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42話「ベルの思い」

王宮


ベル「ハァ・・・ハァ・・・」

門番「ベル様‼‼‼?」

ベル「父さんのところへ案内してくれる?」

門番「かしこまりました、こちらへ」

ベル「うん・・・ありがとう」

ズバッ


門番「ぐ・・・」

ドサ


ベル「フーズ‼‼‼‼」

フーズ「間に合った・・・貴様が国王に接触したら最後の手段に出るしかないからな」

ベル「最後の・・・手段?」

フーズ「その場で国王と貴様を殺すというな・・・ま、お前ら親子を生かす気は無い」

フーズ「王族が変わる時ってのは王族が死ぬのが当然だろ?」

ベル「じゃあ・・・一緒じゃん」

フーズ「そうでもないぞ・・・まあ話している時間が勿体ない、さっさと済ませよう」

ベル「あんたは・・・進也君と刃君と新田さんが一緒にいた筈‼‼‼」

フーズ「一応やってきた、まあ殺してはいない」

ベル「どういうつもり‼‼?」

フーズ「お前がもし俺の言う通りにすればBLOODのガキ共と話す機会をくれてやる」

ベル「・・・どういう事?」

フーズ「俺も裏社会の人間、理由なく「一般人」を消したりは出来ない、だが向こうからやって来たら消す理由が出来る」

ベル「それを辞めさせるために・・・話す機会をくれるって事?」

フーズ「こっちの言う通りに動けばな、少しでも余計な事を言えばその場で親子共々消す」

ベル「親子共々?・・・父と何を話せって言うのよ」

フーズ「順番が違う、条件を飲んでからだ・・・」

ベル「・・・嫌だ・・・ここであんたの条件を飲んだら・・・あの人たちに申し訳ない‼‼‼‼」

フーズ「大人になれよ王女、お前のこの選択であいつらが死ぬか生きるかが変わるんだぜ?」

ベル「く・・・・・・」







国王「ベル・・・お前・・・」

ベル「父さん・・・一つ報告があるの」

国王「何だ?」

ベル「・・・く・・・BLOODが・・・攻めて来るって・・・」

国王「ブラッド?・・・確か会合をうちで開いているはずだな」

ベル「そういう情報よ・・・」

国王「分かった、至急アイスランド兵に捜索をさせよう、感謝するぞベル」










王宮前


進也「・・・でさ、先に来たんだけど・・・王宮は透明なバリアで囲まれてて、とても入れないんだ」

華凛「幻覚じゃ無い・・・生光も物理攻撃も通じない・・・」

坂城「困ったな・・・ベルが先に来てるから何とかしてくれてるかと思った・・・甘かった」

雪希「赤羽レンさんはどうやって入ったんだろう・・・見当たらないから入ってると思うけど・・・」

唯「レンさんは間違いなく中です・・・応答が無い」

刃「じゃあどうすんだよ・・・力ずくってわけにもいかねえし」

坂城「それを今考えている・・・・・・・・・‼‼‼‼」

ベル「みんな・・・ちょっと聞いてくれる?」

進也「ベル‼‼‼」

坂城「王宮の中にいるな、悪いがそっちから開けてくれねえか?」

ベル「ごめんみんな・・・あいつの言いなりになっていると言われればそれだけなんだけど・・・」

刃「ど・・・どうした?」

ベル「これ以上この国に首を突っ込まないで欲しいの・・・」

坂城「俺らが死ぬ事を悪いと思ってんのか?」

雪希「そういう事・・・なの?」

ベル「あいつに言いくるめられてるとは思うんだけど・・・やっぱり見知らぬあなた達に命をかけてほしくない‼‼‼」

ベル「私の・・・せいで・・・人が死んだなんて・・・・・・考えるだけでおかしくなりそうなの‼‼‼‼‼」

進也「・・・ベル・・・」

刃「あいつが泣く程苦しめてんのは俺たちだろうな」

雪希「どう・・・するの?」

フーズ「まあ・・・王女の思いも汲み取ってやれよガキ共」

ベル「話し中は出て来ないんじゃなかったの‼‼‼?」

フーズ「まあいいじゃないか、俺も協力してやると言ってるんだ」

坂城「シン、お前が決めろよ」

進也「俺・・・なの?」

唯「僕は違いますけど皆さんは神崎さんの幹部です」

進也「ベル・・・俺が唯一気になったのは見知らぬってトコなんだ・・・」

ベル「・・・う・・・」

