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94話「古代兵器」

外


磯谷「いくら平和維持委員会でもこの時間に外出していいのか?起床前だし」

豪「緊急事態だ、ある程度は覚悟している」

磯谷「何かあてがあんの?」

豪「うちの委員の携帯にはGPSがついてる、まあ自然地帯だから感知し辛いが、とりあえずはそれを追う」

磯谷「なるほどね・・・」










豪「あった、唯の携帯」

磯谷「この辺にいるってわけか」

豪「どうだろうな・・・ここを通った事は間違えないだろうが・・・」

磯谷「他になんか手掛かりはねぇの?」

豪「あいつは何かあっても俺らに助けを求めたりしない・・・面倒な事になったな・・・」

豪「携帯から何か出て来るかと思ったが・・・・・・何も無い様だ」

磯谷「どうしよっか・・・お・・・いい感じの洞窟発見」

豪「行ってみるしかないな」












洞窟内


磯谷「・・・暗いなぁ」

豪「まあまだ日も上がらない時間だ・・・」

ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ


磯谷「んだ‼‼‼‼?」

豪「地面が抜ける‼‼‼‼‼‼」

ウィップ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


豪「く・・・」

パシッ


磯谷「ふぅ危ねえ・・・怪我ねえか?」

豪「すまない・・・危機一髪だ・・・」

磯谷「今んトコ俺とお前の生命線はこの鞭だな・・・これが切れるとやばいし・・・どーすっか・・・」

ブチッ


磯谷「んな‼‼‼‼‼」

豪「く・・・まずい‼‼‼‼‼‼」

ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


磯谷「どんだけ落ちんだよこれ‼‼‼‼‼」

豪「これだけの速度で落ちたら即死だぞ‼‼‼‼‼‼」

磯谷「んー・・・やや頼り無いが・・・これで行けるか‼‼‼?」

ワイヤー・トラップ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


豪「俺と君を繋いだだけでは意味が無いぞ‼‼‼‼‼」

磯谷「そーでもねーよ‼‼‼‼‼‼」

ナイフ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


豪「なるほど、それで少し減速してくれれば・・・」

磯谷「これ以上下ると、登れねえな」

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


豪「まずい・・・地面が見えて来たぞ‼‼‼‼‼」

磯谷「止まれ‼‼‼‼‼‼‼‼‼」

タッ


豪「・・・・・・ふぅ・・・死んだかと・・・思った・・・」

磯谷「さすがに・・・ビビったぜ・・・床が抜けたらその下・・・何mだよ」

豪「分からんが、軽く500mくらいは落ちた感覚だな・・・」

磯谷「頭大丈夫か?クラクラすんだけど」

豪「俺もだ・・・まあ少し休もう・・・その間に現状確認だけしておくか」

磯谷「床が抜けた後、すぐに鞭が切れたのは・・・明らかにおかしい・・・誰かが手を加えたんだ」

豪「つまり・・・人による策略か・・・ちなみに上がれそうか?」

磯谷「この壁なら無理だ、柔らかくてナイフ刺さらないし・・・GPSは?」

豪「そもそも洞窟内じゃ意味が無いよ」

磯谷「しっかし広いなぁ・・・東京ドーム何個分だよ」

豪「さぁ・・・さっきから話している声も反射しているくらいだから相当大きいんだろう・・・どこかに脱出路があるといいが」

磯谷「人為工作だぜ?あったとしても罠だろ」

豪「さて・・・そろそろ動くか・・・だがそれ以外に手掛かりが無い、仕方ないだろ」

磯谷「まーそうだな・・・唯もここに落っこちただけなんじゃねーの?」

豪「何かしらの抵抗をしようと思いケータイを残したと考えれば・・・まあ納得いくな」

磯谷「唯君‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」


豪「・・・最後に俺が唯と会ったのは昨日の夕方だ・・・夜の時点では落ちていたと考えられる・・・」

豪「つまり・・・既に10時間以上経過しているわけか・・・」

磯谷「そういうことになるな・・・そりゃまずい」

豪「あいつはうちに来てからも・・・一度も俺らの前で寝ているのを見た事が無い」

豪「そういうやつなんだ・・・未だに俺らを信用していないのは知っている・・・」

磯谷「つーまーり・・・安心出来ない空間じゃあいつは休まない・・・」

豪「・・・探すか、手伝って貰えるか?」

磯谷「あぁ・・・」

豪「ちなみに・・・唯の為になんでそこまで・・・」

磯谷「それはなぁ・・・・・・一緒に戦った事があるからな」

豪「聞いた話じゃ共闘したのは君と雪希さんだと聞いたが・・・」

磯谷「あの空間に一緒にいたんだ、実際に誰と一緒に戦ったかは関係ない」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


