※ここには漫画『ONE PIECE』の最新話の内容を含むネタバレ考察が書かれています。ネタバレが嫌いな方はここより下の内容を読まないでください。
結論から言います。
イム様の正体は「電伝虫(デンデンムシ)」だと考えます。
イム様のシルエットは、でんでん虫=カタツムリの姿を模しています。
カタツムリは「片つむり」であり、作中で片目をつぶる、片目に傷(イレズミ)がある描写が多いのは「電伝虫=カタツムリ=片(目)つむり」というシャレだと考えられます。
この「片つむり」は、なぜか右目をつぶる場合が異常に多いのですが、その理由のひとつについては別に考察します。
根拠は花の部屋でのイム様のシルエットが、横から見た電伝虫に見えること。
イム様が五老星の会話を聞いていて、その会話に介入する描写があること。
イム様も電伝虫も作中最大かつ最重要の謎という共通点があること。
電伝虫は「『ONE PIECE』は電気が存在しない世界なのに「電」の字が使われていること」。
イム様のシルエットでは電伝虫の殻(カラ)がありませんが、実は電伝虫の殻(カラ)は人が付けたものなので、問題ないと考えます。
ちなみにイム様の座る「虚(カラ)の玉座」は「空(カラ→ソラ)の玉座」であり「殻(カラ→カク)の玉座」だと私は考えていますが、それはまた別の項目で。
しらほしの甲殻塔にもつながります。
元の電伝虫は殻を持たないナメクジのような姿なのでしょう。
電伝虫は音声や映像を通信できます。
だから、その電伝虫を統べるイム様は「全世界を盗聴している」と考えます。
しかも、私は「イム様は実は一瞬で世界を滅ぼすこともできるが、ある理由からできるだけこの世界を維持したい。しかしあまりに気に入らないことが起こればこの世界を滅ぼして新世界を創造し直してしまう。だからこの世界と住民達を守りたい五老星は、イム様にばれないようにわざとミスをしたりして住民たちの命と生活を守りつつ、イム様のご機嫌を損ねないように世界を管理してイレギュラーをつぶし続けている」という仮説も考えています。
だからオハラのクローバー博士が消えた王国の名前を言おうとした瞬間に、五老星はクローバー博士を射殺させたのではないかと考えます。
イム様も世界を包む電伝虫によってクローバー博士と五老星の会話を盗聴しており、クローバー博士にこの世界の”ネタばれ”をされたら、怒ってこの世界を滅ぼしてしまうかもしれないので、クローバー博士の口を封じなければならなかった、というのが私の解釈です。
同時に、その名前が人々に広まると、その意識や脳波に反応して、世界に影響が出るからではないかとも考えています。
だからビビやワポルは情報拡散と情報操作ができるモルガンズと一緒に逃げていますし、情報操作で世界を変えうるモルガンズが重要なキャラとして描かれているのでしょう。
(尾田先生のことなので、ビビは実はボボかもしれないとも考えています)
このあたりは、『ONE PIECE』のパクリ作品と考えている『進撃の巨人』の考察ですでに書いていることです。
最近、『ONE PIECE』考察動画をYOUTUBEにUPしている「ドロピザ」さんが、「まだ誰も気づいていない〇〇」というフレーズをよく使うのですが、私の『進撃の巨人』の考察を見たのかもしれません。
たとえばこことか。
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(最終更新日:2015/09/19 (土) )