翌日、雪希の病室
刃「って訳で・・・俺は負けたんだ・・・」
雪希「不思議ね・・・そこまでして聞きたがってたのに見逃してくれるなんて」
坂城「天鬼一刀流は冴島すら知らなかったんだ・・・そいつは何者だろうな」
レイン「それと昨日、刃を探しに行かせたシンが帰って来ない・・・」
カチャ
裕馬「失礼します、皆さん・・・雨、上がりましたね」
坂城「お、影久んトコの・・・」
レイン「俺が呼んだんだ、ジャパンに来ていると聞いていたんでな」
刃「そうか・・・裕馬だったのか・・・」
レイン「・・・どうした?」
裕馬「・・・?」
刃「昨日俺を襲った奴」
雪希「どういう・・・事?」
裕馬「僕が・・・襲う訳ないじゃないですか‼‼‼」
レイン「似ている・・・ってのが引っ掛かるな・・・どういう事だろうか」
裕馬「関係あるのか分かりませんが・・・昨日医者に行って来たんです」
坂城「何で?」
裕馬「急に吐き気が・・・それで処方して頂いた薬を飲んだら・・・30分程でしょうか・・・意識を失っていたようで・・・」
レイン「何て医者だ」
裕馬「確か・・・箱乃医院とか・・・」
レイン「なるほどな・・・大体状況が掴めて来たぜ・・・恐らく裕馬が飲んだ薬の効力は吐き気を抑えたんじゃない」
雪希「?」
レイン「タイムワープ・・・俺は知り合いにリトルボックスについて研究している奴がいてな」
レイン「同時にそのタイムワープについても研究していたと聞いた気がする・・・」
裕馬「つまり僕は30分間・・・過去か未来へ・・・?」
レイン「その間・・・この世界には未来のお前がこの時代に来ていたと考えられる」
刃「俺が戦ったのは・・・未来の裕馬?・・・そういや確かに赤い生光だったな・・・色々説明がつく」
坂城「じゃあシンが消えたのは?・・・あいつが医者に掛かる訳ねえぞ」
裕馬「うぅん・・・その知り合いの方に聞けば分かるのでは?」
レイン「2年前に会ったっきり一切連絡は取っていない、無理だな」
刃「やべぇなぁ・・・とにかく俺も怪我したのは腕だけだし探して来る」
坂城「俺もだ、あいつは俺が命がけで守ると決めてんだ」
裕馬「僕のせいで事が起こっているので・・・協力します」
レイン「一応本部はここという事で俺は残る、一応その研究者に連絡する事を試みる」
雪希「ごめん・・・私も・・・行きたいんだけど・・・」
レイン「ダメに決まってんだろ」
坂城「ダメだ・・・見つからねえ」
刃「おっかしぃなぁ・・・あいつのいそうな場所は全部行ったんだけど・・・」
裕馬「向こうからも探していると思って山の頂上にも行ってみたんですが・・・」
レイン「俺の方も収穫無しだ、連絡は出来なかった」
雪希「どうしよう・・・」
坂城「薬以外の方法でタイムワープしているとしたら・・・未来のシンが来てる筈じゃねえか‼‼」
レイン「そうだな、ただ裕馬の件を聞くと何年も後から来ている、そう簡単に姿を現すかどうか・・・それに・・・」
刃「30分で戻るんだろ?ならとっくに戻ってるんじゃね?」
裕馬「確かに・・・これで話が元に戻りましたね」
レイン「だな、結局あいつを見つけ出さないと話が進まん」
ドサ
進也(あれ・・・ここ・・・何処?・・・・・・真っ暗だけど・・・)
ガタッ
進也「これって・・・墓?」
①「何者だ・・・貴様」
進也「え・・・えっと・・・ここは・・・何処?」
①「訳の分からん事を‼‼‼‼」
バッ
進也「戦わなきゃいけないのか‼‼‼?」
①「貴様・・・そのリングの紋章がどういう意味か分かるか‼‼‼‼」
進也「意味?・・・ここ・・・街か・・・夜で人が全然いないけど」
②「おい待て」
進也「な・・・何ですか‼‼‼‼?」
②「そいつは俺の部下だ・・・その倉庫で何していた、我らの管轄だ・・・それとお前、下がれ」
①「はい、かしこまりました」
進也「何って・・・気がついたらここにいて・・・」
②「もういい、話さない気なら・・・俺の正体を教えておこう、
ティールファミリーの幹部、ザック」
進也「ティール・・・?」
ザック「お前は
BLOODの紋章をしているのに・・・ティールを知らないとは・・・一緒に来て貰うぞ」
進也「何だか分からないけど・・・そういう訳にはいかない‼‼‼」
