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47話「逃亡」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


坂城「部屋が丸ごと・・・消えた」

刃「何て攻撃だ・・・」

フーズ「・・・ちぃ・・・・・・・・・」

唯「もう立ち上がる力も・・・残って無いでしょう」

刃「あれ、シンは?」

進也「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ここ」

坂城「大丈夫か‼‼‼?」

進也「うん・・・左右の炎と生光のバランスが合わなくて・・・ぶっ飛んじゃった」

ドサ


刃「おいシン‼」

坂城「生光切れだな・・・気力も体力も残って無かったんだろう」

フーズ「フハハ・・・」

唯「まだ・・・抵抗しますか?」

フーズ「いや・・・この後・・・テメェらと・・・アイスランド兵と戦うのは・・・さすがに・・・不可能だ」

バッ


坂城「逃げたな・・・」

刃「ホントは・・・追いたかったんだけど・・・」

唯「僕たちも限界ですね」

ベル「みんな‼‼‼‼大丈夫‼‼‼‼‼‼?」

坂城「ったり前だ」

刃「あぁ・・・悪ぃ、逃がしちまった」

ベル「とりあえずいいよ・・・あいつが逃げるって事は・・・もう懲りたんだと思う」

ベル「とにかく医療チーム呼んであるからゆっくり休んでね・・・」

坂城「この事・・・国には伝えるのか?」

ベル「うん・・・次からこういう事が無い様に・・・もちろんみんなの事も・・・」

刃「俺たちはさぁ・・・裏企業の者だし・・・出来れば表に名は出さない方がいいんじゃね?」

坂城「その通りだな、悪いが俺達の事は伏せてくれ、そんなに大した事をした覚えはないしな」

唯「レンさんも嫌がると思いますし」

ベル「そっか・・・分かった」









三日後、男部屋


坂城「ふぁ~~~・・・さすがに三日もじっとしてると暇だなぁ」

刃「そうだな、なぁ医者のおっさん、トレーニングしてもいい?」

医者「ダメに決まっているだろう、どれほどの怪我だと思っているんだ」

唯「ただいま帰りました」

医者「何処へ行かれていたのですか‼‼?」

唯「レンさんの個室に・・・」

医者「あなたも自分の怪我が分かっているのですか‼‼?」

刃「あぁ・・・暇だなぁ」

ガバッ


進也「ハァ・・・ハァ・・・ここ・・・何処?」

坂城「アイスランド王宮の客間だ、もう一つは女共が使ってる」

進也「俺・・・何をしてたんだっけ・・・」

刃「お前はフーズを倒した後、倒れたんだ」

進也「そっか・・・みんなありがとう、あいつに勝てたのはみんなが来てくれたからなんだ」

唯「さすがでした、相変わらずお強いんですね」

進也「みんな無事で良かった・・・」

医者「ですから・・・みなさん自分の怪我を・・・」








女部屋


華凛「へぇ・・・理解のある親なのね」

ベル「うん、あんな風に考えてるなんて知らなかった・・・」

雪希「あんな・・・風?」

ベル「人は口より目だっていうのは昔から言ってたけど・・・」

華凛「悪いんだけど・・・あの人たちをここに呼んでくれる?」

ベル「いいけど・・・何で?」

華凛「玲斗様が会いたがってるから・・・」








華凛?「おや・・・この体・・・随分と疲労していますね」

ベル「ど・・・どどどどうしたの‼‼?」

雪希「星川・・・玲斗」

華凛(玲斗)「えぇ、あなたには悪い事をしましたね、玉森雪希さん」

進也「華凛・・・じゃなくて玲斗・・・だよね」

華凛「私です・・・あなた方も随分お疲れの様ですね、車椅子と松葉杖とは」

坂城「そういうお前・・・じゃなくて華凛もだけどな」

華凛「あなたがアイスランド王女、噂には聞いていましたよ・・・雪国には活発で可愛らしい王女がいると」

ベル「ど・・・どういう事?」

坂城「星川玲斗っていうプリズム・フォールに捕まっている囚人が華凛に憑依しているんだ」

刃「あれ、でも今回・・・見た目は華凛だな」

坂城「その方が都合がいいと言っていたが・・・」

唯「都合?」

華凛「説明致しましょう、全身憑依と精神憑依という二種類があるのです、それぞれ一長一短ですがね」

進也「どう・・・違うの?」

