなかった・・・」

ハク「・・・隊長は言ってました・・・あの力は諸刃の剣、一度使えば・・・体がもたないと」

雪希「もたない・・・って・・・」

ハク「・・・隊長は・・・死を覚悟の上で戦闘しているんだと思います・・・」

テイル「そんな・・・」

修羅「・・・ふぅ・・・効いたよ・・・さすがはVセッテだね」

セレナ「どうも」

ダッ


修羅「これは・・・一切の感情を捨て、獣にならざるを得ないな」


畜生道・馬頭観音‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



セレナ「‼‼‼」

修羅「・・・・・・」

スッ・・・


セレナ「っく」

全解・覇導放‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


ザッ


セレナ「避けた‼‼‼?」

ガッ


セレナ「っく・・・」

修羅「・・・オワリダ・・・」

ザクッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


ハク「隊長‼‼‼‼」

セレナ「来てはいけない‼‼‼‼あなたを庇いながらの戦闘なんてとてもじゃないけど不可能だ‼‼‼‼」

ハク「しかし・・・このままでは・・・」

セレナ「大丈夫・・・必ずこいつを沈めてみせますから・・・」

ハク「・・・・・・見てることしかできないなんて・・・」

テイル「あんたも若いんだから、少しは大人に甘えなさい、ホントそういうところ似てるのね」

ハク「・・・唯とですか?」

テイル「それもそうだし・・・最近のガキ共全員よ」

セレナ「・・・っく・・・本当に獣だ・・・ただ、簡単なトラップにもかかるようですね」

ヒュッ


修羅「ッチ」

ガッ


セレナ「いきます‼‼‼‼‼」


全解・覇導封拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



修羅「グァ・・・」

ハク「フェイントが効いてる・・・本当に感情がなくて獣になってるんだ・・・」

修羅「・・・‼‼‼‼」

ガシッ


セレナ「んな‼‼‼‼」

ズシャッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼ズシャッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


ハク「隊長‼‼‼‼」

雪希「今のは・・・深すぎる・・・」

セレナ「・・・・・・一つ・・・頼まれてくれませんか?」

ハク「はい‼‼‼‼」

セレナ「ナギに・・・伝言を・・・・・・私は・・・ナギの師で・・・よかった・・・と・・・」

ハク「・・・・・・必ず‼‼‼‼」

雪希「え・・・」

セレナ「恐らく・・・最期の攻撃になるでしょう・・・後のことは・・・頼みましたよ」

修羅「ハァァァァァァァァァァァ‼‼‼‼」

セレナ「‼‼‼‼」

バッ


セレナ「ハッ‼‼‼‼」

ヒュッ


修羅「チッ」

バッ


セレナ「かかりましたね・・・」


全解・国士無双‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



雪希「う・・・」

テイル「伏せて‼‼‼‼」


ズドーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



ハク「・・・・・・うっ・・・隊長‼‼‼‼」

修羅「・・・ハァ・・・ハァ・・・まさか・・・畜生道を解除されるとはな・・・」

ハク「化け物め・・・」

修羅「・・・このボックスがなければ間違いなく体が消し飛んでいたよ・・・」

雪希「あれって・・・どこかで・・・」

修羅「ほぅ・・・どこで見たのか・・・この黒光シリーズは門外不出のはずだぞ」

テイル「・・・・・・でも確かにあの防具は固かったって神崎が言ってた・・・」

修羅「さて・・・君らを連行しようか・・・それともまだ歯向かってみるかい?」

ハク「隊長が命を懸けて守ってくれたんだ・・・あとは私がやります・・・何とか脱出を‼‼‼‼」

テイル「何とかなるかどうかはわからないけど、一つ案がある、雪希、頼むよ」

雪希「・・・わかった」

修羅「潜入部隊の女ごときが・・・俺を一瞬でも止められると思うなよ」


妓葬の一撃‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



ハク「ふぅ・・・」

修羅「よく避けたな・・・仕方ない」

魔王放‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


ハク「っく・・・う・・・」

修羅「足を止めたな」


妓葬の一撃‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



ハク「うぁ・・・」

ズドーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼


修羅「ち・・・玉森雪希・・・あの状態から動けたとはな・・・」

雪希「ハァ・・・ハァ・・・これで・・・」

テイル「ダメだ・・・少し亀裂が入っただけ・・・」

バキッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


テイル「え・・・」

ハク「う・・・な・・・に・・・」

修羅「バカな・・・外からまた開けられるというのか・・・」


ズドーーーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼



修羅「結界が・・・すべて破壊された・・・だと・・・」

テイル「あんた・・・」

鮫島「ハァ・・・ハァ・・・随分小心者なんだな・・・元帥ってのは」


修羅「鮫島‼‼‼‼」

鮫島「セレナの全鎖解放のおかげでVブレスレットが壊れたからな・・・それで場所が割れたんだ」

鮫島「恐らく俺以外の全員も気づいてる、すぐここに集まってくるぜ」

修羅「貴様1人来たところで・・・どうにもならん・・・さっきの一撃に全ての力を使い果たしたようだしな」

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最終更新:2016年02月16日 20:57