ゴクン
ザック「リトルボックスから出て来たそのグローブ・・・そしてその覚醒ドロップ・・・一体・・・」
進也「やるのか?やらないのか?」
ザック「やる」
二刀流・斬波‼‼‼‼‼‼‼‼‼
進也「ち」
JETムーブ
ザック「・・・」
連斬‼‼‼‼‼‼‼‼‼
進也「ハァ・・・ハァ・・・何て速い斬撃だ・・・増殖の生光をそんなに使って・・・なぜ平気で・・・」
ザック「お前は一体・・・・・・まあいい、詳しい事は俺のアジトで教えて貰おう」
ギィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
ザック「・・・誰だ」
?「悪ぃな・・・そいつ・・・うちの関係者なんだ」
進也「・・・ハァ・・・え?」
?「俺もお前が誰だかいまいち分かんねえけど・・・その紋章してる時点で俺は味方だ・・・な♪」
進也「それって・・・」
ザック「俺の剣を軽く受け止めるなど・・・貴様らどういう繋がりで何者だ‼‼‼」
二刀流・斬波‼‼‼‼‼‼‼‼‼
?「天鬼一刀流」
矢吹雪‼‼‼‼‼‼‼‼‼
進也「この・・・技・・・」
ザック「仕方ない、生け捕りしたかったが・・・」
二刀流・帝斬‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
カチャ
ザック「何を出す気だ?」
ゴオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
進也「うわ‼‼‼‼何‼‼‼‼‼?」
?「大嵐って言ってな・・・増殖で増えた水をシャワー状にして上から降らせてる」
?「今日は風が強い・・・威力倍増だ・・・またもにやってもいいが今はあんたの事も知りたい、巻くぞ」
進也「は・・・はい‼‼‼‼‼」
?「この辺まで来ればいい・・・んで・・・名前は?」
進也「神崎・・・進也だけど・・・」
?「そうか、確かにうちのボスとお前は似てる・・・だがそんなに弱くねえ」
進也「し・・・質問してもいいですか?」
?「あぁ、何だ?」
進也「そのブレスレット・・・それに天鬼一刀流・・・刃と・・・どんな関係ですか?」
進也「俺はレ・・・ある人に刃を探す様に頼まれてて・・・」
?「・・・俺が若月刃だが・・・」
進也「な・・・何の冗談を・・・」
?「まあお互いに知らない話は終わりだ・・・とりあえずBLOODのアジトまで連れて行く、話はその後だ」
進也「え‼‼‼?アジト‼‼‼‼‼?」
?「お前・・・一体何者なんだ・・・」
進也「ここって・・・何処なんですか?」
?「ここは鶴丘山だ、さっきまでいたのは天心って町だ」
進也「ウソ・・・鶴丘山・・・」
?「どうした?」
進也「鶴丘山ってこんなに木生えて無かった・・・どういう事だ・・・?」
?「お前鶴丘知ってんのか・・・なら知事が変わるってのも知ってるよな」
進也「知事って・・・三日前に変わったんですよね」
?「お前・・・何言ってんだ?・・・見ろよ、鶴丘新聞」
進也「2060年‼‼‼‼‼‼‼‼‼?」
?「・・・お前どうした・・・そりゃそうだろ」
進也「えっと・・・じゃあ俺って今・・・タイムワープしてるのか・・・ここは10年後の世界・・・」
?「・・・・・・お前・・・2050年から来たと?」
進也「そうかもしれないです・・・あ・・・じゃあまさか・・・この時代の刃‼‼‼‼‼‼?」
刃(10年後)「だからそう言って・・・・・・お前・・・10年若返ったシンって事か‼‼‼‼‼」
進也「そうだよ‼‼‼‼‼これで繋がった、でも何で俺この時代に・・・?」
刃「タイムワープとかそういうのって理屈じゃ分かんねえよ、とにかくこの時代、シンが生きてるとなれば大問題だ」
刃「こりゃ野宿してる場合じゃねえな・・・さっさとアジトへ向かうしかねえ」
進也「え?・・・この時代の俺・・・死んでんの?」
刃「え・・・あ・・・まぁな・・・」
進也「マジかよ」
刃「でも大丈夫さ、お前今これを知ったなら・・・過去に戻って、未来を変えればいいんだ」
進也「そうだね・・・何か・・・刃と話してるみたいだ」
刃「だって俺、刃だからな」
最終更新:2013年03月13日 18:47