華凛「全身憑依だと気力消耗が激しい、ダメージを受けるのも私だ」

華凛「その代わり攻撃も私自身の体で戦える為、ほぼ私が戦っているのと変わらない」

唯「なるほど・・・精神憑依っていうのはどう違うんですか?」

華凛「簡単に言えば精神のみ私なのでこの子の体だ、ダメージを受けるのもこの子という事になる」

華凛「しかも彼女の腕力で戦う事になる為、要するに私がこの子の体を操っているのと同じだ」

刃「ただし、気力の消耗は小さいから長時間憑依していられるってわけだ」

華凛「そういう事です」

雪希「で・・・でも・・・珍しいね・・・そっちから話したいなんて」

華凛「ほぉ・・・年下なのに私に恐れる事無く話しかけて来るとは・・・」

刃「雪希はそういうのあんま気にしなさそうだもんな♪」

雪希「そ・・・そういう問題じゃ・・・」

華凛「暇つぶしですよ・・・あの監獄では牢屋で目や口、耳を塞がれている為話したりする事は出来ないのですよ」

坂城「それ程の事をテメェは今までやって来たって事なんだぞ」

華凛「まあ待っていなさい・・・神崎進也」

進也「な・・・何を‼‼?」

華凛「あなたの体に憑依する時を・・・」

進也「お・・・俺の幹部になってまだそんな事言うの‼?」

華凛「幹部?・・・クフフ・・・そんな理由で私を止められるとでも?」

刃「そういうのあんま気にしなさそうだもんな♪」

坂城「若月・・・そのフレーズ気に入ってんのか・・・」

華凛「そして・・・佐久間唯、赤羽レンに伝言を頼みたい」

唯「な・・・何でしょうか」

華凛「今度は神崎進也の肉体で対戦してあげますよと・・・お伝え下さい」

唯「え・・・」

進也「は‼‼‼?」

華凛「とにかく・・・その時までこの子の体・・・大切に扱って下さいね・・・」

ドサ


刃「玲斗の気配が・・・消えた?」

ベル「な・・・何だったの?」

華凛「うぅ・・・話・・・終わった?」

進也「うん、体大丈夫なの?」

華凛「憑依自体は玲斗様が力を使って行っているから私には影響無いの」

ベル「みんな・・・今回の件は感謝してもし切れない・・・」

坂城「そういうのやめろって、俺たちは好きに戦っただけで感謝されるような覚えはねえ」

刃「ま、ダチ助けんのは当たり前の事だろ♪」

雪希「ボスの命令聞いただけだから」

華凛「私も」

唯「ま、レンさんも戦ってたんで、その補助しただけです」

進也「また連絡してよ、俺たちは今から帰るけど、いつでも頼ってくれていいんだよ、ベル」

ベル「うん・・・ありがとう、みんな・・・一番心配なのはこれだけの大騒ぎで国連が黙っていてくれるかって事なの・・・」

坂城「なるほどな・・・確かにそいつが厄介だ」

医者「ベル様、でしたら心配ありません・・・つい先ほどカナダ沖にて戦争が起こった様で、そっちの処理で忙しいかと」

刃「・・・・・・・・・アイスランドの言葉読めねえや」

ベル「貸して・・・・・・・・・SEASによる・・・連合船襲撃」

坂城「別の意味での協力って・・・そういう意味だったのか」

ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ


刃「来た来た・・・」

坂城「よぉ審判」

ジョニー「全く・・・勝手に国と関係を持ちやがって・・・とにかく乗れ、ジャパンまで送っていく」

進也「ありがとうございますジョニーさん」

唯「うわー・・・立派なヘリですね」

ジョニー「あぁ・・・平和維持のヘリもショッピングモールのヘリポートに来てたぞ、赤羽レンはそっちに乗っけてくれ」









赤羽「黙りなよ・・・」

ベル「でも・・・お礼・・・」

赤羽「僕は今回・・・何もしてないよ・・・醜態さらしただけさ」

ベル「そんな事ありませんよ・・・だってあなたがいなかったら私・・・フーズに殺されて・・・」

唯「レンさんはそういうの嫌いなんですよ、特に今回敵のボスを討ち取ったのは神崎さんですし」

赤羽「それ以上口を開いたら君も殺すよ」

唯「す・・・すいません」

赤羽「とにかく豪が来たなら帰るよ・・・」

ベル「・・・ありがとう・・・赤羽レンさん、唯君」

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最終更新:2013年03月12日 11:32