磯谷「こ・・・今度は何だ‼‼?」

豪「床が抜けるわけでは・・・なさそうだな」

磯谷「ん・・・なんだ・・・止んだぞ・・・」

ドシーーーーーン・・・ドシーーーーーーーン・・・・・・


豪「こ・・・これは・・・?」

磯谷「足・・・だよな」

豪「・・・石で出来ているようだな・・・動いているって事は・・・」

磯谷「おい・・・上・・・見ろよ・・・」

豪「・・・これ・・・は・・・人なのか・・・」

磯谷「恐らく・・・人型だな・・・しかし・・・凄い技術があるもんだな」

・・・さて、交渉しようじゃないか


磯谷「・・・人の声・・・?」

豪「まさか・・・この機械を操縦してるというわけか・・・?」

?「君達、そこに有り金全部置いて貰おう・・・そうすればこの洞窟から出してやるぞ」

磯谷「あぁ、その前に・・・昨日ここに誰か落ちて来なかったか?」

?「・・・そういえばいたな・・・それがどうかしたか?」

豪「そいつを探しに来たんだ、一緒に引き上げては頂けないだろうか」

?「ふむ・・・それは出来ないな」

磯谷「何でだよ‼‼‼‼」

?「この古代兵器は人間の生きる力を吸って動く、彼には動力源になって貰っている」

豪「ふ・・・ふざけるな‼‼‼人間の力を吸うだと‼‼‼?そんな事が許されるわけ・・・」

?「やかましい‼‼‼‼‼‼・・・元々私は政府の科学者だった・・・しかしとある実験失敗で政府を追いだされたのだ」

?「その後も世界の為に研究を続けていた時・・・とある一味に妨害され、今ここで細々と研究する立場だ」

?「そいつらも同じことを言っていたな・・・どいつもこいつも・・・何もわかっちゃいない」

磯谷「・・・は?」

?「人間の為の兵器開発には人間の犠牲が必要なんだ、なぜそれが分からない‼‼‼‼‼」

豪「誰だか知らないし、顔も見えないが・・・今ここで俺達の方針が決まったな」

磯谷「あぁ・・・この機械ぶっ壊して唯君を救出する‼‼‼‼‼」

?「惨殺希望か・・・どの道あの男の命も三時間も持たない・・・その後の生命エネルギー吸収は貴様らで行うとしよう」
















シン達の部屋


進也「ふぁ~~~~・・・起きちゃった・・・」

坂城「どーした・・・」

進也「坂城君・・・寝てないの?」

坂城「いや、少し寝た・・・大変だぞ」

進也「え・・・なんかあったの・・・ならハル君も呼んで・・・」

坂城「問題なのはそれだ・・・磯谷がいねえ」

進也「いない・・・なんで?」

坂城「さぁ・・・それを考えていた・・・トイレでも無いらしい」

進也「どうしよっか・・・外に出た探しに行くわけにもいかないし・・・」

坂城「あぁ・・・どーすっかな」















ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


磯谷「マージかよ・・・何て威力だ・・・」

豪「こんなパンチ貰ったら体が消し飛ぶ‼‼‼」

磯谷「ただその分、動きは鈍重だ」

豪「本当にやる気か・・・まだ何か兵器を隠し持っている可能性もあるんだぞ‼‼‼」

磯谷「唯君の命はあと三時間しか無いんだ、どーせいつかやらなきゃいけねえだろ?」

豪「それはそうだが・・・」

磯谷「お前は一般戦闘しか出来ないんだから黙って救助隊呼んどいてくれよ」

ダッ


?「逃げるのを・・・やめたな」

磯谷「どーすっかな・・・」

右鉄拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


豪「右から来るぞ‼‼‼」

磯谷「そいつは絶対食らえねえよ」

ウィップ‼‼‼‼‼‼‼‼‼


豪「よし、頭まで行ったぞ‼‼‼」

磯谷「構造はイマイチ分かんねーけど・・・頭壊すのは効果的っしょ♪」

散弾光線‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


磯谷「く・・・」

豪「頭から・・・何か出たぞ‼‼‼‼」

?「散弾型のレーザービームだ、弱点の頭を守る兵器なんていくらでも用意している」

磯谷「痛ってー・・・」

?「見たところ、後ろの大男は戦えないようだし、君からトドメをさそうか」

磯谷「なんだ・・・これ・・・痺れる・・・」

豪「どうした‼‼‼?」

磯谷「触んな・・・多分麻痺・・・うつるぞ」

?「その通りだ、さっきのビームには神経剤を投与している・・・」

?「さっきのビームで倒せなかった時に次の手も用意しておくのがプロの仕事だ」

磯谷「く・・・」

右鉄拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


豪「ま・・・まずい‼‼‼‼‼」

磯谷「くっそ・・・」

フォース・ブラスター‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


豪「君は・・・?」

進也「戦闘現場で会うのは初めてだったか?」


豪「・・・・・・?」

バッ


磯谷「あんたに助けられちゃったよ・・・」

坂城「無様な姿だな・・・磯谷」

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最終更新:2013年06月12日 10:19