翌朝
進也「お別れか・・・」
坂城「結構楽しかったな」
磯谷「あぁ」
豪「では羽田まで飛ぶぞ」
進也「はい」
坂城「あれ、そういえば唯ってどこに?」
豪「すぐに最寄りの新潟の大学病院へ行った、今は鶴丘まで行ったと聞いている」
進也「そうか・・・」
豪「それから例の件だが・・・委員長とはまだ連絡がとれていない、恐らく就寝中だ」
坂城「そうか・・・」
磯谷「俺らが帰ってから探すのが手っ取り早いな」
進也「そうだね」
豪「すまない」
前日朝、鶴丘病院
雪希「・・・おはよう」
刃「ん?・・・む・・・ん・・・あぁ・・・おはよう」
雪希「大丈夫?」
刃「んあぁ・・・うつ伏せで寝るなって言われてこの体勢って事は、俺もだいぶ治って来たんだな♪」
雪希「いや、夜中も痛そうにしてたよ・・・」
刃「マジか♪」
カチャ
?「おはようございます」
刃「あれ・・・いつものせんせーは?」
?「あの人なら研修で西国分寺国際大学まで行っていて、今日は帰ってこれない」
雪希「あ、話なら私・・・出ますけど」
?「すいませんね」
雪希「昼過ぎくらいにまた来るよ」
刃「おう、悪ぃな」
ガチャ
刃「んで?」
?「今日一日無事に終わる為に、まずは君の事を聞きたい」
刃「聞いてねーの?」
?「ご存知の通りあの人は忙しくてな」
刃「んー・・・一応病状は安定してんだけど激しく動かすと意味無いから入院って聞いてるぞ」
?「・・・なるほど」
バッ
1時間後
刃「・・・・・・どこだ・・・ここ」
?「ようやく気が付いたか、本当に具合は悪いようだな」
刃「何のつもりだあんた・・・手錠に縄までしやがって・・・」
?「この状況でも俺の事を医師だと思っているとは、めでたい男だ」
刃「分かってるよ・・・誰だあんた」
?「
N・B機関の者だ、今回の本当の目的は君の側近なんだがな」
刃「俺の・・・側近?」
?「おや、俺の観察した限り君にべったりくっ付いていたから側近だと思っていたが・・・違ったか?」
刃「まさか・・・狙いは・・・雪希か‼‼‼?」
?「そうだな、貴様も狙いだが」
刃「くっそ・・・」
ボコッ
刃「ぐあ・・・」
?「さてと・・・あとは放っておいても玉森雪希は来る、前の連中は欲を出して全員一気に捕まえようとして失敗した」
?「だが他の連中は明日の午後まで帰って来ない、それまでに飛んでしまえば・・・行方は分からなくなるわけだ」
刃「まっずいなぁ・・・」
?「まぁ簡単に逃げられない様に・・・お前にはもっと傷付いて貰わないとな」
刃「放っておいても来るって言ってたな・・・何したんだよ」
?「簡単な話さ・・・病室に君をここに拉致したっていう置手紙をしておいたんだ」
病室
雪希「あれ・・・・・・刃君?」
・・・
商店街
雪希「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
華凛「雪希ちゃん?」
雪希「あ・・・華凛さん・・・」
華凛「どうしたの?焦ってるみたいだけど・・・」
雪希「刃君がいなくなっちゃったの・・・連絡もとれないし・・・」
華凛「探すの手伝うよ」
雪希「ありがとう」
華凛「絶対に1人で解決しようと思っちゃダメだよ、何か見つけても何もせずに呼んでね」
雪希「はい」
ドサ
雪希「く・・・」
刃「ゆ・・・き・・・」
①「思ったより簡単に捕まったな」
②「んまあな・・・入り口で誰かに連絡しようとしてたんで、とらえたんだ」
雪希「ごめんね・・・何も役に立てなくて・・・」
刃「いや・・・」
①「しかし・・・お前は男が苦手なんだろ、なぜ若月を探したんだ?」
雪希「・・・私は・・・確かにみんなが苦手だし・・・あまり近づけないけど・・・」
雪希「ボスは私の上に立つ人だけど、いつも私に優しく、気にかけてくれるから・・・好き」
雪希「刃君も・・・私は苦手だって言ってるのに仲良くしてくれるから・・・好き」
雪希「坂城君はみんなの中でも特に苦手だけど私の事守ってくれたし・・・好き」