華凛「どういう事・・・?」

進也「俺だけかもしれないけど・・・ベルだって一緒に行動して来たチームなんだ‼‼‼」

進也「だからあまり深く考えないで気軽に相談してくれれば良かったなって・・・」

坂城「お前の考えじゃ、1人で全部片付けようって思ってたんだよな・・・無理だろうがな」

坂城「相手は一流企業「黒羽」の幹部だ、護身術持ってるとはいえ本格戦闘の基礎も知らねえお前一人で勝てるわけがねえんだ」

坂城「だったら・・・俺達を巻き込んで勝つくらいの意気込みが欲しいもんだぜ・・・手柄はお前にくれてやるしな」

刃「俺はお前の事・・・普通にダチだと思ってるしさ、これくらいの事は朝飯前で承るぜ♪」

刃「俺らの友情の前じゃ誰も勝てねえよ・・・そう思って全力で頼ってくれ、力になる」

華凛「私はボスに従うだけ・・・それが私の大事な人の意志だから・・・」

雪希「私じゃ力にはなれないかもしれないけど・・・精一杯サポートする」

唯「同じく僕も神崎さんに従います、レンさんに言い付けられてますから」

進也「これだけ言っても帰れって言われたらそりゃ帰るよ、だって怖いし痛いの目に見えてるもん」

進也「でもさぁ・・・俺もせっかくアイスランドまで来てここまで関わったのに・・・最後に」

ベル「じゃあさ‼‼‼‼‼‼‼・・・・・・私に付き合ってくれるかな‼‼‼‼‼」

坂城「・・・御依頼だ」

刃「当ったり前じゃん♪」

華凛「了解」

雪希「頑張る」

唯「任せて下さい」

進也「・・・じゃあ行こう」

フーズ「ガキ共には呆れるばかりだ・・・仕方ない、まずは王女から消すしかないな」

斬蹴‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼


進也「ベル‼‼‼‼‼」

ベル「く・・・」

ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼


赤羽「やあ黒羽の幹部・・・初めまして」

フーズ「貴様は・・・あぁ、10代目BLOODの非常任幹部・・・赤羽レンだったか?」

唯「レンさん‼‼‼‼」

赤羽「僕1人で全部片せるけど面倒だ・・・正面玄関の脇のポストにICカードが入ってるから・・・」

坂城「・・・随分と親切だな」

赤羽「こいつの幹部を片すのは君らに任せるよ」

フーズ「貴様・・・そのカードを何処で手に入れた‼‼‼」

赤羽「君が倒したと思われる門番が王宮の外に落ちててね、ポケットから頂いた」

ベル「あの・・・」

赤羽「君がすべきことは分かっている筈だ、一刻も早く国王に接触しろ・・・こいつだけなら何とかなるが・・・」

ベル「うん・・・このままじゃ大変‼‼‼‼」

坂城「どうした?」

ベル「ごめんみんな・・・父さんがBLOODを捜索してるの‼‼‼私が・・・」

華凛「言わなくていいよ・・・」

刃「おぉ・・・意外なところから・・・」

華凛「あなたはそうやって私達が来るまでの時間を稼いだ・・・それで充分」

坂城「あったぞ、ICカード」

唯「レンさん‼‼‼今すぐそこへ行きますので持たせて下さい‼‼‼‼‼」

赤羽「来なくていい・・・僕1人でやりたい」

進也「そういうわけにはいきません、作戦なんで俺が今からそこへ向かいます」

赤羽「・・・・・・好きにしなよ」






ロック「ほぉ・・・貴様らだったか」

坂城「テメェはさっきの‼‼‼」

唯「レンさんに負けた銃使い・・・」







数十分前、赤羽レンvs部下ロック


ロック「悪ぃな」

スパーク‼‼‼‼‼‼‼‼‼


唯「レンさん‼‼‼‼‼」

ロック「テメェに興味はねえ・・・また会うかもな・・・あんたとは」

唯「・・・く・・・」

赤羽「君・・・中々面白いね」

ロック「な・・・」

赤羽「でも僕の敵じゃないな」

ガッ


ロック「う・・・」

ドサ


唯「御無事で何よりです‼‼‼」

赤羽「君もまだまだだね、僕の力を分かって無い」

唯「すいません・・・ヘリは手配してあります」

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最終更新:2013年03月05日 19:00