雪希「磯谷君はまだ会ってそんなに経って無いけどいつも場を明るくしてくれるから・・・好き」
雪希「レインさんは私が本部へ報告してるの知ってても色々面倒見てくれるから・・・好き」
雪希「他の人達も苦手なの知ってるのに雑に扱ったりしないから・・・私は好き」
雪希「苦手なのと好きなのは関係無いの・・・だから」
①「苦手というのは必然的に体が反応するってことだろ、お前の潜在意識の中にそいつらに対して負の感情を持っているってことだ」
①「それなのに好きとか・・・そんなのは上っ面の感情でしかないということだ」
刃「お前・・・いい加減にしろよ‼‼‼」
①「では見せて貰おうか・・・その好きなやつを前に・・・どこまで出来るか」
雪希「なによ」
①「縄解け」
②「了解」
シュ
刃「何する・・・つもりだよ」
①「何もしないさ、玉森雪希・・・君の好きにしていいよ」
雪希「・・・」
刃「雪希‼‼誰か呼んで来い‼‼‼‼」
雪希「もちろん呼ぶけど・・・こいつだけは・・・」
①「俺に挑むか」
雪希「絶対許さない」
刃「おい雪希‼‼‼」
活性け・・・
バッ
②「確保」
①「よくやった」
刃「卑怯な‼‼‼」
雪希「く・・・」
ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
①「今になって逃げ出すなんて言わねえよな」
雪希「ハァ・・・ハァ・・・当然」
刃「おい雪希‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
ボコッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼
刃「くっそ・・・」
②「お前縄と手錠なくても動けねえだろ」
雪希「・・・・・・く・・・」
活性拳‼‼‼‼‼‼‼‼‼
①「当たらんよ」
ヒュッ
雪希「・・・く・・・」
ドサ
①「若月刃が必死にさっきから止めるってことは・・・お前・・・全く信頼されてないんだな」
雪希「‼‼‼‼」
刃「なんだと・・・」
①「もしも俺と戦っている人間が神崎進也や赤羽レンなら止めたか?」
刃「・・・それは・・・」
①「結局・・・玉森雪希・・・お前は力不足ってことだ」
①「しかもチームに信頼されておらず、男が苦手とは・・・聞いて呆れる」
雪希「く・・・」
刃「雪希‼‼‼‼‼‼耳を貸すな‼‼‼‼‼‼‼」
①「さて・・・これでもまだ戦うのか?」
雪希「・・・・・・関係無いから」
①「ほぉ・・・それはどういう意味だ?」
雪希「みんなが私の事どう思ってても関係無い・・・」
刃「・・・?」
①「?」
雪希「私がみんなの事が好き・・・それ以外は関係無いの」
①「なるほどな・・・御立派なこった」
刃「雪希・・・」
雪希「だから戦う」
①「口ではそう言っても・・・体はついて来ているのか?」
雪希「・・・」
①「まだ時間はいくらでもある・・・飛行機内で暴れられても困るし・・・今のうちに壊しておくか」
グッ
②「抑えたぞ」
①「よし」
ボコッ
雪希「う・・・」
ドサ
刃「お前足を狙ったな‼‼‼‼‼‼」
①「右ひざは壊した・・・これでしばらく痺れて満足に歩くことは出来ないな」
ドンッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
②「・・・何の音だ?」
①「入口だな・・・恐らく運び屋だろう・・・一応見て来い」
②「了解」
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
②「ぐは・・・」
ドサ
①「・・・なんだ・・・」
刃「UB‼‼‼‼‼‼‼‼‼?」
冴島「誰かと思えば若月か」
レーブ「無っ様~」
キラー「あら、お嬢ちゃんもね」
ミヤ「こいつらに負けたかと思うと信じられんな」
雪希「華凛・・・さん・・・」
華凛「こんな小さい子に・・・許さない」
刃「華凛まで・・・」
最終更新:2013年06月15日 10:08